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    シスコ技術者認定試験とは?取得するメリットと勉強方法まで徹底解説

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    シスコ技術者認定は、ネットワークエンジニアにとって重要な資格の1つです。ネットワーク知識がますます重要になっている現代の現場において、習得する意義は非常に大きいと言えるでしょう。

    一方で、シスコ技術者認定には様々な種類があります。取得を考えた際、最も悩ましいのが「どれを選べばいいの?」という点です。正直、悩んでしまいますよね。

    そこで今回は、「シスコ技術者認定とは何か」に焦点を絞って解説します。試験概要はもちろん、取得するメリットや資格を活かせる仕事も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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    シスコ技術者認定とはシスコシステムズ社が認定する資格

    シスコ技術者認定は、ネットワーク技術の知識を認定する資格です。シスコシステムズ社が所管し、4つの認定レベルと8つの認定分野にわかれています。中には世界的にも高く評価されるレベルもあるため、ネットワークに関連するエンジニアならぜひ取得しておきたいところです。

    そんなシスコ技術者認定を知るために、以下にわけてそれぞれ見ていきましょう。

    • 4つの認定レベルがある
    • 8つの認定分野にわかれている
    • 受験方法

    4つの認定レベルがある

    シスコ技術者認定には、入門から上級まで、4つのレベルが存在します。以下のようにわかれているので、まずはそれぞれのレベルを知っておきましょう。

    • エントリー:初心者向け(未経験者)
    • アソシエイト:初級者向け(1~3年の経験者)
    • プロフェッショナル:中級者向け(3~5年の経験者)
    • エキスパート:上級者向け(5~7年以上の経験者向け)

    各レベルは、技術者の知識と経験ごとにわかれているので、自分のキャリアや学習目標に合わせて選べます。例えば、エントリーレベルはネットワークの基礎を学びたい初心者向けですし、エキスパートレベルは業界内で最も高い専門知識を得た上級者向けです。

    また、ネットワークデザイン分野のみエキスパートの上に「アーキテクト」という資格があります。

    シスコ技術者認定に挑戦する際は、まず自分がどの程度のレベルなのかを把握した上で、適切なレベルの試験を受験しましょう。


    8つの認定分野にわかれている

    シスコ技術者認定は、レベルの他に8つの認定分野が設定されています。以下のようにわかれているので、自分の興味やキャリア目標に応じて選びましょう。


    受験方法

    シスコ技術者認定は、以下の3つの方法で申し込めます。

    • PaersonVueのWebサイトから申し込む
    • PearsonVueのコールセンターから申し込む
    • 直接テストセンターに電話で申し込む

    試験日と試験会場を選択し、受験料を規定の方法で支払えば、受験が可能です。また、試験の申込と同時に「Ciscoテストトラッキングシステム」にも登録しておきましょう。合格証書やテストの履歴管理が楽になります。

    試験は会場とオンライン、どちらでもできるので、やりやすい方を選んでくださいね。

    認定分野

    エントリー

    アソシエイト

    プロフェッショナル

    エキスパート

    コラボレーション

    CCNP Collaboration

    CCNP Collaboration

    CyberOps

    CCST サイバーセキュリティ

    CyberOps Associate

    CyberOps Professional

    データセンター

    CCNP Data Center

    CCNP Data Center

    DevNet

    DevNet Associate

    DevNet Professional

    DevNet Expert

    設計

    CCDE

    企業

    CCST ネットワーキング

    CCNA

    CCNP Enterprise

    CCIE Enteprise Infrastructure

    CCIE Enterprise Wireless

    セキュリティ

    CCNP Security

    CCNP Security

    サービスプロバイダー

    CCNP Service Provider

    CCNP Service Provider


    8つの分野は、それぞれITインフラの構築からセキュリティ対策、クラウドサービスの管理まで、幅広い知識が求められます。既にキャリアを決めている人は、特化できる分野を選ぶと良いでしょう。

    シスコ技術者認定を取得する3つのメリット

    シスコ技術者認定には多くのエンジニアが挑戦しています。それには以下の3つのメリットが関係しています。

    • ネットワークエンジニアに必要な知識を習得できる
    • 年収アップに期待できる
    • 就職や転職で有利になる

    ネットワークエンジニアに必要な知識を習得できる

    シスコ技術者認定は、ネットワークの基礎から応用まで、幅広い知識を持っている証明になります。特にネットワーク技術は領域が広く、どの分野が得意なのかを一言で説明するのは大変です。

    ですが、シスコ技術者試験なら、どのネットワーク技術に長けているのかがすぐにわかります。レベルも段階的に設定されているため、自分の成長に合わせて挑戦できます。

    ネットワークエンジニアに必要な知識を身につけつつ、自身の技術の証明もできる非常に有用な資格なのです。

    年収アップに期待できる

    シスコ技術者認定を取得すると、ネットワークに関する専門性を客観的に証明できます。自分の市場価値を上げて転職すれば、年収アップにも繋がります。資格手当のある企業なら、取得するだけでも年収アップが可能です。

    企業は高い専門性を持つエンジニアに対して、より高い報酬を提供する傾向にあります。今より高い年収を得たいのなら、取得するメリットは大きいと言えるでしょう。

    就職や転職で有利になる

    先述したように、シスコ技術者認定は、持っているだけでどの分野に専門性があるのかがわかります。認知度も高い資格であるため、就職や転職活動において非常に有利です。

    特にシスコ技術者認定は、国際的な資格でもあります。国内のみならず海外も視野に入れて活躍したい人にとって、非常に魅力的です。

    就職や転職で、自分の武器として活用できる点も、シスコ技術者認定を取得するメリットは大きいと言えるでしょう。


    シスコ技術者認定を活かせる仕事

    シスコ技術者認定は、シスコのネットワーク技術に関する深い理解を証明する資格です。特に以下の3つの仕事で活用できるでしょう。

    • インフラエンジニア
    • クラウドエンジニア
    • ネットワークエンジニア

    ネットワークエンジニアは、企業のネットワークシステムの設計や実装、保守を担う存在です。IT社会である現代において、企業活動に欠かせない人材となっています。

    特にシスコシステムズ社の製品は多くの企業で導入されていることから、ネットワークエンジニアなら「扱えるようになっておくべき」製品でもあります。シスコ技術者認定を持っていると、様々な企業で働けるネットワークエンジニアになれるでしょう。

    同様に、ネットワーク関連を担うインフラエンジニアやクラウドエンジニアにも知識を活かせます。

    ITインフラを担う仕事をするのなら、シスコ技術者認定で身につけた知識やスキルは大いに役立つでしょう。


    シスコ技術者認定を取得するためオススメの勉強方法


    シスコ技術者認定を目指すにあたって知っておきたいのが、勉強方法です。書籍や動画など、学習できる媒体が増えたからこそ、何を使っていいのかわからない人も多いでしょう。迷った際は、以下の3つがオススメです。

    • 公式トレーニングコースを活用する
    • プログラミングスクールに通う
    • 書籍や教材を活用して勉強する

    公式トレーニングコースを活用する

    シスコ技術者認定には、シスコシステムズ社が公開している「公式トレーニングコース」を使う方法が一般的です。インストラクターやバーチャル、E-ラーニングから自分に合ったタイプを選べるため、気軽に学べます。

    公式が公開している内容なので、シスコの最新技術と試験内容を直接反映している点も魅力です。書籍や動画、Webサイトと違ってズレがないため、正しい情報を仕入れて勉強したい場合に活用できます。

    ただし独学となるため、モチベーション維持できるかが重要です。

    プログラミングスクールに通う

    プログラミングスクールへ通って、シスコ技術者認定に挑戦する方法もあります。初心者でもカリキュラムに沿って勉強すれば取得したい点が、最大のメリットです。

    スクールの中には試験合格のために手厚いサポートをしてくれるものもあるため、スクールによっては効率的に学べます。

    ただし独学と比べてコストがかかります。費用対効果と照らし合わせて検討してみると良いでしょう。

    書籍や教材を活用して勉強する

    シスコ技術者認定には、書籍や教材も数多く出版されています。そうした資料を使って独学する方法もあります。初心者でも理解しやすい内容ならば、コストをかけずに合格できるでしょう。

    特に、自宅で学習したい人に向いています。通勤や通学など隙間時間を活用すれば、効率的な学習も可能です。

    ただし、挫折しやすい点には注意しましょう。難しい場合はコミュニティに参加するなど、刺激のある場所に身を置くことも考えてみてください。


    シスコ技術者認定を取得してネットワーク技術者にオススメの資格

    シスコ技術者認定は、シスコシステムズ社が所管する資格です。取得するとネットワークに関する知識を有している証明になります。4つの認定レベルと8つの認定分野にわかれているため、自身のキャリアに合わせて選ぶと良いでしょう。

    ネットワークエンジニアになるのならぜひとも取得しておきたい資格ですが、独学ではモチベーションの維持が難しい場合もあります。そんな時は、プログラミングスクールを利用するなど、刺激を受けられる環境に身を置いてみてくださいね。

    もし独学では難しいという人は、プログラミングスクールを検討してください。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。


    よくある質問

    シスコ認定試験とは何ですか?

    シスコ認定試験とは、シスコシステムズ社が実施するネットワーク機器に関する認定試験です。

    シスコ技術者認定の偏差値はいくつですか?

    シスコ認定試験の偏差値は65です。ITベンダー資格の中では難しい方になります。

    シスコ資格を取得するメリットは?

    ネットワークに関する専門知識を持っている証明になります。またキャリアアップや学習に対する移植を評価されるケースもあります。

    シスコ資格で最上位の資格は?

    エキスパートに位置する資格たちです。大規模ネットワークの設計や基盤の構築など、ネットワーク技術のスペシャリストを対象にした内容となっています。


    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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