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    【必見】エンジニア1年目は何もできない | 原因と対処法をわかりやすく解説

    • #プログラミングスクール

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    「エンジニア1年目なんだけど、何もできない……」

    「1年目は何もできないって聞いたけど本当?」

    このように感じている人は多くいます。エンジニア1年目は、「何もできない」と無力感に苛まれる人が生まれやすい時期です。鼻っ柱が折られている状態ともいえるでしょう。

    エンジニア1年目の挫折は、多くの初心者が通る道です。第一線で活躍している現役エンジニアも、1年目は同じような無力感を抱いていたでしょう。ですが、それを乗り越えたからこそ、今があります。

    この記事では、「エンジニア1年目が何もできないと感じる理由」を紹介します。「乗り越えるための方法」や「気にしないコツ」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。


    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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    エンジニア1年目が「何もできない」と感じる理由8選

    エンジニア1年目は、多くの人が「何もできない」と感じる時期です。なぜそう感じるのか、以下の8つの理由が関係しています。まずは自分に当てはめてみましょう。

    • スキルが通用しない
    • 質問がしにくい
    • 先輩の時間を奪う罪悪感がある
    • プログラミングが上手くできない
    • 専門用語が多くて話を理解できない
    • 自分の成長を実感できない
    • エンジニアはやりたい仕事じゃなかった
    • 人間関係が合わない

    スキルが通用しない

    まず、スキルが通用しないという点があります。ただ、新しい環境で身につけたスキルを活かせず、苦労するのは普通です。エンジニアに限った話ではありません。

    学校や研修、スクールで学んだ内容が、実際の仕事では役立たないと感じるケースは多々あります。ですが実際は、理論と実践のギャップによるものです。冷静になると、スキルを活かす場所が違うと気が付くでしょう。

    スキルが通用しないと感じるのは、多くのエンジニア1年生が直面する問題です。時間をかけて現場に適応していきましょう。

    質問がしにくい

    新人エンジニアにとって、周囲は先輩だらけです。忙しくしている先輩に対して、質問しにくいと感じるケースも多々あります。以下の2つの心理が関係しています。

    • 忙しい先輩の手を煩わせたくない
    • 自分が知識不足だと周りに思われたくない

    思い当たる節がある人も多いでしょう。実際、質問をしてみると思い過ごしだったケースの方が多くあります。

    ただ、慣れない環境で質問しにくいというのは、どうしても生じてしまう悩みです。タイミングは難しいでしょうが、積極的に質問するように心がけてみましょう。

    先輩の時間を奪う罪悪感がある

    先述した内容と似ていますが、多忙な先輩に質問したために、負担を増やしてしまったと考えてしまうケースがあります。「もし自分で解決できていれば、先輩の貴重な時間を奪わず、プロジェクトがもっと進んだのに……」となるのです。

    ですが多くの場合、新人のサポートをするのは苦ではありません。自分もかつて通った道だからです。同じような悩みを、先輩も抱いています。

    わからない部分があれば、怖がらず積極的に声をかけていきましょう。

    プログラミングが上手くできない

    イメージ通りにプログラミングができなかった場合も、無力感に包まれる可能性があります。基礎を習得できていたとしても、実際の開発現場で扱うプログラムや操作方法は少し違います。独自の方法で進めている先輩もいるため、知識が全く通じないなんてケースもあるでしょう。

    結果、理想と現実のギャップが起こり、何もできないという無力感に襲われます。

    専門用語が多くて話を理解できない

    IT業界は、とにかく専門用語が多い業界です。何でも英語で略したり、ちょっとした工程も和製英語で話したりします。そのため、会話の中で理解できない単語と多く遭遇します。

    業界特有の専門用語に圧倒されるのは、エンジニアに限らず多くの業界で「あるある」です。わからない単語と出会ったら、積極的に学習して1つずつ覚えるようにしましょう。

    理解が深まってくと、会話にもスムーズに参加できるようになります。

    自分の成長を実感できない

    自分の成長を実感できない場合も、無力さを感じる要因の1つです。現場で求められるレベルは高いため、身につけた知識やスキルを活かせないために起こります。

    日々の業務で手一杯になると、全く成長していない自分に落ち込むこともあるでしょう。実際は成長しているのにも関わらず、自己採点ができていないのです。

    この場合、自分がどれだけ成長しているかを客観的に評価してみると、不安を取り除ける可能性があります。

    エンジニアはやりたい仕事じゃなかった

    いざエンジニアになってみたものの、やりたい仕事じゃなかったと感じるケースもあります。

    • 他にやりたい仕事が見つかった
    • 実際にプログラミングを仕事にしてみたけど、楽しくなかった

    学習と仕事は、大きく違います。お金を稼ぐとなると、エンジニアに対しての考え方や取り組み方が変わるため、イメージとの乖離を感じてしまうのです。

    この場合、無理にエンジニアを続けるのではなく、キャリアの方向性を見直してみると良いでしょう。

    人間関係が合わない

    職場の人間関係が合わないケースもあります。古代ギリシャの時代から、仕事で悩む理由の筆頭格です。エンジニアはチームで仕事をするため、どこかで生まれる問題でもあります。

    人間関係が原因の場合、チーム内でのコミュニケーションが上手くいっていないケースがほとんどです。中にはエンジニアを辞めたいと思い詰めるほど、心に傷を負う人もいます。

    異動や退職など、取れる方法を全て使って、合わない人から逃げるようにしましょう。


    エンジニア1年目が「何もできない」から抜け出す方法3選

    何もできないと感じやすいエンジニア1年目。そんな状態から抜け出すには、以下を意識してみましょう。

    • 時間をかけて仕事に慣れる
    • 仕事に対して積極的になる
    • 何ができないかを明確にする

    時間をかけて仕事に慣れる

    いきなり何もかもが、先輩と同じようにできるわけではありません。仕事に慣れないうちは、思うように進まないのがほとんどです。まずは時間をかけて、仕事に慣れるのを最優先にしましょう。

    経験を積んでいると、自然とスキルが向上します。理想とのギャップで苦しめられるかもしれませんが、徐々に改善していくでしょう。

    仕事に対して積極的になる

    仕事に対して積極的に取り組むのも大切です。何もできないと感じたときこそ、新しいプロジェクトに参加するなど、積極性が解決してくれる可能性があります。業務を通じて成長もできるので、理想とのギャップも埋めやすくなるでしょう。

    無力さを感じたときは受け身になるのではなく、多少の積極性を持って仕事に臨んでみてください。

    何ができないかを明確にする

    自分が何を理解していないのかを明確にすると、視界が開ける可能性があります。「何もできない」と感じているときは、大体において視野が狭まっています。まずは原因を究明し、何に躓いているのかを把握しましょう。

    原因がわかれば成長するために学習できますし、必要な行動も見えてきます。まずは自分が「何ができないか」を明確にするところから始めてみてください。


    「何もできない」と感じたエンジニア1年目がやってはいけないこと

    エンジニアとしての1年目は、わからないことだらけです。その中で「何もできない」と感じても、以下の2つはしないようにしましょう。

    • 自分を責める
    • ふてくされる

    自分を責める

    何もできない自分を、責めてはいけません。自信喪失につながりやすいためです。責任感の強い人ほどやってしまいがちなので、注意しましょう。

    たとえば、連続してミスを犯した場合、人によっては自分の能力を疑い、さらにパフォーマンスの低下を引き起こすケースがあります。これでは負のスパイラルです。

    何もできないと感じたら、まずは自己批判ではなく、経験から学ぶようにしましょう。解決策を見出す方が、遙かに現実的です。自分を責めるのを止めて、失敗から何を得られるのかを考えてください。失敗は成功の母です。

    ふてくされる

    ふてくされるのも止めましょう。感情に流されやすい人が、やってしまいがちです。ふてくされてしまうと、改善の機会を逃してしまいます。チームメンバーにも悪印象しか与えないため、メリットは1つもありません。

    ふてくされるような問題に直面しても、まずはポジティブな態度で対処し、成長するチャンスをつかむように意識しましょう。自分を変えなければ、何もできない状態が2年目以降も続いてしまうので注意が必要です。


    エンジニア1年目で「何もできない」を感じてもじっくり成長しよう

    エンジニア1年目で「何もできない」と感じるのは当然です。新人が主戦力として活躍できるケースはまずないため、実力に見合った仕事をこなしながら、少しずつ成長していきましょう。

    その際、無力感から自分を責めたり、ふてくされたりしてはいけません。負のループに陥ってしまうので、まずは自分に何ができるのかを把握するようにしてくださいね。

    もしエンジニア1年目で何もできないと感じた人は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。


    よくある質問

    エンジニア1年目のレベルは?

    先輩からの指示があれば業務を遂行できるレベルが、1年目です。タスクを与えられて作業する場面が多いでしょう。

    エンジニアが一人前になるまで何年かかる?

    一般的に、ITエンジニアが一人前になるまで2年~3年かかります。

    エンジニア1年目の平均年収は?

    経験にもよりますが、未経験の場合、1年目は平均して250万円~350万円程度です。

    エンジニアになるには何時間勉強すればいいですか?

    未経験から一定レベルのスキルを身につけるまでには、300時間程度の時間が必要です。1日に1時間の勉強時間なら、約1年かかります。


    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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