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クラウドエンジニアに資格は必要? | 取得するメリットと選び方まで徹底解説
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「クラウドエンジニアになりたいけど資格っているの?」
「クラウドエンジニアを目指して資格を取得しておきたい」
このように考える人は多くいます。クラウドは、現代のビジネスにおいて不可欠な技術です。クラウドエンジニアを目指す人にとって、資格の有無は気になるポイントでしょう。
結論からいえば、クラウドエンジニアになるのに資格は必要ありません。ですが、取得しておくと知識やスキルの客観的な証明になります。キャリアップにおいても役立ちます。
そこで今回は、クラウドエンジニアの資格について解説します。「資格を取得するメリット」や「資格を選ぶポイント」、「資格に挑戦する際の注意点」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
クラウドエンジニアになるのに資格は必要ない
結論からいうと、クラウドエンジニアになるのに資格は必要ありません。知識とスキルを身につければ、その日からでもなれます。
ただし、未経験からクラウドエンジニアを目指したり、クラウドエンジニアとしてキャリアアップを目指したりする場合は、資格を持っていた方が有利です。
そのため、クラウドエンジニアを目指しているのなら、取得しておいた方が良いでしょう。選択肢が広がります。
クラウドエンジニアの仕事内容
クラウドエンジニアの主な仕事は、インフラ設計です。クラウド上にあるサーバーを設計・構築し、ネットワークの整備や保守などを行います。実践的なスキルと経験があれば、資格の有無に関係なく業務を担当できます。
そのため、資格よりも実際にクラウド環境を扱える能力の方が重要です。資格の取得と並行して、実務経験も積んでいくようにしましょう。
クラウドエンジニアが資格を取得するメリット4選
クラウドエンジニアは資格が必要のない職業です。ただ、資格を取得すると、メリットもあります。特に以下の4つは注目したいポイントです。
- 仕事の幅が広がる
- 収入アップに繋がる
- 技術や知識の証明になる
- キャリアップに期待できる
仕事の幅が広がる
資格を取得することで、クラウドエンジニアとして仕事の幅が広がります。
たとえば、AWS認定資格を取得すれば「Amazon Web Services」の専門知識を持っている証明になります。幅広いプロジェクトに対応できます。Google Cloud認定資格なら、「Google Cloud Platform(GCP)」の知識とスキルの証明が可能です。
使用しているクラウドサービスは、企業によって異なります。資格の取得で、様々な業界やプロジェクトでの仕事の機会が増えていくでしょう。
収入アップに繋がる
資格を取得すると、収入アップの可能性も高くなります。企業によっては資格手当として、給料にプラスされるなんてことも。
資格は、専門性とスキルの高さを示す証明です。高く評価してもらえれば、その分収入アップにも繋がります。取得を目指している人は、自社の資格手当についても調べてみると良いでしょう。勉強のモチベーションになるかもしれません。
技術や知識の証明にある
資格を取得することで、クラウドエンジニアとしての知識や技術を証明できます。特に、クラウドの分野は、新しい技術やサービスが絶えず登場しています。最新の知識を持っているのは、それだけで強みになるのです。
資格取得を通じて知識を得れば、職場での信頼性を高める効果にも期待できます。資格の取得は非常にメリットが大きいのです。
キャリアップに期待できる
クラウドエンジニアの資格を取得すると、キャリアアップにも期待できます。資格は、知識や技術の客観的な証明だけでなく、エンジニアとしての成長意欲を示す意味もあるためです。やる気のない人は、資格を積極的に取ろうとはしませんよね。
企業は、積極的な姿勢の人材を高く評価する傾向にあります。管理職や専門職など、より高いポジションへの昇進も期待できるでしょう。エンジニアとして、次のキャリアを目指すのなら、資格の取得は有効的な手段です。
クラウドエンジニアが資格を選ぶ際のポイント2選
クラウドエンジニアが資格の取得を考えた際、どの資格を取ればいいのかで迷うケースが多くあります。迷った際は、以下の2つを基準に選んでみてください。
- 目的に合った難易度の資格を選ぶ
- キャリアの希望に合った資格を選ぶ
目的に合った難易度の資格を選ぶ
クラウドエンジニアとして資格を取得する際、最初に考えるべきは「目的に合った難易度の資格かどうか」です。資格取得の目的がハッキリしているほど、自分に合った難易度の資格を選びやすくなります。
たとえば、基礎知識の証明をしたい場合、入門レベルの資格を取得すると良いでしょう。一方で、専門性を深めたい場合は、より難易度の高い資格がオススメです。
このように目的に合った難易度の資格を選ぶことで、無理なく学習を進められ、資格取得のモチベーションも維持しやすくなります。
キャリアの希望に合った資格を選ぶ
資格を選ぶ際、自身のキャリアプランに合っているかも重要です。キャリア目標に合わせた資格を選び、最短距離で理想の自分を目指しましょう。
たとえば、クラウドセキュリティの専門家を目指すなら、セキュリティに関連する資格を。データ分析に関心があるならデータ関連の資格を、といった形です。
自分のキャリアパスに合った資格を選ぶと、学習意欲も高まります。実際の職場で、学習中に身につけた知識やスキルを活用もできるでしょう。
クラウドエンジニアの資格を取得する際の注意点4選
クラウドエンジニアの資格を取得する際、気を付けておきたいポイントがあります。特に以下の4つは要注意です。
- 受験要件を確認しておく
- 費用対効果を考慮する
- 無理のない学習計画を立てる
- 未経験の場合はプログラミングスクールも活用する
受験要件を確認しておく
資格の取得を考えたら、まずは受験要件を確認しましょう。資格によっては受験資格を設けているものもあるためです。たとえば以下のような条件があります。
- 実務経験が3年以上
- 下位の資格を取得している
受験要件は資格試験によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
費用対効果を考慮する
資格取得の費用対効果を考えるのも大切です。最も理想なのは、勉強時間が少ないのに取得するメリットが大きい資格ですが、なかなかありません。
そのため資格の取得を考えた際は、その資格を取得するのにどれだけの時間がかかって、結果どれだけのメリットがあるのかを比較しましょう。
要は、自己投資の効果が大きいかどうかです。将来の給与アップやキャリアアップに繋がるのであれば、取得する意義は大きいといえます。
無理のない学習計画を立てる
効果的な学習のためには、学習計画も重要です。特に、学習する範囲が広い資格の場合、短期間で合格圏内に入るのは難しいでしょう。資格の取得に向けて、数ヶ月間の学習が必要になります。
そのため、ワークライフバランスを考慮し、長期間にわたる学習計画を立てる必要があります。たとえば、毎日1時間、週末には6時間学習、といった形です。自分に合った学習計画を立て、無理のない範囲で取得を目指しましょう。
未経験の場合はプログラミングスクールも活用する
未経験者がクラウドエンジニアの資格を目指すのなら、プログラミングスクールもオススメです。実践的なスキルや技術を短期間で身につけられます。業界の最新のトレンドに触れる機会も得られるでしょう。
単に資格試験の学習だけでなく、実際の職場で求められるスキルまで習得できるのです。コストはかかりますが、費用対効果の面では大きいといえます。
クラウドエンジニアの資格を取得するとキャリアップに繋がる
クラウドエンジニアになるのに、資格は必要ありません。スキルと技術があれば、誰でもその日からなれます。ただし、客観的な証明があった方が能力の証明になるため、資格は取得した方が良いでしょう。仕事の幅が広がり、収入の増加やキャリアアップのチャンスが高まります。自分のキャリアプランに合った資格に挑戦してみてくださいね。
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よくある質問
3大クラウドの資格は?
3大クラウドサービスには、それぞれ資格があります。「Google Cloud認定資格」「AWS認定」「Microsoft Azure認証試験」です。
AWSで1番簡単な資格は何ですか?
「クラウドプラクティショナー」です。AWSでも初心者用の試験なので、暗記すれば取得できるでしょう。
クラウドエンジニアの年収はいくらですか?
クラウドエンジニアの年収は、平均で約581万円となっています。日本の平均年収と比較しても高い傾向です。
クラウド系エンジニアとは何ですか?
インフラエンジニアの一種です。クラウド環境で運用されるサーバーの設計や構築、運用および保守を担当します。