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【初心者向け】子供向けプログラミング言語の選び方完全ガイド!学習成功のポイントまで徹底解説
- #プログラミングスクール
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「子供向けのプログラミング言語ってあるの?」
「子供にプログラミング言語を学ばせたいけど、難しそう」
プログラミングが授業として提供され始めた今、このような悩みを持っている人は多くいます。実際、勉強するとなると、どのプログラミング言語を選べばいいのか迷ってしまうのも事実です。
プログラミングは、子供の論理的思考力や創造力を育む素晴らしいツールの1つ。ですが、選び方を間違えると子供の興味がなくなってしまう可能性があります。
そこで今回は、「子供向けプログラミング言語」を紹介します。その他、「プログラミング学習を成功させるポイント」や「プログラミング言語の選び方」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
プログラミングは子供の創造性を広げる魔法のツール
プログラミングは、学校教育でも取り入れられるほど注目を集めているツールの1つです。習得することで、子供の創造性を大きく広げられます。特に以下の3つのメリットは、子供だけでなく大人になってからでもメリットがあります。
- 論理的思考力や想像力を伸ばせる
- キーボードタイピングを身につけられる
- 職業選択の幅を広げられる
論理的思考力や想像力を伸ばせる
プログラミングは、論理的に考える力を養うのに最適なツールです。課題を解決するためにどうすれば良いかを考え、順序立ててプログラムしていく中で、論理的思考力が自然と身につきます。
また、プログラミングでは自分の思い描いたものを形にするために、様々なパターンを想像して考えます。論理的な思考力はもちろん、想像力も鍛えられるでしょう。
キーボードタイピングを身につけられる
プログラミングにはキーボードのタイピングが欠かせません。学習する中で自然とキーボードタイピングのスキルが身についていきます。将来パソコンを使ううえで、大きく役立つでしょう。
近年はスマートフォンやタブレットの登場により、タイピングができない学生も増えています。キーボードタイピングができるのは、それだけでプラスの評価を得られる可能性があります。損のないスキルといえるでしょう。
職業選択の幅を広げられる
IT技術の発展に伴い、プログラミングスキルを活かせる職業が増えています。Webデザイナーやアプリ開発者、ゲームクリエイターなど、身につけているだけで将来の選択肢を広げられます。職業選択の自由度が上がるという面でも、プログラミングの学習は非常に有益です。
さらに、プログラミングを学習する中で身につけられる論理的思考力や問題解決力は、どんな仕事でも求められるスキルでもあります。IT以外の業種でも活躍できる能力を習得できる点は、プログラミングならではのメリットです。
子供向けプログラミング言語の選び方
子供向けのプログラミング言語を選ぶ際、大人とは違った視点が必要になります。特に以下の3点には気を付けてください。
- 子供の年齢に合った言語を選ぶ
- 子供の興味や目的に合った言語を選ぶ
- 無料体験やワークショップに参加してみる
子供の年齢に合った言語を選ぶ
プログラミング言語を選ぶ際は、子供の年齢に合った言語を選びましょう。年齢に応じた難易度や学習内容にすることで、無理なく学べます。難しくて飽きる、といった状況もなくなります。
例えば、幼児にはビジュアルのプログラミングツールがオススメです。直感的に操作できるため、プログラミングの基本を楽しみながら学べます。
このように年齢に合った言語を選び、子供の興味を持続させて学習の効果を高めていきましょう。
子供の興味や目的に合った言語を選ぶ
子供の興味や目的に合ったプログラミング言語を選ぶのも重要です。興味を持つ分野であるほど、学習意欲が向上します。子供は大人と違って飽きやすいため、興味のあるなしは非常に重要です。
例えば、ゲーム作成に興味がある子供には簡単なゲームを作れるプログラミング言語にしましょう。自分で作る楽しさと達成感を味わえます。
子供の興味や目的に応じた言語を選んで、楽しく学べる環境を作ってあげてください。
無料体験やワークショップに参加してみる
無料体験やワークショップがあれば、積極的に参加しましょう。子供に最適なプログラミング言語を見つけるきっかけになる可能性があります。実際に触れてみる中で、子供がどの言語に興味を持つかを確認できる点も大きいといえます。
ワークショップには無料体験もあるので、積極的に参加して最適なプログラミング言語を見つけましょう。
子供にはビジュアルプログラミング言語がオススメ
プログラミングと聞くとパソコンに向かってキーボードを叩いているイメージを持っている人も多いとは思いますが、実際はそうではありません。中にはビジュアルでプログラミングができる言語もあります。
ビジュアルプログラミング言語と呼ばれるそれは、ブロックを組み合わせて直感的にプログラミングができます。文字が読めなくても問題ありません。幼児からでも、楽しみながら学習できます。
初めてプログラミングに触れる際は、まずビジュアルプログラミング言語から触れてみると良いでしょう。
子供向けオススメのプログラミング言語3選
子供向けのプログラミング言語には、様々なものがあります。中でもオススメなのは、以下の5つです。
- Scratch
- Viscuit
- MOONBlock
Scratch
Scratchは、ブロックを組み合わせて直感的にプログラミングできるビジュアルプログラミング言語です。見た目・動き・音などのブロックを繋げるだけで、ゲームやアニメーション、ストーリーを作れます。
最大の魅力は、無料で利用できる点です。ブラウザ上で動作するため、アプリをインストールする必要すらありません。学習コンテンツも充実しているので、子供はもちろん初心者にもオススメのプログラミング言語です。
なお、Scratchを使ったゲームの作り方については以下の記事で解説しています。ぜひ確認してください。
Viscuit
Viscuitは、自分で描いた絵をキャラクターにして動かせるプログラミング言語です。お絵かき遊びの感覚でできるため、字の読み書きが苦手な子供でも遊べます。自分で描いた絵が動くこともあって、想像力を養いたい人にオススメです。
Scratchと同じく無料で遊べ、日本語にも対応しています。特にタブレットがあれば絵をすぐに描けるので、持っている人は活用してみましょう。
MOONBlock
MOONBlockは、秋葉原リサーチセンターで開発されたプログラミング言語です。操作内容が描かれたブロックを組み合わせて、様々なゲームやアプリを作れます。登録も不要で、無料で遊べます。
ゲームを作ることを目的に開発されているため、ゲーム開発がしたい子供にオススメの言語です。
子供のプログラミング学習を成功させる3つのポイント
子供のプログラミング学習を飽きずに続けさせるには、意識したいポイントがあります。中でも以下の3つは重要なので、意識しておきましょう。
- 子供の興味やペースに合わせて無理なく学習する
- 一緒にプログラミングを楽しむ
- オンラインコミュニティを活用する
子供の興味やペースに合わせて無理なく学習する
子供は一人ひとり、興味や能力が異なります。大人は焦らず、子供のペースに合わせて学習を進めるように意識してください。予定通り進まなかったとしても、そんなものだと受け止めましょう。
学習する際は、まず簡単な課題から始め、徐々に難易度を上げていく方法がオススメです。間違えて当たり前。失敗から学ぶ姿勢も大切です。
子供は様々なものに興味を持ちやすいので、ペースを合わせてじっくり取り組みましょう。
一緒にプログラミングを楽しむ
大人が子供と一緒にプログラミングを楽しむことで、子供のモチベーションを維持できます。子供だけに学習させるのではなく、大人も一緒にプログラミングに挑戦しましょう。もしくは、子供と一緒に作品を作るのもオススメです。
子供の作った作品を褒めてあげれば、成功体験にもなります。モチベーションが上がり、意欲的に取り組んでくれるようにもなるでしょう。
オンラインコミュニティを活用する
オンラインコミュニティの活用も、学習意欲を高める意味でオススメです。他の子供たちと交流し、刺激を受けられます。
例えば、プログラミングコンテストやプロジェクトへの参加は、自分のスキルを試す良い機会です。評価されればモチベーションを向上できるでしょう。
オンラインコミュニティには積極的に参加し、刺激を受けられる環境を作っていってください。
子供向けのプログラミング言語を活用してITへの知識を深めていこう
子供のプログラミング学習は、未来への大きな投資です。適切な言語を選び、楽しく学べる環境ができれば、難しいプログラミングの学習も苦ではなくなります。
中でも子供にオススメなのは、ビジュアルプログラミング言語です。ScratchやViscuitを活用し、楽しみながらプログラミングを学べるようにしていきましょう。
もしプログラミングを本格的に学びたいと考えた人は、プログラミングスクールでの学習を検討してください。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。
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よくある質問
小学生にオススメのプログラミング言語は?
小学生には、以下の言語がオススメです。
- Scratch
- Viscuit
- MOONBlock
- LOOPIMAL
- Google Blockly
どれもビジュアルを使ってプログラミングができるので、取っつきやすい言語となっています。
小学校で習うプログラミング言語は?
勘違いされがちですが、小学校ではプログラミング言語を習いません。習うのは、プログラミングで必要な論理的思考力です。
もし独自でプログラミング言語を習いたいのであれば、以下の言語から始めると良いでしょう。
- Scratch
- Viscuit
- MOONBlock
- LOOPIMAL
- Google Blockly
子供向けのコーディング言語は?
子供向けのコーディング言語は、以下の4つがオススメです。
- Scratch
- Viscuit
- CodeMonkey
- MakeCode
どれも簡単に操作できる特徴があります。まずは上記の言語に触れて、本格的なコーディングは慣れてからにすると良いでしょう。
小学生がプログラミングを学ぶなら何から始めればいいですか?
ビジュアルプログラミング言語がオススメです。自分でコードを打ち込まず、画面上のブロックを操作してプログラミングするため、楽しみながら学べます。
ある程度慣れてきてプログラミングの楽しさがわかったら、PythonやGoといった本格的な言語に挑戦しましょう。