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【必見】教員がIT業界へ転職しやすい5つの理由 | 転職で必要なスキルやオススメ学習法も紹介
- #プログラミングスクール
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「教員になってみたけど、何か違った……」
「教員からIT業界に転職を考えてるけど、できる?」
教員の仕事にやりがいを感じつつも、転職を考えている人は少なくありません。長時間労働やプレッシャーが増す中、転職を考えるのも自然な流れといえるでしょう。
そんな時に候補になるのがIT業界です。教員とは全く違う世界で、より柔軟かつ安定した働き方ができるかもと希望を抱く人は多くいます。
今回は、転職を考えている教員の人に向けて、「教員からIT業界に転職できるのか」について解説します。「なぜ教員からIT業界への転職が向いているのか」や「IT業界に転職するために必要なスキル」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
教員からIT業界へ転職するのは可能
結論からいえば、教員からIT業界への転職は十分に可能です。教育で培った論理的思考力やコミュニケーション能力は、IT業界でも大いに活かせます。プログラミングやデータ分析などのスキルを習得すれば、未経験でも多くの企業で求められる人材になれるでしょう。
実際、教員からIT業界へ転職を成功させた事例も増えています。これからのキャリアを見据え、IT業界への転職を前向きに検討するのは、十分に可能性のある選択肢です。
教員からIT業界への転職がオススメな理由7選
教員からIT業界への転職がオススメなのには、以下の理由が関係してます。
- 未経験者の需要が高い
- 年収が高く安定している
- 教員で培った能力を活かせる
- 柔軟な働き方ができる
- 未経験からでも応募できる案件・求人が多い
- 勉強に慣れているから
- ノルマがないから
未経験者の需要が高い
IT業界は、慢性的な人材不足です。経済産業省が2019年に発表した「IT人材需給に関する調査」では、2030年には約79万人もの人材が不足すると予測されています。
一方で、ITの求人数は右肩上がりに増えています。需要に対して供給が全く追いついてない状態です。
そのため未経験者の需要が高く、新しい人材が常に求められます。ポテンシャル採用を行うケースも多く、教員の持つコミュニケーションスキルや問題解決能力が高く評価されるケースも少なくありません。
挑戦するには最適な業界といえるでしょう。
年収が高く安定している
IT業界は、実力主義の世界です。何歳だろうとスキルを身につけていれば、高い年収や安定した収入を得られます。特にシステムエンジニアのような技術職は需要が高く、スキルを磨いていけばさらなる収入アップが期待できます。
早い段階から年収アップを実現させたいなら、IT業界は最適な場所といえるでしょう。
教員で培った能力を活かせる
教員として培った能力は、IT業界でも十分に活かせます。特に、教員として必須になる論理的思考力やコミュニケーション能力は、プロジェクト管理やチーム運営で役立つスキルです。
IT業界と聞くとパソコンに向かって黙々と作業するイメージを浮かべがちですが、実際は違います。基本的にはチームで協力して仕事をするため、コミュニケーション能力が必須です。
そのため、教員が持つ説明力や指導力は、IT業界でもチーム内での教育やプレゼンテーションで大いに役立つでしょう。転職後も教員時代の経験を活かして活躍できる場面が多くあります。
柔軟な働き方ができる
IT業界では柔軟な働き方が可能です。リモートワークやフレックスタイム制度を導入している企業が多く、働く時間や場所を選びやすい環境になっています。
企業によっては、毎朝満員電車に揺られながら、同じ時間に退社するといったルーティンが完全にないところもあります。
教員時代の厳しいスケジュールに比べ、ワークライフバランスが大幅に改善されるため、家族との時間を大切にしたい人にも非常に魅力的な業界です。
未経験からでも応募できる案件・求人が多い
IT業界では、未経験者歓迎の求人が多く存在します。実力主義の業界なので、スキルさえあれば誰でも挑戦できます。
教員としての経験があり、学ぶ意欲さえあれば、多くの企業で活躍できるでしょう。ITに関するスキルを身につけておく必要はありますが、習得できてさえいれば比較的働きやすい業界なのです。
勉強に慣れているから
IT業界は常に進化し続けている世界です。そのため、IT業界にいる人間は常に勉強し続ける必要があります。
教員も同じく常に新しい知識を学び続けているため、IT業界で必要な心構えを自然と身につけられています。スキルの習得もスムーズにできるでしょう。
勉強に対する抵抗感が少なく、効率的に学べる能力は、IT業界で非常に重要です。最初から持っている教員は、最適な人材といえるでしょう。
ノルマがないから
IT業界には、営業のような厳しいノルマがほとんどありません。教員にとって、ノルマに抵抗を感じている人も多いでしょう。
IT業界の場合は納期までに仕事を終わらせる形になるので、ノルマがある仕事と比べてプレッシャーが少ない環境で働けます。
教員時代のように、日々の業務に追われることなく、技術の向上や自分のペースで仕事に取り組めます。
教員からIT業界へ転職するために必要な5つのスキル
教員からIT業界へ転職する際、身につけておきたいスキルがあります。特に以下の5つは重要です。
- 論理的思考力
- 分析力
- マネジメントスキル
- 営業スキル
- 資料作成スキル
論理的思考力
論理的思考力は、T業界で重要なスキルです。問題を構造的に捉え、解決策を導く力は、プログラム作成やシステム設計で求められます。
とはいえ、難しいものではありません。教育現場で複雑な問題を解決してきた経験があるなら、ITプロジェクトでの課題解決にも役立ちます。論理的思考力は少しずつ磨いていく能力なので、普段の仕事で意識しながら、IT業界でも役立てていけるようにしましょう。
分析力
分析力も、IT業界で必要なスキルの1つです。データを解析し、そこから有益な情報を導き出す力は、システムの改善や開発において非常に役立ちます。
教員時代に生徒の成績データを分析して教育方針を決めた経験があるなら、そのまま活かせるでしょう。分析力はどれだけ情報をインプットしているかにかかっているので、様々な分野の知識を習得して磨いていきましょう。
マネジメントスキル
マネジメントスキルは、IT業界でも特に求められているスキルです。プロジェクトを管理し、チームを効率的に動かす力は、どのような現場でも役立ちます。
教員の場合、生徒と接している中で自然と身についているでしょう。転職の際はリアルなエピソードとともにマネジメントスキルをアピールすれば、高く評価にも期待できます。
営業スキル
営業スキルも、IT業界で役立つスキルです。営業を通じて、顧客とのコミュニケーションやニーズを把握しておくと、ITプロジェクトの成功に直結します。商品やサービスを提案する際のプレゼンテーションスキルと合わせて、必須といえるスキルです。
教員時代に保護者との信頼関係を築いた経験は、クライアントとの関係構築に応用できます。また、教員の業務は文章で伝えることも多くあります。メールやチャットでのコミュニケーションでも活かしていけるでしょう。
資料作成スキル
資料作成スキルは、IT業界でも重要なスキルです。わかりやすく伝える力が、プロジェクトの進行や成果の報告で求められます。必要な情報を過不足なく伝えられる資料を作れる能力を、身につけておきましょう。
教員として授業資料を作成してきた経験があるなら、IT業界でも質の高いドキュメントを作れます。転職後も活躍の幅にも直結する重要なスキルです。
教員からIT業界へ転職するためにオススメの勉強法3選
教員からIT業界へ転職する際に困るのが、IT技術の勉強方法です。忙しい業務の中で転職に必要なスキルを身につける際は、以下の方法を試してみてください。
- 独学
- 学習サイト
- プログラミングスクール
独学
独学は、教員からIT業界へ転職するための最も手軽な勉強法です。自分のペースで学べるため、現職を続けながらでも取り組めます。代表的なのは、以下の教材です。
- 書籍
- 技術ブログ
- YouTubeなどのSNS
これらを使って基礎的なプログラミングスキルを習得すれば、未経験でもIT業界に挑戦できます。費用も抑えられるため、コストをかけられない人にもオススメです。
学習サイト
学習サイトは、効率的にITスキルを習得したい人にオススメの方法です。豊富な教材と実践的な演習が揃っているため、未経験者でも理解しやすいメリットがあります。代表的なのは、以下のサービスです。
- Udemy
- Progate
提供されているコースによっては、基礎から応用まで幅広く学べます。スマートフォンさえあればどこでも学べるため、隙間時間を利用して無理なく進められるでしょう。
プログラミングスクール
短期間で効率良くITスキルを身につけたい場合は、プログラミングスクールがオススメです。専門的なカリキュラムと実践的なプロジェクトを通じて、即戦力になる知識とスキルを習得できます。
ただし、教員を続けながらとなると難しいスクールもあります。仕事と調整しながら、無理のない範囲で受講しましょう。
教員からIT業界への転職はしやすい
IT業界への転職は、教員として培った能力を新たな形で発揮できるチャンスです。専門性が必要になる業界ですが、未経験向けの求人も多く、挑戦しやすい環境でもあります。まずはスキルを身につけ、自信を持って転職活動に臨みましょう。
もし、独学での転職が難しい人は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。オンライン授業なので遅い時間からでも受講でき、仕事をしながら代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。
年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
良くある質問
ITエンジニアは何歳までできる?
一般的に「35歳定年」とされています。ただし近年は年齢が不問になりつつあり、35歳以上のミドル層でも需要が増えつつあります。
ITエンジニアは将来性がありますか?
非常に将来性の高い職業です。IT技術は今度ますます社会の基盤となっていくと予想できるため、スキルを身につけておいて損はありません。
人材不足なのもあって未経験からでも挑戦できる土壌もあり、転職しやすい業界といえるでしょう。
ITエンジニアの年収はいくらですか?
ITエンジニアの平均年収は454万円です。全体平均の414万年よりも少し高い傾向にあります。
ただし、年収分野では300万円未満から500万円未満が全体の70%近くを占めているため、稼げる人材とそうでない人材の幅が大きいのが現状です。
ITエンジニアはどこでも働ける?
企業によっては可能です。例えば、以下のケースが当てはまります。
- IT企業が地方に進出した
- リモートワークやテレワークを推奨している
- フリーランスとして独立した
こうした場合は、地方でも働けるでしょう。