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    【初心者必見】プログラミングの環境構築方法を解説 | 必要な備品と難しい理由も解説

    • #プログラミングスクール

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    「プログラミングって特殊な環境が必要なの?」

    「プログラミングに挑戦したいけど、今の環境で使えるのか不安」

    このように考えている人は多くいます。事実、プログラミングに挑戦したいと思っても、最初の壁となるのが「環境構築」です。パソコンに必要なツールをインストールし、適切に設定するのは、初心者にとって非常にハードルが高いといえるでしょう。

    ですが、正しい手順を踏めば、環境構築は思ったよりも簡単です。この記事では、初心者でもわかりやすいように「プログラミングの環境構築方法」を手順ごとに解説しています。

    環境構築で必要なアイテムも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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    プログラミングの環境構築とは開発環境を整えること

    プログラミングの環境構築とは、開発環境を整えることです。効率的なコード作成とデバッグを行うためには、適切なツールや設定が必要になります。プログラミングをするなら必須と考えてください。

    例えば、プログラミング言語に適したエディタや統合開発環境(IDE)、バージョン管理システムなどを揃えると、作業をスムーズに進行できます。エラーの発見や修正が容易になり、開発プロセス全体を効率化できるでしょう。

    初心者でも安心してプログラミングを始められるようになるため、環境構築は非常に重要です。


    プログラミングの環境構築法

    プログラミングの環境構築は、それほど難しくありません。以下の手順で1つずつ進めていきましょう。

    1. プログラミングに必要な備品を揃える
    2. プログラミング言語に適したツールを選択する
    3. 必要なツールをインストールする

    Step1.プログラミングに必要な備品を揃える

    まず、プログラミングに必要な以下の備品を揃えてください。

    • 性能の良いパソコン
    • 打ちやすいキーボード
    • マウス
    • インターネット環境
    • テキストエディタ

    パソコンはお下がりではなく、なるべく高性能なものを選びましょう。サクサク動く方が、ストレスなく作業できます。プログラミング中に発生する様々な作業をスムーズに進める効果もあります。

    また、高性能なパソコンだと、大規模なソフトウェア開発や複数のアプリケーションを同時に実行する際の動作も快適です。まずは備品を揃えて、プログラミングができる環境を整えましょう。

    Step2.プログラミング言語に適したツールを選択する

    次に、プログラミング言語に適したツールを選択します。各言語には、それぞれに最適な開発環境やエディタがあるためです。ツールが異なると、効率や使いやすさに大きな差が出てしまいます。

    例えば、Pythonを学ぶ場合、「PyCharm」や「Visual Studio Code」がオススメです。コードの補完機能やデバッグ機能が充実しているため、学習や開発をスムーズに進められるでしょう。

    自分の学びたい言語に最適なツールを選べば、学習効率を最大限に高められます。言語に合わせて、使うツールを選んでください。

    Step3.必要なツールをインストールする

    最後に、プログラミングに必要なツールをインストールします。選んだツールやソフトウェアをパソコンにインストールし、設定を行いましょう。ツールが正しく動作する環境かどうかは、プログラミングをする上で非常に重要です。

    例えば、Pythonの開発環境を整えるためには、Python本体のインストールと、使用するエディタの設定が必要になります。設定を適切にできていれば、プログラミングをすぐに始められるでしょう。

    ただし、WindowsとMacでは開発環境が異なる点には注意が必要です。パソコンそのものとの相性もあるため、様々なツールを試してみることをオススメします。


    プログラミングの環境構築が難しいといわれる4つの理由

    プログラミングの環境構築は難しいと良くいわれます。特に初心者にとって、プログラミングは未経験です。パソコンに詳しくなければ、何をどのように進めれば良いのかわからず、挫折してしまうことも少なくありません。


    まずは難しいと感じる以下の4つの理由を理解して、環境構築のハードルを下げていきましょう。

    • インストールするものが多い
    • プログラミング言語やOS合うツールがわからない
    • インストール中のエラーが多くて先に進めない
    • ツールの設定ができない

    インストールするものが多い

    環境構築の最初の難関は、インストールすべきものが多い点です。1つのツールだけで使えるケースもありますが、多くは複数のツールやソフトウェアをインストールしなければいけません。

    例えば、プログラミング言語のコンパイラや統合開発環境(IDE)、バージョン管理システムなどです。これらを1つ1つインストールするのは、初心者にとって大変な作業になります。

    また、同じ用途のツールでも、複数の環境元から提供されていたり、いくつかのツールがまとめられていたりすると、より混乱してしまいます。

    プログラミングの環境構築にインストールは必須なので、まずは何のツールが必要になるのかを把握するようにしましょう。

    プログラミング言語やOS合うツールがわからない

    プログラミング言語やOSに適したツールを選べば良いのかわからない点も、環境構築の難しさの一因です。各言語やOSにはそれぞれに適した開発ツールがあるため、インストールするものが異なります。

    例えば、Pythonには「PyCharm」、Javaには「IntelliJ IDEA」が適しています。ツールはそれぞれの言語に特化した機能を持っているので、効率的にプログラミングを進めるためには最適なツールを選ばなければいけません。

    ですがそのためには、自分が使っているOSやプログラミング言語のバージョン、利用するツールのバージョンなど、様々な要因を考慮する必要があります。

    ただインストールすれば始められるわけではないというのも、環境構築が難しい要因なのです。

    インストール中のエラーが多くて先に進めない

    インストール中に発生するエラーも、初心者がつまずく大きな要因です。エラーが発生する理由は、ソフトウェアの互換性や設定ミスなど様々なものが考えられます。

    例えば、特定のバージョンのソフトウェアが他のツールと競合する場合、インストールが中断されてしまいます。こうした問題に対処するには、エラーメッセージを読み解かなければいけません。

    ですが、エラーメッセージは初心者にとって難解な内容が多かったり、専門用語が含まれていたりします。中には英語で表示されているものもあるため、原因の究明は難解です。

    そのためエラーを解決できず、環境構築できないといったケースもあります。エラーが表示されたら1つずつ丁寧に解消していくよう心がけましょう。

    ツールの設定ができない

    無事にツールをインストールできたとしても、設定面で環境構築ができなくなるケースもあります。設定項目が多く、初心者には何をどう設定すれば良いのかがわかりにくいためです。

    例えば、統合開発環境(IDE)の設定では、テーマの選択やプラグインの追加、デバッグ設定などの細かい調整が必要になります。公式の資料通りに設定しても、思い通りに動かないなんてことも少なくありません。

    そのため、わからない設定があれば1つ1つ理解していく必要があります。環境構築が初心者にとって難しいとされているのは、設定の手間とややこしさもあるのです。


    プログラミングの環境構築で必要なもの

    プログラミングの環境を構築するには、揃えておきたいツールがあります。ここからは、プログラミングをするにあたって最低限必要になる、以下の4つを紹介します。始める際の参考にしてください。

    • パソコンと周辺機器
    • インターネット回線
    • コーディングツール
    • プログラムの実行ツール

    パソコンと周辺機器

    まず、プログラミングには高性能なパソコンと周辺機器が欠かせません。プログラムの実行や開発ツールの動作において、処理能力の高いパソコンが必要になるため、性能面を重視しましょう。種類はデスクトップ・ノートPCのどちらでも大丈夫です。

    もし高性能のパソコンがない場合は、ミドルスペックのものを使ってください。ブラウジングをストレスなくできる程度の性能なら、プログラミングをするのに不便はありません。

    さらに揃えるのなら、キーボードやモニター、マウスなど周辺機器もオススメです。使いやすい道具を使って、プログラミングのモチベーションを上げていきましょう。

    インターネット回線

    安定したインターネット回線も、プログラミングには不可欠です。以下で必ず使います。

    • 情報収集
    • エラーの解決方法の検索
    • 開発したプログラムの実行
    • 必要なツールのダウンロード

    高速かつ安定したインターネット回線であるほど、スムーズに学習や開発を進められます。テザリングよりもWi-Fiや固定の光回線がオススメです。安定感と速度に大きな差があります。

    プログラミングの開発環境においてインターネット回線は必須なので、ない場合は回線契約も視野に入れましょう。

    コーディングツール

    適切なコーディングツールも、プログラミングの環境構築において重要です。テキストエディタでもできますが、使いやすいツールを使用した方が、コーディング作業を効率的にできます。タイプミスを検知できたり、コードのテストができたりと、できる幅が広いのです。

    以下の3つが人気なので、使いやすいものを選んでみましょう。

    • Visual Studio Code
    • Atom
    • サクラエディタ

    こうしたツールは、コード補完機能やデバッグ機能が充実しているため、初心者でも簡単に操作できます。

    迷った場合は、様々なツールを使ってみるのもオススメです。使いやすいものを探してみましょう。

    プログラムの実行ツール

    プログラムの実行ツールも必要です。コードを書いた後、実際に動かして確認するために使います。

    作成したプログラムをパソコンで実行できる形式に変換するコンパイルを行うためのツールや、プログラムを読み込みながら実行するタイプのツールなどがあります。使用する言語に合わせて選びましょう。

    ただし、以下のプログラミング言語はWebブラウザを使うのでインストールが不要です。

    • HTML
    • CSS
    • JavaScript

    これらをプログラミングする場合は、GoogleChromeやFirefoxといったWebブラウザをインストールしましょう。


    プログラミングの環境構築は簡単にできる

    プログラミングの環境構築は、難しいようで簡単です。パソコンやインターネット環境など周辺を整えてから、習得したい言語のツールをインストールすれば完了します。

    ただ、ツールによっては相性があったり、エラーが何度も発生したりするため、根気強く環境を整える必要があります。エラーを自力で解決する能力を身につけると考えて、1つずつ解決していくと良いでしょう。

    もし環境構築が難しい場合は、プログラミングスクールを検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。


    よくある質問

    プログラミング環境を整える手順は?

    以下の手順で進めましょう。

    1. 備品を揃える
    2. プログラミング言語に適したツールを選択する
    3. 必要なツールをインストールする


    手順そのものは難しくありません。1つずつ進めていきましょう。

    環境構築とはITで何ですか?

    環境構築とは、導入されるシステムやソフトウェアからみた、PC全体の状態を指します。例えば、以下のような情報です。

    • どんなPCを使っているのか
    • どんなOSを使っているのか
    • 設定はどうなっているのか

    これらを総じて、環境と呼びます。環境構築は、プログラミングなどをするためにPCを整える作業です。

    プログラミング言語の環境構築とは?

    プログラミングに必要な開発環境を作成する作業を指します。プログラミンをするためには、言語に応じたハードウェアとソフトウェアが必要です。

    環境構築では、プログラミング関連のツールをインストールし、プログラムを書いたりコンパイルをしたりといった、一連の作業を行える状態にします。

    開発環境を構築するとはどういうことですか?

    システムやソフトウェアを開発するために、プログラミングをする環境を整えることを指します。開発したいシステムやソフトウェアに合ったツールを選ぶ、といった作業が当てはまります。


    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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