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【必見】Androidタブレットでもプログラミングは可能? | メリットとデメリットやタブレットの選び方まで解説
- #プログラミングスクール
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「パソコンはないけど、タブレットでプログラミングをしたい」
「タブレットなら持ち運べるから、いつでもプログラミングができる?」
このように考えている人は、多くいます。パソコンは高額かつ持ち運びが不便なので、タブレットを持っているなら代用したいと考えるのは当然です。
結論からいえば、タブレットでもプログラミングはできます。Android・iOSのどちらでも可能です。
ですが、タブレットでのプログラミングには制約があります。パソコンのように、自由にプログラミングはできません。
そこで今回は、「Androidのタブレットでプログラミング」を解説します。プログラミングをするにあたって知っておきたい「タブレットならではのメリット・デメリット」や、「タブレットの選び方」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
特に、タブレットを買ったはいいものの、使わずに眠っている人は必見です。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
Androidのタブレットでもプログラミングはできる
タブレットといえば、スマートフォンとパソコンのちょうど中間に位置する存在です。最も有名なのはiPadですが、Androidでも数多くの機種が登場しています。iPadと比べて安価なため、購入している人も多いでしょう。
そんなAndroidタブレットは、もちろんプログラミングもできます。ただし以下のような特徴があります。
- 簡単なプログラミングなら可能
- プログラミングの学習の方が向いている
- 本格的にプログラミングをするならパソコン
簡単なプログラミングなら可能
Androidのタブレットは、簡単なプログラミングなら可能です。タブレット用のプログラミングアプリを使えば、基本的なコードを書いたり実行したりできます。
スマートフォンやタブレット向けの簡単なアプリ開発なら、問題なく可能です。ただし複雑な内容だったり、アプリの規模が大きかったりする場合はできません。
タブレットでできるのは、簡単なプログラミングのみと認識しておきましょう。
プログラミングの学習の方が向いている
タブレットは、Android・iOS問わず、エンタメ消費に最も適したデバイスです。そのため、プログラミングをするよりもプログラミングの学習に適しています。学習用のアプリも多数提供されているのもあって、どこでも手軽にプログラミングを学習できます。
例えば、Progateやドットインストールといったアプリを使えば、基礎から応用までのプログラミングスキルを習得可能です。持ち運べるので、隙間時間を有効活用できるでしょう。
本格的にプログラミングをするならパソコン
本格的にプログラミングをするなら、Androidタブレットでは力不足です。パソコンが必要になります。より高度な開発環境を整えやすく、複雑なプロジェクトにも対応できるためです。
例えば、大規模なアプリケーションの開発やデータ分析、ゲーム開発などをする際には、高性能なパソコンと専用の開発ツールが必要になります。本格的にプログラミングをするのなら、パソコンの導入を視野に入れた方が良いでしょう。
Androidのタブレットでプログラミングをするメリット3選
プログラミングはパソコンが最適ですが、Androidのタブレットでするメリットもあります。特に以下の3点は、パソコンにはない魅力です。
- 直感的に操作しやすい
- 持ち運びできるためどこでもプログラミングできる
- パソコンと比べてコストが安い
直感的に操作しやすい
Androidのタブレットを使ったプログラミングは、直感的に操作しやすい特徴があります。指で画面をタッチするだけで操作できるためです。パソコンのようにマウスを動かしたり、キーボードを打ったりする必要がありません。
タップやスワイプで簡単にコードを編集したり実行したりできるため、初心者でもすぐに使いこなせるでしょう。パソコンでは体験できないメリットです。
持ち運びできるためどこでもプログラミングできる
Androidのタブレットとパソコンとの大きな違いは、持ち運びが便利かどうかです。ノートパソコンでも持ち運べますが、重さと取り回しの良さではタブレットに敵いません。
鞄からノートパソコンを出して、机や膝の上に置いてプログラミングをするのは、やはりどうしても手間がかかります。一方、Androidタブレットなら、鞄から取り出すだけです。スマートフォンと同じ感覚で使えます。
通勤中はもちろん、カフェや自宅のどこでもプログラミングが可能です。隙間時間を有効活用し、効率的にスキルアップもできるでしょう。
パソコンと比べてコストが安い
Androidのタブレットは、パソコンと比べてコストが安いという特徴があります。一方のiPadシリーズは、性能は良いものの高額な点がデメリットです。リセールが高い特徴はありますが、始めるのなら初期コストを抑えたいもの。Androidタブレットは、そうした人にとってピッタリです。
特に、学生や予算が限られている人にとって、比較的安価なAndroidタブレットを使ってプログラミングを始められる点は、大きなメリットといえます。経済的な負担を抑えつつ、慣れてきたらパソコンを買うといった方法を取れるのも、Androidタブレットならではのメリットです。
Androidのタブレットでプログラミングをするデメリット2選
Androidタブレットでのプログラミングはメリットが多い反面、デメリットもあります。特に以下の2点は重要なので、注意しましょう。
- 簡単なものしか作れない
- パソコンと比べると操作性が落ちる
簡単なものしか作れない
Androidのタブレットでは、簡単なプログラムしか作れません。タブレットの処理能力や、ツールの開発環境が限定されているからです。そのため、複雑なプログラムや大規模なプロジェクトには対応できません。
プログラミングをするにあたって必要になる開発ツールや実行環境の準備も考えると、パソコンが最適解になります。
本格的なプログラミングを考えている人は、パソコンを買う方が良いでしょう。
パソコンと比べると操作性が落ちる
Androidのタブレットは、パソコンに比べて操作性が劣る点もデメリットです。特に大きいのが、画面サイズ。細かい操作や長時間の作業に向いていません。また、コードの編集やデバッグ作業は、キーボードとマウスを使ったほうが効率的です。
プログラミング時はWebサイトを見ながらコードを書くケースもあるため、タブレットだけでは臨機応変に対応できないというのもあります。
長時間の作業や複雑な操作を行う際には、パソコンの方が適しているのです。
プログラミングにオススメのAndroidタブレットの選び方4選
Androidタブレットは、簡単なプログラミングや学習に向いています。日常的に使う場合は、以下の4つのポイントを意識して選んでみましょう。
- ディスプレイサイズをチェックする
- 重さをチェックする
- 価格をチェックする
- バッテリー稼働時間をチェックする
ディスプレイサイズをチェックする
Androidのタブレット選びにおいて、ディスプレイサイズは非常に重要です。以下のサイズがありますが、基本的に大きなものを選びましょう。
- 7インチ
- 8インチ
- 10インチ
- 12インチ
オススメは10インチです。コードを書く際に視認性が高く、長時間の作業でも目の疲れを軽減できます。持ち運ぶのにもちょうど良いサイズです。12インチ以上になると気軽に持ち運びにくくなるため、タブレットのメリットがなくなってしまいます。
ディスプレイサイズは実際に触ってみるのが1番なので、家電量販店で手に取ってみましょう。
重さをチェックする
Androidタブレットは持ち運べるのがメリットなので、重さも重要なポイントです。なるべく500g以下のタブレットを選びましょう。鞄に入れても負担が少なく、移動中でも快適に使用できます。
軽いものであればあるほど、場所を選ばずにプログラミングの学習や作業ができるようになります。長時間持つことを想定して、なるべく軽いものを選ぶようにしましょう。
価格をチェックする
タブレット選びでは、価格も重要なポイントです。予算を決めておいて、コストパフォーマンスの高いモデルを見つけましょう。プログラミングは、3万円以下のエントリーモデルでも可能です。ハイクラスのモデルを買う必要はありません。
特にAndroidは、安いものから高いものまでピンキリです。価格で迷った場合は、SamsungやXiaomiなど、有名なメーカーかどうかもチェックしておくと良いでしょう。
バッテリー稼働時間をチェックする
Androidタブレット選びでは、バッテリーの稼働時間も重要です。作業がどれだけできるかに大きく影響します。スマートフォンをイメージするとわかりやすいでしょう。
バッテリーの稼働時間が短いと、せっかく持ち歩いても途中でバッテリーが切れて使えなくなる可能性があります。持ち物を軽くしたのに、モバイルバッテリーや充電機器を持っていては、意味がありませんよね。
なるべく10時間以上の稼働時間が理想です。外出先でも安心して、プログラミングができるでしょう。
Androidのタブレットはプログラミング学習で使う方法がオススメ
Androidのタブレットでもプログラミングはできます。ただし簡単なプログラムやアプリケーション開発しかできないので、本格的にするならパソコンは必須です。気軽に持ち運べたり、コストが安かったりとタブレットならではのメリットに魅力を感じたら、試してみましょう。使わずに眠っているタブレットがあるのなら、それを使ってみるのもオススメです。
ただし、Androidタブレットはあくまでもエンタメ消費に特化したガジェットです。パソコンのような働きは、今のところできません。大きな画面を使ってプログラミングの学習をするなど、タブレットならではの部分を活かしていきましょう。
Androidタブレットでのプログラミング学習が難しい場合は、プログラミングスクールを検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
よくある質問
タブレットでプログラミングはできますか?
可能です。ただし、スマートフォン向けのアプリケーション開発のように、比較的簡単なものに限られます。
Androidでプログラミングできる言語は?
Androidのアプリケーション開発で使われるのは、以下の言語です。
- Java
- C++
- Kotlin
- C#
- HTML
- JavaScript
C#に関しては、Xamarinという開発環境を使えば、Androidでも開発できます。
Android Studioで対応している言語は?
統合開発環境である「Android Studio」では、以下の言語に対応しています。
- Java
- Kotlin
- C#
Android向けのアプリケーションを開発する場合、Kotlinがオススメです。
Androidアプリを作るのにオススメの言語は?
Android向けのアプリケーションを作るのなら、以下の言語のどれかを使ってみましょう。
- Java
- Kotlin
- C#
- Python
iOS向けはSwifttといった別の言語になるため、注意が必要です。