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初心者必見!子供向けプログラミング学習の始め方 | メリット・デメリットや学習のコツも紹介

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「子供向けプログラミング学習の方法を知りたい」

「子供がプログラミング学習をするメリットって何があるの?」

多くの親が子供の将来を見据えてプログラミング学習を検討する中、どのような方法で始めればいいのか悩んでしまう人が多くいます。

実際、子供向けは大人向けのプログラミングと違うため、学習方法が異なります。適切な方法を選ぶことで、効果的な学習が可能です。

そこで今回は、「子供向けプログラミング学習の始め方」について解説します。その他、「プログラミング学習をするメリット・デメリット」や「注意したいポイント」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

監修者

古里 栄識

クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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子供がプログラミングを学習する4つのメリット

政府の方針により、プログラミング教育が始まっています。小学校で学ぶのはあくまでも論理的思考力を鍛える内容になっていますが、本格的に学ぶと以下のメリットを得られます。

  • 論理的思考力が身につく
  • 自信がつく
  • 脳や発達の土台作りができる
  • プログラミングへの壁を感じにくくなる

論理的思考力が身につく

プログラミングを学ぶと、論理的思考力が向上します。論理的思考力は問題を段階的に解決するために必要なスキルです。

例えば、プログラムを作成する際、どの順序でコマンドを実行するかを考えます。その中で自然と、問題解決能力が養われます。

論理的思考力は、プログラミングだけでなく他の教科や日常生活でも役立つスキルです。身につけられるメリットは非常に大きいといえるでしょう。

自信がつく

プログラミングを学んで成功体験を得ると、自信を持てます。自分でコードを書いて動くプログラムを作り上げる成功体験は、子供にとって大きな自信です。

例えば、ゲームを作成したり、アプリを開発したりするのは非常に時間と手間がかかります。そのため、1度でも作ると大きな達成感を味わえます。

自信がついていると他の学習や活動に積極的に取り組みやすくなるので、前向きな精神を養えるでしょう。

脳や発達の土台作りができる

プログラミングは子供の脳の発達に良い影響を与えます。特に、問題解決能力や創造力を養うために役立ちます。プログラミングの中で、様々な数値や結果を考えるためです。

例えば、プログラムのバグを見つけて修正していくと、その過程で集中力や分析力が鍛えられます。受験などの学業はもちろん、日常生活においても重要な能力になっていくでしょう。

プログラミングへの壁を感じにくくなる

子供の頃からプログラミングに触れていると、将来的にプログラミングへの抵抗感が減ります。脳は若いほど柔らかいものです。早期に学ぶほど、技術の進化に柔軟に対応できる能力を身につけられます。

特に、子供の頃にプログラミングに親しんでいれば、大人になって新しい技術を学ぶ際にも抵抗なく取り組めます。

将来的にプログラミングへの壁を感じにくくするためにも、早期教育は重要なのです。

子供がプログラミングを学習する3つのデメリット

プログラミングにはメリットがある一方で、デメリットもあります。特に以下の点には気を付けましょう。

  • 他教科の学習時間が減る
  • スクールや周辺機器の費用がかかる
  • ネットリテラシーを習得する必要がある

他教科の学習時間が減る

プログラミング学習は非常に魅力的ですが、子供の場合、他の教科の学習時間を圧迫してしまう可能性があります。特に小学生は、勉強だけでなく遊びの時間も確保できるかが大切です。

プログラミングに時間を使いすぎると、他の教科の成績が下がったり、楽しんだりできる時間が減る可能性があります。バランスを考えましょう。

スクールや周辺機器の費用がかかる

プログラミングを本格的に学ぶためには、スクールに通ったり、パソコンやプログラミング教材を購入したりする必要があります。大人用と比べると安価とはいえ、決して安い出費ではありません。

経済的な負担が大きくなりすぎると、プログラミング学習を続けることが難しくなる場合もあります。コストを決めたうえで、どの学習方法をするのか考えましょう。

ネットリテラシーを習得する必要がある

プログラミングを学ぶ際は、ネットリテラシーが必須になります。インターネットを安全かつ効果的に利用するために、知識と技術を身につけましょう。

例えば、プログラミングの情報を検索する際に、不適切なサイトにアクセスしないようにするための知識が必要です。質問する際に失礼な言動をしないように、丁寧な言葉遣いも求められます。

プログラミング学習とともに、ネットリテラシー教育も少しずつ進めていきましょう。

子供のプログラミング学習の3ステップガイド

子供にプログラミング学習をする際、進め方が難しい場合は以下の手順で進めましょう。

  1. 基本的な概念を理解する
  2. 簡単なプロジェクトで実践する
  3. 応用スキルを身につける

Step1.基本的な概念を理解する

プログラミングは、コンピューターに指示を出す作業です。まずはプログラミングの基本的な考え方や仕組みを理解するところから始めましょう。最初は、難しい言葉や記号がたくさん出てきて戸惑うかもしれませんが、理解が深まるにつれてスムーズに学習できるようになります。

難しい場合は、まず「変数」や「関数」といった言葉の意味や、プログラミングで何ができるのかといった内容から取りかかりましょう。図や簡単な言葉で説明されている教材を使って、視覚的にわかりやすいものがオススメです。

Step2.簡単なプロジェクトで実践する

基本的な概念を理解したら、実際に簡単なプログラムを作ってみましょう。例えば、キャラクターを動かすゲームを作ったり、簡単な計算をするプログラムを作ったりするなどです。

その際、興味のあるテーマを選ぶと、より楽しく学習を進められます。最初は、簡単なサンプルコードを参考にしながら、少しずつプログラムを修正していくことから始めましょう。

Step3.応用スキルを身につける

簡単なプログラムを作れるようになったら、より複雑なプログラムに挑戦してみましょう。

例えば、インターネット上の情報を取得して表示するプログラムを作ったり、人工知能を使ったプログラムを作ったりするなど、応用的なスキルがオススメです。プログラミングの楽しさをさらに深められます。

余裕があれば、他のプログラミング言語を学習したり、プログラミングコンテストに参加したりするのも良いでしょう。

子供のプログラミング学習で注意したい3つのポイント

子供のプログラミング学習では、注意したいポイントがあります。特に以下の3点は大人と違う部分なので、意識しましょう。

  • ネットリテラシーを身につける
  • 学習を強要しない
  • 遊びにフォーカスしすぎない

ネットリテラシーを身につける

プログラミングの学習には、インターネット環境が不可欠です。ですが、インターネットには、子供にとって不適切な情報やサイトも存在します。大人でも引っかかる人が多いので、細心の注意が必要です。

そのため、プログラミングを始める前は、まずインターネットの安全な使い方を身につけておきましょう。例えば、個人情報を勝手に公開しない、知らない人からの誘いに乗らないといった基本的なものです。

ネットリテラシーをある程度理解しておけば、自衛できるようになります。安心してインターネットにアクセスできるように、身につけさせておきましょう。

学習を強要しない

プログラミングは楽しいものですが、子供によっては難しいと感じる場合もあります。無理に学習を進めると、プログラミングに対して嫌な感情を抱いてしまう可能性があるため、注意しましょう。

子供が自ら進んで学習できるよう、ゲーム感覚で楽しめる教材を選んだり、一緒にプログラミングをして楽しさを共有したりしてみてください。

楽しんでできるかどうかは、非常に重要です。プログラミングを嫌々やらないように気を付けましょう。

遊びにフォーカスしすぎない

プログラミングは、遊び感覚で学べるツールです。ですが、遊びにばかり気を取られて学習の目的を見失ってはいけません。

プログラミングを通して、論理的思考力や問題解決能力を養うという目的を忘れないようにしましょう。

子供とプログラミングを学習するオススメの方法2選

子供とプログラミングを学習する際、活用したい方法があります。特に以下の2つはオススメです。

  • ゲームやアプリを使う
  • プログラミングスクールに通う

ゲームやアプリを使う

プログラミングをゲーム感覚で楽しく学べるのが、ゲームやアプリを使った学習方法です。ScratchやBlocklyといったビジュアルプログラミング言語を使えば、ブロックを組み立てるように簡単にプログラムを作れます。

プログラミング=難しいといった常識をなくせる方法なので、最初の1歩としてオススメです。

キャラクターを動かしたり、簡単なゲームを作ったりする中で、自然とプログラミングの基礎を身につけられるでしょう。

なお、Scratchを使ったプログラミング学習については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ確認してください。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールでは、経験豊富なプロの講師から直接指導を受けられます。少人数制のクラスであれば、一人ひとりに合わせた丁寧な指導も受けられるため、わからないところをすぐに質問できます。独学よりも遙かに効率的に学べるでしょう。

また、他の子供たちと一緒に学ぶ中で、モチベーションを維持し、プログラミングの楽しさを共有できます。

コストはかかりますが、子供から大人まで幅広くオススメの学習方法です。

子供のプログラミング学習は楽しみながら学べるかが重要

子供のプログラミング学習には多くのメリットがあります。論理的思考力や自信の向上、脳の発達を促すといった、様々な効果を得られるでしょう。一方で、デメリットもあるため、考慮しながら学習を進めるようにしてください。

もし本格的にプログラミングを学習したいのなら、プログラミングスクールでも検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。

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よくある質問

子供は何歳からプログラミングを教えるべきですか?

子供がプログラミング学習を始める年齢に決まりはありません。6歳からの教材やツールが多くありますが、英語やスポーツと同じように、子供が学びたいと思ったタイミングでOKです。

小学生がプログラミングを学ぶなら何歳から始めればいいですか?

最初はビジュアルプログラミング言語がオススメです。画面上のブロックを操作してプログラミングをするため、視覚的に学べます。ある程度慣れてきたら、自分でコードを手打ちするタイプにシフトしていくと良いでしょう。

小学生のプログラミング必修化はいつからですか?

2020年度からです。2024年現在において、すでに多くの小学生が授業を受けています。

ですが、小学校や中学校で実施されているプログラミング教育は、プログラマー養成を目的としたものではありません。プログラミング的思考を身につけ、論理的に考えられるようになることを目的としています。

プログラミングは小学何年生から習いますか?

ほとんどの小学校では、5年生から算数と理科でプログラミング教育が始まります。ただし、学校によっては時期が早まる場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

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