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初心者にもアプリ開発は可能?アプリ開発に向けたロードマップ完全版

  • #プログラミング 独学

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アプリはアイディアを形にするのにとても手軽ですし、多くの方が利用する役立つアプリを作ることができればビジネス的にも大きなものになります。

また、誰かのアイディアを形にするために、エンジニアとしてアプリ開発をしたいという方もいらっしゃると思います。

アプリ開発は特別難しいものではありません。

コンピューター言語の基礎であり、比較的修得しやすいHTMLやCSS、JavaScriptを学べば、Webアプリ(Webアプリケーション)はもちろん、スマホアプリも作ることができます。

今回はアプリ開発初心者でも作れる、簡単なアプリの作り方をご紹介しつつ、どのくらいの学習期間があればアプリが作れるのかなどについてお伝えしていきます。

監修者

古里 栄識

クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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はじめに|初心者がスマホアプリを独学で作ることは可能?

最近では、開発に使う言語もモダンで作りやすさを重視した作りになっているため、必要な手順さえ踏めばスマホアプリの開発はプログラミング初心者でも十分可能です。

とはいえ、素地がない状態で全てを独学で学び、アプリを作るというのは、時間が膨大にかかってしまいますし、挫折して計画が頓挫してしまう可能性もあります。

しっかりと学びたい…かつ最短で学びたいというのであれば、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。

費用が発生することはデメリットですが、メリットも大きいです。

ご自身でアプリ開発ができるようになりたいとお考えならば、検討することをおすすめします。

スマホアプリ開発に必要なプログラミング言語

iPhone用のアプリ:Swift言語

iPhone用のアプリはSwiftと呼ばれる言語で開発されます。

Swiftは2014年に発表された比較的新しい言語で、それ以前に発表された他のプログラミング言語が持つ弱点を踏まえて作られているので、安全性が高くスムーズな開発が可能になっています。

Swiftを使うには基本的にはmacOSのPCが必要であり、Xcodeという開発環境をインストール必要があります。(※他にもLinuxにSwiftのツールチェインをインストールする方法もあります。)

Swiftを使うことでiPhone用のアプリ以外にもwatchOSやtvOS、iPadOS向けのアプリケーションも開発することができます。

Android用のアプリ:Kotlin

Android用のアプリはKotlinと呼ばれる言語で開発されます。

2011年にKotlinが発表される以前はAndroid用のアプリはJavaと呼ばれる言語で開発されるのが主流でしたが、KotlinはJavaよりも簡潔さや安全性において優れているので現在はAndroidアプリの開発においてはKotlinが使われることが多くなっています。

KotlinはJava仮想マシン(JVM)上で動き、同じくJVM上で動くJavaとの互換性も確保されています。

Swiftの開発環境は基本的にXcodeだけですが、Kotlinを使う際はIntelliJやAndroid Studioなどから開発環境を選ぶことができます。

クロスプラットフォームフレームワーク

近年、スマホアプリ開発の現場でAndroidとiOS両方の環境下で動かすことのできるクロスプラットフォーム開発が注目されています。

クロスプラットフォーム開発ができる開発環境の代表格には、FlutterやReact Nativeなどがあり、それぞれDart、JavaScriptという言語で開発を行います。

クロスプラットフォーム開発を行うことで、同じアプリを異なるプラットフォームでリリースするためにかかる開発コストや時間を削減することができるので、クロスプラットフォーム開発ができるエンジニアの市場での需要は今後高まっていくと予想されています。

スマホアプリの作り方を8ステップで解説

1、アプリケーションを作る目的を考える(アイデア出し)

アプリ開発にはまず目的を定義する必要があります。

  • なぜアプリを作りたいと思ったのか
  • 想定するユーザーは誰なのか
  • どんな価値を提供したいのか

をはっきりさせていないと、ニーズのないアプリを作ってしまう可能性があります。

2、市場調査をする

自分のアイデアのアプリとしての需要を測るために市場調査をします。

市場調査のやり方にはいろいろありますが、簡単なやり方は自分が作る予定のアプリのキーワードをストアで検索してみることです。

例えば、学習計画をリマインドしてくれるアプリを作りたい場合は「学習 リマインダー」と検索をかけます。

あまりに革新的なアプリアイデアでない限り、実際に需要があるアイデアなら既に先駆者がいて一定のダウンロード数のアプリが複数見つかるはずです。

逆に明らかに革新的なアイデアでないのにダウンロード数が伸びているアプリがないなら、市場で需要がないアイデアの可能性があります。

ある程度ダウンロードされているアプリをインストールしてみて見比べ、レビューを見ることでどういう機能やUIのアプリならユーザーの評価が高いのかを分析し、自分のアプリに必要だと感じた点は積極的に取り込むようにしてみましょう。

3、実装したい機能を考える

次に実装したい機能について考えます。

画面ごとの機能を考え、書き出しておくと後で見返した時に便利です。

例えば、レストランを検索するアプリなら、下記のようなイメージです。

  • ログイン画面
  • ログイン機能
  • サインアップ機能
  • 検索画面
  • キーワード検索機能
  • 検索範囲設定機能
  • 検索結果画面
  • 地図表示機能
  • 検索結果表示機能
  • 店舗名
  • アクセス
  • 店舗ジャンル

4、フローチャートを作成する(設計する)

次にプログラミングのフローチャートを考えます。

先ほど設定した機能を動かすためにどのような順番で処理を行うか、どんな条件下で分岐を行い、分岐先ではそれぞれどのような処理をするのかなどを四角やひし形、矢印などを使って表現します。

こうしておくことで全体の処理が視覚的に確認しやすくなり、開発を進めていくうちにアプリの全体像を見失うことや、機能の抜け漏れが発生することを防ぐことができます。

5、アプリケーションのUIを考える

次にアプリのUI(ユーザーインターフェース)を考えます。

アプリのUI次第でユーザーに与えられる体験の質が大きく変化するので、UIにはこだわってみましょう。

UIを考えるときは、iPhoneとAndroidのデザインガイドラインを参考にしてみると良いでしょう。

6、考えた機能やデザインアイデアを実装する

ここまで開発をスムーズに進めるためのレシピを作ってきました。

次に行っていくのは実際に考えたアイデアの実装です。

一からソースコードを考えて機能を実装することは、ほとんどの人はできないので、Google検索で自分の実装したい内容と近いことをやっているソースコードを検索し、使えそうな部分は組み込みます。

例えば、iOSアプリにカレンダーのライブラリを実装したい時は、「Swift カレンダー ライブラリ」のように必要なキーワードを打ち込んで検索します。

日本語検索でヒットしない時は英語での検索も試してみましょう。

日本よりも英語圏の方がスマホアプリエンジニアの数は多く、情報の量が違います。

また、アップデートが多いSwiftなどの言語では日本語の記事の陳腐化も早く、新しい情報は基本英語圏から先に浸透することが多いので新しく、ニッチな技術について調べるときは英語が読めると便利です。

英語が苦手でも最近はDeepL翻訳などを活用すれば海外の情報でもストレスなく読めるようになっているので活用してみることをお勧めします。

7、リリース

機能を実装し、アプリが完成したらいよいよリリースです。

リリースのためには、AppleとGoogle Playのデベロッパーアカウントに事前に登録しておく必要があります。

作成したアプリをリリースするには、iOSアプリの場合、アプリがAppleの提示した基準を満たしているか審査を受ける必要があります。

Androidアプリの場合はデベロッパーアカウントさえあればiOSアプリほどの審査なしにリリースが可能なのでリリースの難易度は比較的低いです。

どちらのアプリもリリースしてからは登録料を支払う必要があり、AppStoreでは年額99ドル、Google Play Storeでは登録時に25ドルを支払う必要があります。

登録料という面ではiOSアプリの方がよりコストがかかると言えます。

8、レビューを参考にしてアップデートを繰り返す

アプリが完成した後も定期的にレビューを確認して、アップデートを繰り返す必要があります。

スマホアプリにおいては特にSwiftやKotlinのバージョンアップが早くストアに出した際には問題なく動いていたのにバージョンが変わってからはエラーが出るようになることもあります。

アプリを出した後は安心してしまいがちですが、ユーザーの経験を損なわないためにも定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう。

スマホアプリ開発を学びたい人におすすめのプログラミングスクール

GeekSalon(ギークサロン)

GeekSalonは、大学生専用の学生限定のプログラミングスクールで、世代の近い学生同士で切磋琢磨してプログラミングの技術を磨いていける環境が整っています。

GeekSalonでは、アプリの企画から開発、リリースまで一貫して行うことができるので、上記の8ステップを全て網羅しており、確かな実力と自信を身につけることができます。

また、料金も非常にリーズナブルで、他のプログラミングスクールなら数十万円かかる費用を10万円程度に抑えることができます。

もし、あなたが学生で、できるだけ初期費用を抑えてプログラミングを学びたい、学生のうちにプログラミング仲間を作りたいならGeekSalonはおすすめの選択肢と言えるでしょう。

GeekSalonの公式サイトはこちら

SAMURAI ENGINEER(サムライエンジニア)

SAMURAI ENGINEER(サムライエンジニア)は日本初のマンツーマン専門のプログラミングスクールで、専属の講師が最後までサポートしてくれる手厚いサポート体制が特徴です。

また、一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムで学習を進めていくことができるので、スケジュールや理解度に合わせて自分のペースで学習を進めていくことが可能です。

料金はスマートフォンアプリの開発スキルが身につけられるエキスパートコースで594,000円(12週プラン)〜1,287,000円(48週プラン)となっています。

SAMURAI ENGINEER(サムライエンジニア)では、マンツーマンサポートや、オリジナルカリキュラム、いつでも質問ができる環境など初心者が挫折しないような工夫がサポート体制に組み込まれており、学習の最初の段階で挫折せずに確かなスキルを身につけたい方にはおすすめのスクールと言えるでしょう。

SAMURAI ENGINEERの公式サイトはこちら

TechAcademy(テックアカデミー)

TechAcademy(テックアカデミー)は、通過率10%の選考に合格した現役のエンジニアから学べるオンラインに特化したプログラミングスクールです。

また、他スクールと比較して副業案件獲得までのサポートの手厚さに強みを持っており、1ヶ月以内の副業案件の紹介が確約されています。

料金は、スマートフォンアプリの開発ができるiPhoneアプリコースとAndroidアプリコースで174,900円(4週間プラン)〜339,900円(16週間プラン)となっています。

メンターの手厚いサポートのもと実際にオリジナルアプリをリリースまで短期間で到達することができ、副業案件獲得までの可能なので、実際にお金を稼げるまで短期間で到達したいという方にはおすすめのスクールです。

TechAcademyの公式サイトはこちら

iOSアカデミア

iOSアカデミアは日本初のiOSアプリエンジニア専門のオンラインプログラミングスクールです。

カリキュラムも手厚く、基礎学習からオリジナルアプリの開発、就職活動のサポートまでサポートしてくれます。

料金は、99,800円(独自教材を無期限で閲覧できるプラン)〜799,800円(20週間プラン)となっています。

将来はiOSエンジニアとして働きたいと考えている人は、iOSアプリの開発に特化したカリキュラムで最短・最速で転職が狙えるiOSアカデミアをぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか。

iOSアカデミアの公式サイトはこちら

番外編:スマホアプリをノーコードで作る選択肢も

これまで、実際のソースコードを使用してアプリ開発の手法を紹介してきましたが、コードを書かずにUIを配置することで動作するアプリを作ることができるノーコード開発も存在します。

ノーコード開発では、開発環境の設定が不要で、ノーコードプラットフォーム上で開発の全てを行うことができます。

ノーコードプラットフォームとしては、Adalo、Thunkable、AppSheetなどがあります。これらは基本的に無料で利用でき、手軽にアプリ開発を試すことができます。

ノーコード開発の主なメリット

ノーコード開発の主なメリットは、ソースコードの記述にかかる時間を節約でき、それによって素早い開発が可能になることです。

また、プログラミングにおける文法やデータベースなどの専門知識が必要ないため、プログラミング経験がなくても直感的にアプリを開発できます。

ノーコード開発の主なデメリット

ただし、ノーコード開発では使用可能なモジュールが事前に用意されているため、複雑な機能の実装には向いていません。

また、セキュリティの観点から、ノーコードプラットフォームが提供するセキュリティ対策に依存することになり、プラットフォームが攻撃を受けるとアプリケーションも影響を受ける可能性があります。

プログラミングの知識がなくてもアイデアを手軽にアプリに落とし込みたい方にはノーコード開発がおすすめですが、より高度で柔軟な開発を望むか、セキュリティ対策を独自に行いたい場合には、コーディングを使用した開発が適しています。

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