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ネットワークエンジニアの仕事とは? | 仕事内容や必要なスキルまで徹底解説

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「ネットワークエンジニアって難しそう」

「ネットワークエンジニアって専門的な内容が多いんでしょ?」

このように感じている人は多くいます。ネットワークエンジニアは、私たちの生活に欠かせないインターネットや通信網を支える仕事です。難しく感じてしまうのも、無理のないことでしょう。

今回は、そんなネットワークエンジニアについて解説します。「ネットワークエンジニアの仕事内容」や「必要なスキル」も紹介してるので、ネットワークエンジニアに興味のある人は、ぜひ参考にしてください。


監修者

古里 栄識

クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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ネットワークエンジニアとはネットワークの専門家

ネットワークエンジニアとは、その名の通りネットワークを主に扱うエンジニアです。ネットワークの専門家と言っても良いでしょう。IT社会である現代において、必要不可欠な存在です。

どのような存在なのか、以下の3つにわけて詳しく見ていきましょう。

  • 社会貢献性が大きい
  • 業務の成果がわかりやすい
  • サーバーエンジニアとの違い

社会貢献性が大きい

ネットワークエンジニアが設計・維持するネットワークシステムは、日常生活やビジネス活動に不可欠です。IT社会である現代において、必要な存在となっています。

遠隔教育やテレワーク、緊急時に情報を迅速に共有できているのも、ネットワークエンジニアが構築するシステムのおかげです。障害が発生すると多大な影響を与えてしまう面はあるものの、自分が社会を支えている実感を得られます。社会貢献性が大きいエンジニアと言えるでしょう。

業務の成果がわかりやすい

ネットワークエンジニアの仕事は、成果が目に見えやすいという特長があります。例えば、ネットワークの速度を改善した場合、すぐにユーザー体験の向上として表れます。自宅のPCをWi-Fiに接続したシーンをイメージすると、わかりやすいでしょう。

また、障害が発生した際に迅速に対応し、問題を解決したときの達成感もひとしおです。具体的な成果を実感しやすいため、仕事に対してモチベーションを維持しやすい仕事と言えます。

サーバーエンジニアとの違い

ネットワークエンジニアと似ているものに、サーバーエンジニアがあります。両者で明確に異なるのは、主に担当するシステムの範囲です。

ネットワークエンジニアは、コンピューターやデバイスが互いに通信できる環境を構築・維持します。一方、サーバーエンジニアはサーバー自体の設定や管理、データの保管といった業務を行います。

例えるなら、ネットワークエンジニアは「道路」、サーバーエンジニアは「車」を整備するイメージです。Webを利用する私たちを運転手とすると、両者の関係がわかりやすいでしょう。

それぞれ担当する業務が異なるため、ネットワークに関係するエンジニアを目指す場合は、気を付けましょう。


ネットワークエンジニアの仕事内容


ネットワークエンジニアについて知るためには、仕事内容の把握も重要です。ここからは、主な仕事となる以下の4つを紹介します。

  • ネットワークの要件定義
  • ネットワーク設計
  • ネットワーク構築
  • ネットワークの監視・運用・保守

ネットワークの要件定義

ネットワークエンジニアは、まずネットワークの要件定義を行います。要件定義とは、依頼主からヒアリングした要件をチェックし、以下を設定する業務です。

  • 必要な機器
  • 必要な工数
  • コスト
  • スケジュール

どれだけのコストが必要なのかを算出し、最適な機器と回線速度を決めます。例えば、遠隔地にオフィスを新設する場合、そのオフィスの通信速度やセキュリティのニーズを把握し、快適なネットワークの要件を定義する、といった形です。

プロジェクトの成功に直結するため、ネットワークエンジニアにとって腕の見せ所と言えるでしょう。

ネットワーク設計

ネットワークの要件が定義されると、次に定義した内容に沿ってネットワーク設計を行います。どのようなネットワーク機器が必要か、必要な回線速度はどれくらいかを考えます。場合によっては、クラウド設計を手がけることも。

また、障害時の経路変更や起動時に異常なログがないかなども、実機を使って検証します。設計の良し悪しがネットワークの性能を大きく左右するため、非常に重要な工程です。

ネットワーク構築

ネットワーク設計ができたら、次は設計に基づいてネットワークを構築します。物理的に配線を設置したり、ルーターやスイッチなどを接続したりする工程です。クラウドの場合、クラウドサーバーへの設定も含まれます。

もちろん、構築が終了したらテストを実施し、期待通りのネットワークパフォーマンスかどうかを確認します。問題点があればすぐに改善し、要望通りの環境を構築しなければいけません。

ネットワークの要件定義から構築までを一通り終えたら、納品完了となります。ただし、それで案件が終了するわけではありません。次に解説する業務が始まります。

ネットワークの監視・運用・保守

ネットワークは構築して終わりではありません。構築後は維持管理が必要です。ネットワークエンジニアは、継続的な監視、運用・保守も仕事になります。「快適な通信ができているか」「外部からの攻撃がないか」を確認しなければいけません。

もしトラブルが起こった場合は、原因をいち早く突き止め、必要に応じて機器の交換などを行います。円滑なネットワークの維持も重要な仕事なのです。


ネットワークエンジニアに必要な3つのスキル

ネットワークエンジニアになるのであれば、身につけておきたいスキルがあります。特に以下の3つは業務をする上で重要です。

  • 主体性
  • 責任感
  • コミュニケーション能力

主体性

ネットワークエンジニアには、主体性が不可欠です。ネットワーク環境は日々進化しているため、身につけなければいけないスキルが変わります。物理的な接続からクラウドへ接続へ変わるケースを思い浮かべると、わかりやすいでしょう。

常に第一線で働くためにも、主体性を持って積極的に新しい情報やスキルを身につけていく必要があります。

責任感

ネットワークは、企業にとって血管のようなものです。ネットワークに問題が生じると、使用してるシステム全体の業務が停止し、大きな損失を生み出してしまいます。システムの安全性や安定性を守るため、細心の注意を払いながら業務にあたらなければいけません。

セキュリティ対策の実施や、障害発生時の迅速な対応など、責任感を持ってネットワークの運用・保守を行いましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、ネットワークエンジニアにとって欠かせないスキルの一つです。クライアントやチーム内のメンバーとスムーズにやり取りできる、コミュニケーション能力が問われます。

また、クライアントの正確な要件を把握し、定義として落とし込む際にも必要です。問題が起こった際には、わかりやすく問題点と解決策を説明することもあるでしょう。

このようにコミュニケーション能力はプロジェクトの成功に直結するため、非常に重要な能力です。


ネットワークエンジニアになるのに資格は必要ない

ネットワークエンジニアを目指す際、気になるのが「資格が必要なのかどうか」です。結論から言えば、資格は必要ありません。知識とスキルさえあれば、誰でもなれます。実際にネットワークの設計や運用に携わっている内に、ネットワークエンジニアになっていたなんて人もいるでしょう。

一方で、資格を取得しておくと就職や転職、キャリアアップに有利です。ネットワークエンジニアに求められる知識も身につけられるため、気になっている人は挑戦してみることをオススメします。

ネットワークエンジニアとはITインフラを支える専門家

ネットワークエンジニアは、現代社会のITインフラを支える不可欠な役割を担っています。資格も必要ないため、目指しやすいエンジニアと言えるでしょう。

一方で、主体性やコミュニケーション能力など、一朝一夕では磨けないスキルも必要です。真逆のタイプだと感じる人は、まずそういった部分を磨いていってくださいね。

もしひとりで学ぶのは難しいという人は、プログラミングスクールを検討してください。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントスキルなど、ネットワークエンジニアに必要なスキルを身につけられます。

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良くある質問


ネットワークエンジニアとはどんな仕事ですか?

ネットワークエンジニアは、企業内で使用するコンピューターや電子機器同士をつないで、最適なネットワーク環境を構築・運用する仕事です。

ネットワーク系エンジニアとは何ですか?

ネットワークの設計、構築、運用・保守を担う技術職です。

ネットワークエンジニアに向いている人は?

ネットワークエンジニアに向いているのは、ガジェット機器に対して興味があり、実機を触るのが好きな人です。自作PCが好きな人は、特に向いているでしょう。

ネットワークエンジニアの平均年収はいくらですか?

ネットワークエンジニアの平均年収は、約448万円です。


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