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    35歳以上の転職は厳しい?成功するポイントやコツをわかりやすく解説

    • #プログラミングスクール

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    「35歳以上での転職ってやっぱり厳しい?」

    「転職が増えてるけど、年齢の壁ってもう関係ない?」

    このように考えている人は多くいます。実際、35歳を超えてから転職する場合、年齢が大きなネックになるのは間違いありません。

    ですが、35歳には35歳なりの強みがあります。自分の強みや魅力を意識すれば、年齢に関係なく転職できるでしょう。

    この記事では35歳以上でエンジニアへの転職を考えている人に向けて、「転職のためのオススメ手順」を解説しています。その他、「転職で気を付けるポイント」や「転職成功のコツ」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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    35歳以上での転職は本当に厳しいのか

    近年、転職市場が活発化しています。その中で注目されているのが、「35歳」という年齢です。一般的に35歳を超えると転職が難しいとされています。

    2024年現在、どのような状態なのか、まずは以下にわけて詳しく見ていきましょう。

    • 転職の難易度は上がる
    • 転職する人の数は多い
    • 人材不足の業界にならチャンスはある

    転職の難易度は上がる

    まず大前提として、35歳以上になると転職の難易度は上がります。年齢が進むことで柔軟性や学習意欲が低下すると見られるためです。20代と比べて脳のパフォーマンスも落ちるため、仕方ありません。

    ですが、企業が求めるのは即戦力です。そのため、業種によっては年齢よりも実績が評価されます。例えばエンジニアの場合、実務経験があるだけで転職は十分に成功します。

    若い頃と比べて転職の難易度は間違いなく上がりますが、決して不可能ではないという点は覚えておきましょう。

    転職する人の数は多い

    35歳以上でも転職を考える人は多く、特にエンジニア業界ではキャリアチェンジが盛んです。厚生労働省の「2023年度 労働力調査」でも転職者の半数以上が35歳より上の世代となっています。

    コロナ禍もあって働き方やライフスタイルが変化した結果、転職市場の多様化が要因として考えられます。スキルを活かせる場も増えているため、年齢に関係なくチャレンジできるチャンスが広がっています。

    人材不足の業界にならチャンスはある

    エンジニア業界では慢性的な人材不足が続いており、35歳以上でもチャンスはあります。経済産業省の「IT人材育成の状況等について」によると、2030年時点で最高80万人の人材不足が生じる懸念があるとされています。人材不足の解消は急務です。

    こうした経緯から、IT業界では即戦力となるスキルを持つ人材が求められています。特に、データサイエンスやクラウド技術といった近年注目されている分野での経験があれば、需要がさらに高まります。

    35歳以上でも転職を考えた際は、人材不足の業界にアプローチすればチャンスは十分にあるでしょう。

    35歳以上でも成功するエンジニア転職の5ステップ

    35歳以上でもエンジニアに転職に成功するには、若い頃と違った動き方が重要です。以下の手順で進めてみましょう。

    1. 自分の強みを明確にする
    2. キャリアプランを具体的に描く
    3. 需要が高いスキルを身につける
    4. 転職エージェントを活用する
    5. 面接対策をしっかりする

    Step1.自分の強みを明確にする

    35歳以上でエンジニアへの転職を成功させるには、まずこれまで培ってきた経験やスキルを具体的に洗い出して自分の強みを明確にするようにしましょう。転職では自分の強みが最も強い武器になるためです。

    人間、35歳を超えると若手にはない経験や知識を蓄積しています。管理職として、部下を持った人もいるでしょう。

    そうした強みを洗い出し、具体的な実績を書き出していくと選考の歳にアピールできる部分を見つけられます。

    Step2.キャリアプランを具体的に描く

    自分の強みを明確にできたら、次は今後のキャリアプランを具体的に描きましょう。どのようなエンジニアになりたいのかを明確にしておくと、志望動機や求人選択の際にブレずに済みます。

    その際、「エンジニアになりたい」という漠然とした目標ではなく、以下のように具体的な目標を立てましょう。

    • AI開発ができるエンジニアになりたい
    • スタートアップ企業で新しいサービスを創出したい

    このような目標を立てておくと、転職活動の指針になります。モチベーションにも繋がるので、決めておきましょう。

    Step3.需要が高いスキルを身につける

    IT業界は日々進化しているため、求められるスキルも変化しています。そのため、最新の技術動向を把握し、需要が高いスキルを身につけていきましょう。

    プログラミング言語の習得はもちろん、クラウドサービスやAI、データサイエンスなど、今後のキャリアに役立つスキルがオススメです。最新情報は英語圏から発信されるため、英語力があるとより最新情報を集めやすくなるでしょう。

    Step4.転職エージェントを活用する

    転職活動は、求人サイトだけでなく転職エージェントも活用しましょう。転職エージェントは、キャリアプランやスキルに合った求人を紹介してくれるだけでなく、面接対策や交渉などもサポートしてくれます。

    中には非公開の求人もあるため、思わぬ企業と出会えるかもしれません。メリットが非常に大きいので、転職の際は利用するようにしましょう。

    Step5.面接対策をしっかりする

    転職活動では、面接対策も重要です。自信がつくまで徹底的に行いましょう。 企業は、スキルだけでなく、企業文化に合うかどうかや成長意欲など、様々な面から選考します。

    そのため、企業研究をしっかりと行い、自己PRや志望動機を明確に伝えられるように準備しましょう。ポートフォリオもセットで準備しておくとスムーズです。

    35歳以上のエンジニア転職で気を付ける4つのポイント

    35歳以上での転職となると、どうしても「難しいんじゃないか」「失敗するんじゃないか」と不安を抱いてしまいます。

    そのような場合は、以下のポイントを意識しましょう。

    • 年齢を気にしすぎない
    • キャリアの軸を明確にする
    • アピールする実績を整理する
    • 転職活動のスケジュールを管理する

    年齢を気にしすぎない

    35歳を過ぎると、若手に比べて劣っているように感じてしまうかもしれません。実際、体の衰えを感じたり、食が細くなったりと、「もう若くないんだな」と実感することは多々あります。

    ですが、年齢はただの数字です。企業が求めているのは、年齢ではなくスキルや経験になります。これまでのキャリアで培ってきた知識やノウハウは、若手にはない大きな強みです。

    35歳以上だからといって年齢を気にするのではなく、堂々と年相応の武器を使って転職活動に臨みましょう。

    キャリアの軸を明確にする

    35歳以上の転職では、キャリアの軸が大事になります。以下のように、自分に質問していきましょう。

    • なぜエンジニアになりたいのか
    • どんなエンジニアになりたいのか

    年齢を重ねると、キャリアプランを見直す機会が減っていきます。ですが転職を機に、改めて自分のキャリアについて深く考えるのも大切です、今後のキャリアを成功させるためにも、転職をきっかけに自分のキャリアについて改めて考えてみましょう。

    アピールする実績を整理する

    35歳ともなれば、様々な経験をしているはずです。転職の際は、これまでのキャリアの中で、どのような実績を上げてきたのかを整理しましょう。面接時のアピールポイントとして活用できます。

    例えば、大規模なプロジェクトに携わった経験やチームをまとめた経験、新しい技術を習得した経験などです。エピソードとともに具体的な実績を洗い出しておくと、面接時に活用できます。

    転職活動のスケジュールを管理する

    転職活動がすぐに成功するのは稀です。大体は数ヶ月程度かかります。そのため、根気強く続けるように意識しましょう。

    特に35歳以上となると、働きながら転職活動をしている人が多いため、スケジュール管理が非常に重要です。計画的に行動するように心がけ、現職に影響が出ないようにしましょう。

    35歳以上のエンジニア転職を成功させる5つのコツ

    35歳以上でエンジニアへの転職を成功させるには、コツがあります。挑戦する際は、以下のコツを意識してみましょう。

    • 自分の強みを活かす
    • 新しい技術を学ぶ
    • ポジティブな姿勢でい続ける
    • 転職活動のサポートを受ける
    • 諦めない

    自分の強みを活かす

    35歳以上の転職で成功するためには、これまでの経験で培った強みを最大限に活かせるかが重要です。若手にはない、大規模プロジェクトの経験やチームでのエピソードなど、自分の強みを具体的に洗い出し、面接でアピールしましょう。

    新しい技術を学ぶ

    IT業界は日々進化しており、新しい技術が生まれ続けています。そのため、IT業界では常に新しい技術を学び続ける姿勢が求められます。 転職も同じです。場合によっては、面接時に質問される可能性もあります。

    学習サイトや技術ブログなどを活用して、最新の技術を習得し続けるようにしましょう。新しい技術を学び続け、自分の市場価値を高めていくようにしてください。

    ポジティブな姿勢でい続ける

    転職活動は、必ずしも順調に進むとは限りません。何度も面接に落ちてしまうこともあるでしょう。そのような場合でも落ち込むのではなく、常に前向きな姿勢でいるようにしてください。

    大切なのは、失敗から学び、次に繋げられるかどうかです。面接で落ちても、なぜ落ちたのかを考えていれば、自然と対策を立てられるようになります。

    ポジティブ思考を意識して、前向きに転職活動をしていきましょう。

    転職活動のサポートを受ける

    転職活動は1人で進めるのではなく、転職エージェントなどのサポートを利用するのもオススメです。非公開の求人があれば紹介してくれる可能性があるため、利用しない手はありません。

    面接対策や交渉などもサポートしてくれるため、利用するしないで大きく変わるでしょう。

    諦めない

    転職で最も大切なのは、諦めないことです。35歳以上になると、20代のようにポテンシャルで採用してくれるケースはまずありません。そのため、転職が成功するまで時間がかかります。中には、何度も不採用になる人もいるでしょう。

    そのような場合でも、諦めずに粘り強く続けていれば、内定をくれる企業と出会えます。失敗を恐れずに挑戦し、ダメだった部分を直しながら転職を成功させましょう。

    35歳以上の転職は厳しいがやる気次第でどうとでもなる

    35歳を過ぎてもエンジニアへの転職は、決して不可能ではありません。かつては「35歳定年説」がささやかれていましたが、根拠のない情報です。実際、40歳以上でも働いている人は多くいます。

    35歳以上にもなると、20代とは違って様々な経験をしています。転職の際はそうした経験やスキルを活かし、自分だからこその強みをアピールしていきましょう。

    もし35歳以上の転職で不安を覚えている場合は、プログラミングスクールでの学習も検討してください。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。

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    よくある質問

    転職が厳しくなる年齢は?

    一般的に40歳を超えると難しいとされています。特に未経験の業界や職種に転職するのは、厳しい場合があるでしょう。

    35歳の転職率は?

    厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、以下のような数値です。

    • 男性:7.7%
    • 女性:10.7%

    男性は10%に届かず、女性は10%を僅かに超える程度となっています。10人に1人の割合で転職しています。

    35歳でも転職できますか?

    可能です。スキルや実績、資格などがあると、より成功する可能性が高くなります。ひとりで難しい場合は、転職エージェントなどを頼りましょう。

    転職の35歳限界説とは?

    転職市場で35歳以上を対象とした求人が少なくなるため、限界説がささやかれています。ただし、40歳を超えても転職に成功している人もおり、実績やスキル次第で大きく変わります。


    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

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    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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