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【初心者必見】誰でもできるC言語の学び方 | 挫折しない4つのポイント
- #プログラミングスクール
更新
「C言語って良く聞くけど、どんな学び方があるの?」
「C言語を習得してプログラマーになりたいけど、勉強方法がわからない」
このように悩んでいる人は多くいます。C言語は、OSやハードウェアの制御、さらには高性能なアプリケーション開発に至るまで、幅広く利用されている言語です。習得するメリットは非常に大きいでしょう。
一方で、難しい言語でもあります。多くの初心者がC言語に挑戦し、途中で挫折してしまうケースは少なくありません。
そこで今回は、初心者の人に向けて「C言語の学び方」を解説します。その他、「オススメの学習方法」や「挫折しないポイント」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
C言語とは幅広い開発で使用されるプログラミング言語
C言語の学び方を知る前に、まずはどのような言語なのか、以下の点から見ていきましょう。
- OSを理解しやすくなる
- IT業界の中でも需要が非常に高い
- 多言語を学習しやすくなる
OSを理解しやすくなる
C言語は、OS(オペレーティングシステム)の開発にも使われている言語です。OSとは、パソコンやスマートフォンなどの基本的な動作を支えるソフトウェアのこと。以下を見ればわかりやすいでしょう。
- Windows
- Mac OS
- Linux
このように、私たちが普段使っているパソコンにとって、非常に重要な言語です。人によっては、C言語で新しいOSを作るケースもあるほど、親和性があります。
C言語でOSを学べば、コンピューターの仕組みをより深く理解できるでしょう。
IT業界の中でも需要が非常に高い
C言語は、IT業界の中でも需要の高いスキルです。以下のように、様々な現場で利用されています。
- AI
- IoT
- ゲーム開発
- Webエンジニア
- 組み込みエンジニア
これら以外でも、様々な職種や現場で C言語 のスキルを求められます。C言語をマスターすれば、就職や転職の選択肢が広がり、キャリアアップを目指しやすくなるでしょう。
多言語を学習しやすくなる
C言語は、非常に歴史が古い言語です。そのため、C言語をベースに作られたC++やC#といった言語や、JavaやPythonといった他の言語にも使える基礎が含まれています。
学習する過程で、論理的思考力や問題解決能力も養えるため、他の言語を習得する際にも大きく役立つでしょう。
【準備編】C言語の学習を始めるための4つのステップ
C言語の学習は、1つずつ段階を踏んでレベルアップしていく方法がオススメです。以下の方法で進めてみましょう。
- 必要な環境を整える
- 基礎知識を身につける
- 実際にコードを書いてみる
- 実践で経験を積む
Step1.必要な環境を整える
C言語を学ぶにあたって、まずは必要な環境を整えましょう。プログラミング環境が整っていないと学習をスムーズに進められないためです。
以下を例に、パソコンと開発環境(IDE)と呼ばれるツールを揃えてください。
- パソコン:WindowsやMac、Linuxなど
- 開発環境(IDE):Visual Studio CodeやCodeLiteなど
開発環境は、無料で使いやすいツールが人気です。エラーの少ない安定した環境を作り、効率的にスキルを習得できるようにしましょう。
Step2.基礎知識を身につける
C言語の学習では、基礎知識を身につけることが何よりも大切です。基礎を理解できていなければ、応用まで学習を進められません。特に、以下の基本的な概念は必ず身につけておきたい部分です。
- 変数
- データ型
- 制御構文
C言語の基本をしっかりと理解したうえで、次のステップに進みましょう。スポーツや芸術と同じように、C言語も基礎が重要です。まずは基礎を固めて、より深い領域まで学べるようにしましょう。
Step3.実際にコードを書いてみる
ある程度の基礎知識を身につけら得たら、実際にコードを書いてみましょう。理論だけでは理解を深められないためです。手を動かしてみることで、大きな経験にもなります。
オススメは、簡単なプログラムを書いて、自分で動作を確認する方法です。実際のプログラミングの感覚を掴めるのはもちろん、エラーの原因を理解しやすくなります。
実践を通じて経験を積み、スキルが向上していきましょう。机に向かうだけではなくなるので、学習のモチベーションも維持できますよ。
Step4.実践で経験を積む
実際にコードを書いてみるのにも慣れてきたら、いよいよ実践で経験を積んでいきましょう。実際のプロジェクトを通じて学ぶ内容は、非常に大きいためです。実践に勝る経験はありません。
例えば、簡単なアプリケーションやゲームを作成するといった方法があります。学んだ知識を実際に応用する機会を得られ、問題解決能力も高められます。完成物をポートフォリオとしても使えるメリットもあります。
実践的な経験を積んでC言語の理解を深め、より高度なプログラミングに挑戦していきましょう
【学習を深める】C言語をスキルアップできる3つの方法
C言語を習得する際、意識したいのが「どう学ぶか」です。ここからは、スキルアップする方法として、以下の3つを紹介します。自分に合った方法で学習しましょう。
- 独学でじっくり学習
- 学習サイトを使って効率的に学習
- プログラミングスクールに通う
独学でじっくり学習
1人で黙々と勉強するのが好きな人は、独学での学習がオススメです。自分のペースで学習できるため、じっくりと理解しながら進めていけます。
近年は書籍やYouTubeなどで、C言語を解説しているツールが多くあります。それらを活用すれば、無料でC言語を習得できるでしょう。
ただし、独学は挫折しやすい学び方です。特にC言語は難しい言語とも言われているので、計画的な学習スケジュールが必須になる点には注意しましょう。
なお、C言語をオンラインで学習する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
学習サイトを使って効率的に学習
C言語を学ぶ方法として、学習サイトもオススメです。体系的なカリキュラムと豊富なリソースによって、効果的に学べます。インターネットにさえ繋がれば、通勤時間や隙間時間も学習する時間に充てられる点がメリットです。
学習サイトには様々なサービスがありますが、代表的なのは以下の2つになります。
- Udemy
- Progate
これらを利用すると、動画や練習問題を通じて実践的に学べます。独学よりも効率的にスキルを習得でき、短期間でレベルアップできるでしょう。
プログラミングスクールに通う
C言語を学ぶために、プログラミングスクールに通う方法もオススメです。大きなコストがかかるものの、専門のプロ講師から直接指導を受けられるメリットがあります。就職や転職サポートを受けられれば、キャリアチェンジにも有益です。
特に、質問や疑問をその場で解決できる点は非常に大きく、学習効率が大きく向上します。即戦力となるスキルが身につけるなら、プログラミングスクールはオススメの方法です。
C言語の学習で挫折しないための4つのポイント
C言語は非常に難しい言語なため、挫折してしまう可能性があります。学ぶ際は、以下のポイントを意識して挫折しないようにしましょう。
- 小さな目標を設定する
- わからないことはすぐに調べる
- 毎日少しでも継続して学習する
- アウトプットしてフィードバックを得る
小さな目標を設定する
C言語を学ぶ際は、小さな目標を設定するようにしましょう。つい大きな目標を立てたくなりますが、大きすぎると挫折しやすくなってしまいます。誰しも、いきなりフルマラソンを走れと言われても、しんどいもの。まずは短い距離から慣れていくのと同じです。
以下のように達成しやすい目標を立てていきましょう。
- 毎日1時間勉強する
- 週に1つプログラムを完成させる
小さな目標を立てることで達成感を得やすく、モチベーションを保ちやすくなるメリットがあります。PRGゲームのように少しずつレベルアップし、最終目標を達成できるようにしましょう。
わからないことはすぐに調べる
学ぶ中でわからない部分が出てきたら、すぐに調べるようにしましょう。疑問を放置すると理解が進まなくなる可能性があるためです。
オススメの方法は、以下の2つになります。
- Googleで検索する
- プログラミング関連のフォーラムやQ&Aサイトを使う
疑問点を解消すれば、それだけ理解が深まります。結果として、学習効率の向上にも期待できるでしょう。
毎日少しでも継続して学習する
C言語を学ぶ際は、毎日少しでも継続して学習しましょう。継続的な学習が、スキルの定着に最も繋がる方法のためです。
例えば、1日30分でも学習時間を確保し、日々プログラミングに触れるようにしてください。苦手意識がなくなり、プログラミングを習慣化できます。学習内容も少しずつ身についていくでしょう。
アウトプットしてフィードバックを得る
知識やスキルをインプットできたら、次はアウトプットをしてフィードバックを得てみましょう。身につけたスキルを実際に使うことで、初めて理解が深まります。
例えば、学んだ内容を使ってプログラムを作成し、友人やオンラインコミュニティでコードを共有するといった方法があります。自分の理解度を確認でき、さらなる改善点が見つけられるでしょう。
アウトプットは様々な場所でできるので、SNSなどを活用し積極的に公開していってください。
C言語の学び方は基本に忠実が最も堅実で効率的
C言語は幅広い開発で使用され、IT業界でも非常に需要の高いプログラミング言語です。基本を意識して継続的に学習すれば、他のプログラミング言語もスムーズに習得できるようになるでしょう。
今回紹介した学習手順や学習方法、挫折しないためのポイントはどれも重要なものばかりです。自分に合った方法を選んで、実践してみてくださいね。
もしC言語を1人で習得するのが難しい場合は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
よくある質問
C言語を独学で勉強するにはどれくらいの時間が必要ですか?
プログラミング経験のあるなしによって大きくかわります。
- 未経験の場合:200時間~250時間
- 経験者の場合:50時間~100時間
約1年が必要だと認識しておきましょう。
C言語の学習難易度は?
C言語の学習難易度は、他の言語に比べて高い傾向にあります。ポインタや配列、構造体といった概念が難しいためです。
また、人間よりも機械に近い言語なため、ソースコードを読みにくいという点も理由として挙げられます。
C言語とJavaのどちらが難しいのですか?
Javaの方が難しい傾向にあります。C言語と違い、Javaはオブジェクト指向の原則やJava特有のクラスライブラリの活用方法を習得する必要があるためです。
初心者の人は、まずC言語を習得し、そのうえでJavaに挑戦した方が良いでしょう。
C言語の欠点はなんですか?
以下の3つの欠点があります。
- 学習コストが高い
- オブジェクト指向で書けない
- Webアプリやスマホアプリ開発では使われにくい
C言語は汎用性が高いからこそ、様々な開発現場で活用されています。一方で、他に使いやすい言語があれば、選ばれないケースもある点には注意しましょう。