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【初心者必見】サイバーセキュリティを学ぶ3つのポイントとは?効率的な学び方も解説
- #プログラミングスクール
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今やインターネットは気軽に使える情報収集のツールとなっています。ですが、毎日知らない間に多くの脅威にさらされているのも事実です。個人情報の漏洩や不正アクセスなど、サイバー攻撃は日常的に行われています。
近年、角川グループやニコニコ動画など、エンタメのWebサイトが大規模なサーバー攻撃を受けたニュースを知っている人も多いでしょう。
そこで重要になってくるのが、サイバーセキュリティです。難しいというイメージがありますが、基本を理解すれば誰でも対策を取れます。
今回はそんな「サイバーセキュリティを学ぶ方法」を紹介します。「普段から取り組めるセキュリティ対策」や「学習の手順」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
サイバーセキュリティとはインターネット上にある脅威への対策
サイバーセキュリティとは、インターネット上にある脅威への対策のことです。現実世界と同じように、ネットワークにも様々な脅威があります。サイバーセキュリティは、そうした脅威から身を守るために、非常に重要です。どのようなものなのか、以下にわけて詳しく見ていきましょう。
- サイバーセキュリティの定義と重要性
- 主要な脅威とリスクの種類
- サイバーセキュリティの基本的な対策
サイバーセキュリティの定義と重要性
近年、インターネットは私たちの生活に欠かせません。一方で、個人情報や企業情報などを狙う悪意のあるサイバー犯罪が潜んでいます。ウイルス感染やフィッシング詐欺、ランサムウェアなど手口も巧妙化しており、もはや他人事ではありません。
サイバーセキュリティとは、そうしたインターネット上の脅威から個人や組織を守るための対策を指します。パスワードの管理方法やソフトウェアの更新、ファイアウォールの導入など、様々な対策が含まれます。
- 個人情報の漏洩による被害を防ぐ
- 企業の風評被害や金銭的損失を回避する
- 安全な社会インフラ構築に貢献する
このように、サイバーセキュリティの知識を持っていると、様々なメリットがあります。デジタル社会での安全を守るために不可欠なのです。
主要な脅威とリスクの種類
サイバーセキュリティには、様々な脅威が存在します。代表的なものとして、以下が挙げられます。
- マルウェア
- フィッシング詐欺
- ランサムウェア
- DoS攻撃・DDoS攻撃
これらの脅威は、個人情報漏洩や金銭被害、サービス停止など、様々な被害を引き起こす可能性があります。企業・個人問わず、大きな脅威です。
サイバーセキュリティの基本的な対策
サイバーセキュリティ対策の基本は、以下の3つです。
- ソフトウェアの更新
- パスワードの管理
- ファイアウォールの導入
簡単にいうと、家の鍵を定期的に新しくし、泥棒に入られなくしようという行為になります。防犯で最も基本的な対策ですね。
こうした対策に加え、個人情報を取り扱う際は十分に注意し、不審なメールやWebサイトにはアクセスしないといった意識も重要になります。
日常生活でのセキュリティ意識の高め方
サイバーセキュリティは、日常の様々な場所に潜んでいます。そのため、普段から意識して生活するだけで、対応が大きく変わります。特に以下の点は重要です。
- パスワード管理を徹底する
- 個人情報の取り扱いに注意する
- 公共Wi-Fiを利用しない
パスワードは管理が面倒で、つい使い回しがちですが、漏洩を考えると良くありません。芋づる式に様々なサービスを不正利用されてしまいます。また、「1111」や「1234」などわかりやすいものもNGです。
Bitwardenが実施した「パスワードに関する調査」によると、「123456」「password」のようにハッカーなら1秒以内で解読できるものばかりが利用されています。注意しましょう。
また、近年はSNSによって個人情報を公開してしまう人が増えています。非常に危険なので、簡単には明かさないようにしてください。
なお、公共Wi-Fiは、セキュリティ対策が脆弱な場合が多く、サイバー攻撃の標的になりやすい特徴があります。使用する際はVPNを利用したり、ファイアウォールを有効にしたりするなど、対策をしてから使いましょう。
サイバーセキュリティを学ぶための3ステップ
サイバーセキュリティと聞くと難しいように感じますが、学習するのは簡単です。以下の手順で進めてみましょう。
- 情報収集から始める
- 基本的なスキルを身につける
- 実践とフィードバックを意識する
Step1.情報収集から始める
サイバーセキュリティを学ぶためには、まず情報収集が重要です。セキュリティの技術は日々アップデートされているため、積極的に集めていきましょう。特にインターネット上には、様々な情報源があります。Webサイトやニュース記事などを参考に、基本的な知識を身につけていってください。
具体的には、以下のような場所がオススメです。
- サイバーセキュリティに関する書籍
- サイバーセキュリティの情報を発信しているWebサイト
- サイバーセキュリティに関するニュース記事
何がリスクでどのように対策を講じるかを理解できます。可能であれば、海外の情報も見てみましょう。サイバーセキュリティを学ぶ土台を築けます。
Step2.基本的なスキルを身につける
情報収集をある程度進めたら、次は基本的なスキルを身につけていきましょう。以下のようなスキルです。
- パスワード管理のスキル
- 個人情報の取り扱い方法
- ソフトウェアの更新に関するスキル
- フィッシング先に関するスキル
これらのスキルを身につけると、日常生活における基本的なサイバーセキュリティ対策ができます。日々の生活に活かせるので、身につけるメリットは非常に大きいでしょう。
Step3.実践とフィードバックを意識する
基本的な知識とスキルを身につけたら、次は実践とフィードバックを意識した学習をします。具体的には、以下の方法がオススメです。
- セキュリティに関する資格の取得
- オープンソースのセキュリティツールを触ってみる
- ハッキングコンテストに参加する
- セキュリティのコミュニティに参加する
実践とフィードバックを意識すると、より効果的なサイバーセキュリティスキルを身につけられます。
サイバーセキュリティを学ぶ3つの方法
サイバーセキュリティは、様々な媒体で学べます。ここからは、オススメの方法として以下の3つを紹介します。
- 書籍やWebサイトで独学する
- 学習サイトを利用する
- プログラミングスクールに通う
書籍やWebサイトで独学する
書籍やWebサイトを使っての独学は、最もコストを抑えてサイバーセキュリティを学べる方法です。さらに、時間や場所にも縛られず、自分のペースで学習を進められます。
初心者向けの書籍やWebサイトも多くありますので、基本的な知識を身につけるなら最適の方法です。まずは、書籍やWebサイトを使って、セキュリティを理解していきましょう。
学習サイトを利用する
サイバーセキュリティを学ぶには、オンライン学習サイトの利用もオススメです。専門家が作成したカリキュラムを通じて、効率的に学べるメリットがあります。中でも講座内容が充実しているのは、以下の2つのサービスです。
- Udemy
- Coursera
これらのサービスでは、サイバーセキュリティの基本から高度な技術までを網羅したコースが提供されています。体系的に知識を習得したい人は、ぜひ利用してみましょう。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通うのも、サイバーセキュリティを学ぶ方法の1つです。専門家の指導のもとで実践的なスキルを身につけたい場合に、重宝します。
スクールの中には、実際のサイバー攻撃をシミュレーションした演習に参加できるところもあります。実践を経験したい人には、最適といえるでしょう。
即戦力となるスキルを効率的に習得したい場合に、検討してみてください。
サイバーセキュリティの学習は普段から意識できるかが重要
サイバーセキュリティは、私たちの日常生活において不可欠な知識とスキルです。インターネット上の脅威を理解し、適切な対策を講じることで、安心してデジタルサービスを利用できます。
基本を学び、実践的な経験を積んで、サイバーセキュリティに対応していきましょう。スキルを習得できれば、セキュリティを専門とするセキュリティエンジニアへのキャリアも開けます。日々に活かせるスキルとして、ぜひ習得してくださいね。
もしサイバーセキュリティを1人で学ぶのが難しい場合は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
よくある質問
サイバーセキュリティの給料はいくらですか?
セキュリティエンジニアの平均年収は、約458万円です。月に換算すると、38万円の月収になります。
セキュリティエンジニアに向いている人は?
セキュリティエンジニアは、トラブルが発生した際に責任を持って対処し、解決するまで粘り強く行動しなければいけません。
そのため、根気強い人や、あらゆる仮説を立てて問題解決までの最適な手段を考えられる人が向いています。
セキュリティエキスパートになるには?
セキュリティエンジニアになるのに資格は必要ありません。実績と経験が何よりも重要です。
しかし、以下の資格試験に合格するとエキスパートと見られやすくなります。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 情報処理安全確保支援士試験
セキュリティエンジニアが学ぶべき言語は?
セキュリティエンジニアを目指す場合は、以下の言語を習得しておきましょう。
- PHP
- JavaScript
- Python
- perl
- ruby
- SQL
- C言語
- C++
使用されているシステムやアプリケーションによって、対応できる言語が違います。多くの案件に対応するのなら、複数の言語を扱えるようにするのもオススメです。