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【初心者必見】ゲームプログラミングの独学に最適な本3選 | 挫折しないポイントと本の選び方まで徹底解説
- #プログラミングスクール
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「ゲームプログラミングの独学でオススメの本ってある?」
「ゲームプログラミングに挑戦したいけど、どんな本が参考になるのかわからない」
ゲームプログラミングを独学する際、最も一般的に活用されるのが本です。本は体系的に技術を学べるため、効率良くスキルを習得できるメリットがあります。
一方で、選び方を間違えると挫折してしまう可能性があるため、注意が必要です。自分の目的やレベルに合った本を選ぶようにしましょう。
ですが実際に選ぼうといわれても難しいものです。そこで今回は、「ゲームプログラミングの独学でオススメの本」を紹介します。その他、「本の選び方」や「独学で挫折しないポイント」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
ゲームプログラミングの独学に最適な本の選び方4選
ゲームプログラミングの独学で使える本は、様々な出版社から販売されています。それらの中から選ぶには、以下の4つのポイントを意識してください。
- 目的に合った本を選ぶ
- 自分のレベルに合った本を選ぶ
- イラストが豊富な本を選ぶ
- サンプルコードが豊富な本を選ぶ
目的に合った本を選ぶ
ゲームプログラミングの独学で使う本は、目的に合ったものを選ぶようにしましょう。目的とは異なる本では、必要な知識やスキルを学べないためです。
例えば、趣味でゲームを作りたい人とプロのゲーム開発者を目指す人では、学ぶ内容が違います。趣味の人には初心者~中級者向け、プロを目指す人には中級者~上級者向けが適しています。
まずは自分がどのような目的でゲームプログラミングをしたいのかを決めて、目標に合った本を選ぶようにしましょう。
自分のレベルに合った本を選ぶ
独学でゲームプログラミングを学ぶ際には、自分のレベルに合った本を選ぶようにしましょう。難易度が高すぎると、理解できずに挫折してしまうためです。逆に簡単すぎても学びが少ないため、飽きてしまいます。ちょうど良いレベルの本を選ばなくてはいけません。
例えば、初心者には基礎からしっかり学べる「入門書」が適しています。既に基本を理解している人には「応用技術書」が良いでしょう。
このように自分のレベルに合った本を選び、効率良く学習を進めていってください。確実にスキルアップができます。
イラストが豊富な本を選ぶ
ゲームプログラミングの独学には、イラストが豊富な本を選びましょう。文字だけよりもイラストがある方が視覚的に理解しやすく、複雑な概念もスムーズに学べるためです。
特にプログラミング未経験な人にとって、イラストや図解の有無は重要なポイントになります。文字だけの参考書と比べて、遙かに理解できます。
初心者のうちはイラストや図解が豊富な本を選び、ある程度の理解が深まった時点で、文字だけの情報にも移行していくと良いでしょう。
サンプルコードが豊富な本を選ぶ
ゲームプログラミングの独学で使う本にサンプルコードが豊富かどうかも、チェックしてください。実際に動くコードを見ることで理解が深まり、実践もしやすいためです。
例えば、具体的なゲームの作り方を解説しつつサンプルコードを多数掲載している本は、作り方と一緒にコードの構造がわかるため、非常に有用です。学んだ内容をすぐに試せば、知識としてインプットもできます。
プログラミングにとって実際に手を動かせるかどうかは重要です。学習効果を高めるためにも、サンプルコードの数は必ず確認しておきましょう。
ゲームプログラミングの独学にオススメの本3選
ゲームプログラミングを解説した本は、様々な出版社から販売されています。ここからは、初心者の人に向けて、オススメの本を紹介します。
- 初心者でも「コード」が書ける! ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング
- マンガでわかる Unityゲーム開発入門
- Unityの教科書 Unity2022完全対応
初心者でも「コード」が書ける! ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング
技術評論社の「初心者でも「コード」が書ける! ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング」は、プログラミング経験がない人向けに書かれた本です。
図解やプログラミング例が多く掲載されており、本を見ながらJavaベースの本格的なプログラミングを学べます。1冊を読み終える頃には、1つゲームを作れている点も魅力です。
初心者の入門書としてピッタリな本といえるでしょう。
書籍名 | 初心者でも「コード」が書ける! ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング |
著者 | うえはら |
出版社 | 技術評論社 |
発売日 | 2019年4月 |
マンガでわかる Unityゲーム開発入門
インプレスブックスの「マンガでわかる Unityゲーム開発入門」は、マンガテイストでわかりやすく解説された本です。ヒトミおねえさんと主人公のリエが、やり取りしながらシューティングゲームを作っていくという、ストーリーテイストの内容となっています。
マンガとはいえ中身が非常に充実しており、プロジェクトの作成からスクリプト、当たり判定などゲームで必要な基本要素を網羅しています。イラストや図解も多いため、初心者にとって非常に理解しやすい構成です。
Unityによるゲーム開発の全体像を把握するなら、最初に手に取りたい1冊といえます。
書籍名 | マンガでわかる Unityゲーム開発入門 |
著者 | もりやまゆうた |
出版社 | インプレスブックス |
発売日 | 2022年10月 |
Unityの教科書 Unity2022完全対応
SBクリエイティブの「Unityの教科書 Unity2022完全対応」は、わかりやすい説明とイラストでゲーム作りを解説している本です。
簡単な2Dゲームの制作からスタートし、徐々に難しいゲームへと進んでいく構成となっています。サンプルゲームも制作できるので、ゲームを作るための知識が、自然と身についていくでしょう。
C#の基礎知識も掲載されているため、プログラミング未経験でも安心して学習できます。Unityの入門書としてもオススメの1冊です。
書籍名 | Unityの教科書 Unity2022完全対応 |
著者 | 北村愛実 |
出版社 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2022年6月 |
ゲームプログラミングの独学を成功させる4つのポイント
ゲームプログラミングの独学は、何人もの人が挑戦しては挫折しています。ここからは、独学で挫折しないポイントとして、以下を解説します。
- 目標を設定する
- 継続して学習する
- わからないことは調べる
- 実際にゲームを作ってみる
目標を設定する
ゲームプログラミングの独学では、必ず目標を設定しましょう。明確な目標があれば、学習の方向性が定まり、モチベーションを維持しやすくなるためです。
例えば、1ヶ月以内に簡単なゲームを完成させるといった目標がオススメです。具体的な目標であるほど、学習計画を立てやすくなります。大きな目標と小さな目標を立てて、少しずつクリアしていく形でも良いでしょう。
達成感を味わいながら効率的に学習を進めるためにも、目標設定は重要です。
継続して学習する
ゲームプログラミングの独学は、継続して学習できるかどうかが重要です。毎日少しずつでも学習をしていれば知識が定着しやすくなり、スキルも向上します。1日の中で、最も勉強しやすい時間を確保するようにしましょう。
学習する時間は無理のない範囲で大丈夫です。極端な話、毎日5分でも問題ありません。無理なく継続できるかどうかが重要です。継続的に学習し続けていれば、モチベーションを維持でき、1人でゲーム開発もできるでしょう。
わからないことは調べる
独学でゲームプログラミングを学ぶ際、わからないことが出てきたら積極的に調べてください。疑問点を放置すると学習の妨げになるためです。インターネットでの検索や、関連する本を使って解決策を見つけましょう。
わからないことを調べることで理解が深まり、学習効率が上がります。必ず納得できるまで調べ、理解したうえで先に進むようにしてください。
実際にゲームを作ってみる
学んだ知識を実践するために、実際にゲームを作ってみましょう。実践を通じて、理論だけでは得られないスキルを習得できます。
例えば、簡単なゲームを自分で作ることで、身につけたプログラミングの基本を復習できます。アウトプットもできるので、一石二鳥です。想定しないエラーと遭遇した場合の解決力も身につけられます。
実際に手を動かしてゲームを作った経験は非常に大きいので、プロトタイプとして何作か作ってみましょう。ゲームプログラマーとして就職・転職する際のポートフォリオとしても活用できるので、オススメです。
ゲームプログラミングの独学は本を使って効率良く学ぼう
ゲームプログラミングの独学は、本を使ってもできます。多くの人が実際にゲームを開発しているので、挑戦する価値はあるでしょう。一方で、挫折しやすいのも事実なので、挫折しにくい環境を作っていってください。
中でも意識したいのが、楽しいかどうかです。ゲーム開発には長い時間がかかります。その中でモチベーションを維持し続けるには、楽しいと感じているかどうかが大きなポイントになります。
まずは楽しんでできるかどうかを見極め、そのうえで独学に挑戦してみてくださいね。
もし、本を使っての独学が難しいという人は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
よくある質問
ゲームプログラミングを独学で始めるなら何から始めればいいですか?
ゲーム開発では、C#やC++、JavaScriptといった言語が利用されています。中には難しい言語もあるため、初心者の人は以下の言語から始めると良いでしょう。
- JavaScript
- Swift
- Ruby
開発したい環境によってどうしても必要な言語があれば、そちらから勉強するのもオススメです。
ゲームプログラマーの年収はいくらですか?
ゲームプログラマーは、約520万円の年収です。東京が最も高く、北海道や九州・沖縄のように首都圏から離れるほど低くなる傾向にあります。
ゲームを作る仕事はプログラミングだけですか?
プログラミング以外にも様々な仕事があります。以下を見てみましょう。
- プロデューサー
- ディレクター
- ゲームプランナー
- シナリオライター
- イラストレーター
- 2D/3Dデザイナー
- サウンドクリエイター
- ネットワークエンジニア
- デバッガー
この他、ゲームを販売する仕事として営業や広報もあります。それぞれ必要になるスキルが異なるため、自分が好きであったり得意であったりするものを基準に選ぶと良いでしょう。
ゲームプログラマーの辛いことは何ですか?
一般的に、ゲームプログラマーが辛いと口にするのには、以下の理由があります。
- 残業が多い
- コミュニケーション能力が必須
- 急なトラブル対応が多い
- 現場の緊張感が強い
- リリース後も修正対応に追われる
- 納期に追われるプレッシャーが辛い
- ユーザーから厳しい意見をもらう
- 人間関係が難しい
- 知識・スキルのアップデートが大変
- 作り手目線になるため純粋にゲームを楽しめない
- 興味のないゲームでも作らなくてはいけない
- 業務を自分だけで完結できない
どれも仕事をするうえで、求められるものばかりです。チームで仕事をする以上、仕方なのない部分だといえるでしょう。