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    【初心者向け】AWS独学にオスススメの本5選 | 本の選び方や本を使うメリットまでわかりやすく解説

    • #プログラミングスクール

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    「自分に合ったAWSの本が見つからない……」

    「AWSを独学してみたいけど、何から始めればいいの?」

    このような悩みを抱えている人は多くいます。実際、書店でAWSを勉強できる本を探そうとしても、種類が多くて迷ってしまいますよね。

    そこで今回は、本を使ってAWSを独学したい人に向けて、「AWSの独学にオススメの本」を紹介します。実際に買う際に活用できる「本の選び方」や「本を使って勉強するメリット」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

    仕事も、働き方も、自分で決められるエンジニアに。 希少型エンジニア育成専門ITスクールRareTECH 公式LINEで資料を受け取る

    AWSを本で独学する前に知っておきたい基礎知識

    AWSは、「Amazon Wed Servis」の略称で、Amazonが提供するクラウドのITプラットフォームのことです。2006年7月に登場して以来、世界中の法人で利用されています。

    そのため、AWSを学ぶメリットは非常に大きく、キャリアの面でも有利になるでしょう。

    AWSの本には2種類ある

    AWSの本を手に取る前に、以下の2種類がある点を覚えておきましょう。

    • 一般向けの入門書
    • エンジニア向けの専門書

    初心者のタメになるのは、一般向けの入門書です。AWSの基礎知識を解説した入門書が多く、「AWSとは何か」「どのようなサービスがあるのか」といった基本的な部分が丁寧に説明されています。まさしく初心者向けです。

    一方のエンジニア向けの専門書は、特定のサービスや機能に特化した内容がほとんどです。EC2、S3、Lambdaといった特定のサービスの使い方を深く掘り下げて解説しているため、ある程度の前提知識を求められます。

    本を独学で使う場合は、自分のレベルや学びたい内容に合わせて、入門書的な本から始めると良いでしょう。

    【初心者向け】AWSの独学にオススメの本5選

    ここからは、AWSの独学でオススメの本を紹介します。どれも図解やイラスト入りでわかりやすいもののため、初心者でも勉強しやすいでしょう。

    図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

    「図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」は、用語解説や図を使った解説が多く、初心者でも非常に使いやすい1冊です。クラウドサービスを全く知らなくても、AWSについて学べる内容になっています。

    AWSの仕組みはもちろん、クラウドとネットワークの基礎技術などが一通り網羅されているため、最初の1冊としてオススメです。

    書籍名

    図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

    著者

    小笠原種高

    出版社

    技術評論社

    発売日

    2019年11月

    AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)

    「AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)」は、AWSの基礎から最新サービスまで網羅している1冊です。フルカラーの図解なため、視覚的にも理解しやすく、初心者でも使いやすいでしょう。

    全3部構成とボリュームもあり、この1冊だけでAWSで必要な知識を一気に身につけられます。AWSの入門書として最適です。

    書籍名

    AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)

    著者

    川畑光平 / 菊地貴彰 / 真中俊輝

    出版社

    SBクリエイティブ

    発売日

    2022年8月

    図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる

    「図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる」は、オールカラーで図解や実際の画面を使いながらAWSの基礎を解説している1冊です。初心者でもつまずかないように、ITの基礎知識についての説明もあるため、初心者でも安心の内容になっています。

    アカウントの作成方法やマネジメントコンソールといった、実践的な面に触れられているのも特徴です。

    書籍名

    図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる

    著者

    NRIネットコム株式会社 / 上野 史瑛 / 小林 恭平 / 尾澤 公亮 / 高梨 友之

    出版社

    SBクリエイティブ

    発売日

    2022年2月

    ゼロからわかる Amazon Web Services超入門 はじめてのクラウド かんたんIT基礎講座

    「ゼロからわかる Amazon Web Services超入門 はじめてのクラウド かんたんIT基礎講座」は、AWSの基本概念はもちろん、EC2やS3といった重要サービスの使い方まで体系的に解説している1冊です。

    サーバーやネットワークを知らない初心者でもわかりやすいように、図解や表が多く使われている点が魅力となっています。

    ApacheやPHP、WordPressといったツールの導入法も掲載されているため、ブログなどを使ってAWSを勉強したい人にもオススメです。

    書籍名

    ゼロからわかる Amazon Web Services超入門 はじめてのクラウド かんたんIT基礎講座

    著者

    大澤文孝

    出版社

    技術評論社

    発売日

    2019年6月

    Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂4版

    「Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂4版」は、AWSを使ってネットワーク環境の構築や、Webサーバーの構築などをしたい人向けの1冊です。将来的にネットワークエンジニアやサーバーエンジニアを目指すなら、ぜひ手に取りたい内容が掲載されています。

    AWSを利用したインフラ構築の基礎知識を身につけたい人や、具体的な構築方法を学びたい人にオススメです。

    書籍名

    Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂4版

    著者

    大澤 文孝 / 玉川 憲 / 片山 暁雄 / 今井 雄太 

    出版社

    日経BP

    発売日

    2023年5月

    AWSの独学に活用できる本の選び方4選

    AWSを解説した本は、様々な出版社から出ています。その中から独学に使える本を選ぶ際は、以下のポイントを意識するようにしましょう。

    • 自分に合ったレベルの本を選ぶ
    • 新しい情報が掲載されている本を選ぶ
    • 口コミや評判をチェックする
    • やりたいことに合わせて選ぶ

    自分に合ったレベルの本を選ぶ

    AWSの本を選ぶうえで、最も意識したいのは「自分のレベルに合っているかどうか」です。レベルに合わない本を選ぶと、独学を思うように進められない可能性があります。

    例えば、レベルが低い本を選んでしまうと、内容が簡単すぎて物足りなく感じてしまうかもしれません。一方で、レベルが高い本を選んでしまうと、専門用語が多くて理解が難しく、挫折してしまうなんてことも。

    そのため、自分のレベルに合った内容かどうかは非常に重要です。購入前は書店などで手に取ってみて、内容を見るようにしましょう。

    新しい情報が掲載されている本を選ぶ

    AWSは日々進化しているサービスです。AWSの公式サイトでは、常に公式ドキュメントが更新されています。そのため、本を選ぶ場合も最新の情報が掲載されているかどうかが重要になります。

    古い情報が掲載されている本を選んでしまうと、最新のサービスや機能について学べず、効率的な学習ができません。普遍的に変わらない情報なら問題ありませんが、最新技術の場合、大きな遅れになります。

    本を購入する際は、出版日や対応しているAWSのバージョンを確認するようにしましょう。

    口コミや評判をチェックする

    本を購入する前に、Amazonなどで口コミや評判をチェックする方法もオススメです。レビューを見れば、本の内容や難易度、わかりやすさなどを事前に把握できます。購入前の参考になるでしょう。

    また、IT系のコミュニティやブログで、本の紹介記事を探してみるのもオススメです。専門家から見た本の評価なので、レビューや口コミからは違った視点で内容の判断ができます。

    やりたいことに合わせて選ぶ

    本を選ぶ際は、AWSを使って何を達成したいかを明確にしておくようにしましょう。目的に合った本を選べば、効率的に学習できるためです。

    例えば、AWSを使ったウェブアプリケーション開発に興味があるなら、その分野に特化した本を選ぶようにしてください。モチベーションを維持しやすくなります。

    AWSを本を使って独学する3つのメリット

    AWSは本以外にも様々な学習方法があります。その中から本を使って学習する場合、以下のメリットを得られます。

    • 体系的に学習できる
    • 自分のペースで学習できる
    • 手書きのメモを書き込める

    体系的に学習できる

    AWSを本で学ぶ最大のメリットは、体系的に学習できる点です。書籍は内容が整理されているため、初心者でも順序立てて知識を深められます。最初のページから読み進めれば、自然と知識を深めていける構成です。

    例えば、AWSの基礎から応用まで一貫して学べる本の場合、無駄なく効果的に学習が進められるようになっています。基礎的な能力を身につけるうえで、本を使っての学習は大きな効果があるといえるでしょう。

    自分のペースで学習できる

    AWSを本で学ぶもう1つのメリットは、自分のペースで学習できる点です。時間や場所に縛られず、自分が理解しやすいスピードで進められるため、無理なく続けられます。電子書籍を使えば、隙間時間も活用可能です。

    仕事で忙しい人でも無理なく学習を続けられ、ライフスタイルに合わせた学習ができるでしょう。

    手書きのメモを書き込める

    本での学習には、手書きのメモを書き込めるというメリットもあります。自分の考えや疑問をすぐに記録でき、理解を深められます。書き込むことで頭の中が自然と整理されるためです。

    例えば、重要なポイントに自分なりのメモを追加しておけば、復習時に役立つノートにもなります。近年は電子書籍でも書き込めるタイプがあるので、そちらを利用するのも良いでしょう。

    AWSの独学で本を使うなら自分のレベルに合った本を選ぼう

    AWSの独学で本を使う場合、自分に合った本を選ぶようにしましょう。簡単すぎたり難しすぎたりすると、モチベーションを維持できない可能性があります。初心者の人は、今回紹介した本を参考にして、勉強しやすい本を手に取ってみてくださいね。

    もし、本を使っての独学が難しいという人は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。

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    良くある質問

    AWSの何が凄いのか?

    AWSは、以下の点で凄いといわれています。

    • すぐに始められる
    • コストを削減できる
    • 高性能である
    • 拡張性が高い
    • セキュリティが高い
    • 他の業務にリソースを割ける
    • 日本語でのサポートをいつでも受けられる

    多くの企業が導入しているのも頷けます。

    AWSの総額はいくらですか?

    AWSは、2022年10月に日本への投資総額を公表しています。それによると、21年に開設した大阪リージョンへの設備・運用投資の総額は、11年~22年までで計1兆3510億円程度になる見通しです。2022年丹念で見ても、3480億円になります。

    日本にも多額の設備投資をしているのです。

    AWSの日本での拠点はどこですか?

    2024年現在、AWSの日本拠点は、東京と大阪の2ヶ所です。双方ともAWSアジアパシフィックリージョンに属しており、日本だけでなくアジア全域へのサービスが展開されています。

    AWSの弱点は何ですか?

    AWSはサービスが豊富なため、情報が非常に多いという弱点があります。1日10個近い最新情報の更新があるため、情報のキャッチアップが難しいのです。

    また、AWS内のサービスを組み合わせて使う中で、拡張性が損なわれたり、通信障害が発生したりといったケースにも注意しなければいけません。

    どちらもサービスが豊富だからこそ起こる弱点です。

    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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