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プログラミング独学は9割が挫折する | 原因と挫折しない方法を徹底解説
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「プログラミングの独学が挫折しやすいって本当?」
「プログラミングに興味があるけど、挫折しないか心配」
プログラミング学習を独学でする際、多くの人が挫折しています。特に初心者ほど、高い傾向にあります。これからプログラミングを学ぼうと考えている人にとって、厳しい現実です。
そこで今回は、「プログラミング学習の独学で挫折する理由」について解説します。理由を知った上で挫折しないように対策をすれば、独学でもプログラミングを習得できます。独学する際に知っておきたい「挫折しないための対策」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
プログラミング学習の挫折率は約90%
株式会社侍が実施した調査によると、プログラミングを学習している人の約90%が挫折しています。10人いれば9人が挫折するのですから、非常に大きい数字です。さらに挫折している人の割合を見ると、以下のような数値になります。
- 独学:58.3%
- 学校:19.2%
- 企業研修:11.7%
独学が約6割も占めているのです。これらの数値から見ても、独学での学習は挫折しやすいといえるでしょう。
では、どのような理由で挫折してしまうのか、次の項目で詳しく解説します。
プログラミング学習の独学で挫折する理由TOP3
プログラミング学習を独学でした際、挫折する理由は以下の3つが大半を占めています。
- 不明点を質問できなかった
- エラーを解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
1位:不明点を質問できなかった
多くの独学者が直面する最大の壁は、学習中の不明点を質問できないことです。独学なので、どうしても自分だけで解決する必要があります。
ですがプログラムは、エンジニアによって方法や内部のコードが全く違うなんてケースが多々あります。全てのプログラムが同じコードで作成されているわけではないのです。
そのため、教科書や動画とは一部が異なるコードがザラにあります。不明点が生まれても解決できないとそのままモチベーションが下がり、挫折してしまうのです。
2位:エラーを解決できなかった
エラーを解決できなかったのも、挫折する理由の代表格です。プログラミング学習においてエラーは避けられません。エラーが起こる度に原因を特定して改善していく必要があります。
ですが初心者にとって、エラーメッセージの解読やバグの特定は非常に難しいのも事実です。小さなタイプミスがプログラム全体の動作を止めてしまう場合もあるため、解決策が見つからずに投げ出してしまうケースが多くあります。
プログラミングにつきもののエラーは、独学においても厄介な存在なのです。
3位:モチベーションが続かなかった
モチベーションを維持できずに、独学を続けられなかったケースも多くあります。プログラミングは、習得するまで200時間~300時間ほど必要です。成長を実感するまでに時間がかかります。1つのアプリケーションを製作するのに、何週間とかかることもあるでしょう。
結果、学習のゴールが見えず、次第にモチベーションが低下してしまうのです。
では、なぜこのような状態になるのか、次の項目で詳しく見ていきましょう。
プログラミング学習の独学で挫折しやすい5つの原因
プログラミング学習を独学で進めると挫折しやすいのには、以下の原因が関係しています。
- 目的を決めずに勉強を始めた
- 何から学べばいいのかわからない
- 環境構築ができない
- 質問できる人がいない
- 実務レベルを習得できるまで続かなかった
目的を決めずに勉強を始めた
学習を始める際、明確な目的を決めないままでいると、挫折しやすくなります。学習方針が定まらず、モチベーションの維持が難しくなるためです。
単に「プログラミングを学びたい」と思っても、具体的な目標がなければ途中で何を学ぶべきか迷い、挫折してしまいます。何となくで学習を始めないようにしましょう。
何から学べばいいのかわからない
何となくでプログラミングの学習を始めた結果、「何から学べばいいのかわからない」となるのは、独学者あるあるです。
特にWebサイトで調べるほど、陥りやすくなります。情報過多で頭がパンクしてしまうのです。まずは何をしたいのかを明確にするところから始めなければいけません。
環境構築ができない
プログラミング学習の初期段階でつまずくケースもあります。学習には、プログラミングができるように環境構築しなければなりません。
ですが独学でプログラミング学習をしようとする人にとって、環境構築は難しいものです。これまでパソコンに触ってこなかった人にとっては、なおさらでしょう。プログラミングをしたいのに、環境構築さえままならないため、モチベーションが下がり挫折してしまうのです。
質問できる人がいない
独学で学習を進める中で、疑問点や問題に直面したときに質問できる人がいないと、挫折しやすくなります。特にプログラミングでは、小さな疑問が大きな障壁となるケースが良くあります。自分なりにエラーの原因を考え、試行錯誤して解決していかなければなりません。
ですが、いつまでも解決できずに誰からもヒントを得られないと、モチベーションが下がっていってしまいます。結果、難しいと感じて挫折してしまうのです。
実務レベルを習得できるまで続かなかった
プログラミング学習の目標として、実務レベルのスキル習得を目指す人は多くいます。一方で、実務レベルにまでスキルを習得するのは、非常に時間がかかります。
一般的に、プログラミングは基礎の理解に300時間、実務レベルに到達するのに1,000時間以上が必要です。毎日3時間勉強し続けたとしても、1年かかります。
プログラミングの習得には時間が必要です。簡単に習得できるだろうと考えていたものの、思うように学習が進まず挫折してしまう、といったケースも良くあります。
プログラミング学習を独学でも挫折しないための方法4選
プログラミングを独学で習得するのには、様々なハードルがあります。ですが、挫折せずに習得できた人も多くいるのも事実です。挫折しないか不安な人は、以下の方法を試してみてください。
- 具体的な目標を決めるう
- 学びやすい言語から学習を始める
- 学習プランを立てる
- プログラミングのコミュニティに入る
具体的な目標を決める
挫折せずに独学をするポイントは、具体的な目標設定にあります。目標が明確であれば、学習の進捗を実感でき、モチベーションを維持できます。
例えば、3ヶ月以内に基本的なWebサイトを構築できるようになることを目指す、といった具体的な目標です。アプリケーションでも良いでしょう。意識したいのは、具体的であるかどうか、です。
自分が作りたいものや欲しいものを作っている時間が最も楽しいのは、プログラミングでも同じ。まずは具体的な目標を決めてから、学習を始めましょう。
学びやすい言語から学習を始める
プログラミング言語には難易度があります。初心者が独学をする場合、学びやすい言語を選ぶようにしましょう。例えば、「Python」や「JavaScript」といった言語です。基本的なプログラミングの概念を理解するのにも役立ちます。
いきなり難しい言語に挑戦するのではなく、簡単な言語から学習しましょう。
学習プランを立てる
挫折せずに学習するためには、学習プランも重要です。目標から逆算して学習プランを立てましょう。以下を参考に立ててみてください。
- 学習ステップごとに「何を」「いつまでに」習得するのかを決める
- 1日の作業時間を設定する
- 毎日繰り返す
学習プランには、毎日または毎週どのくらいの時間を学習に割り当てるか、どのトピックをいつまでに学ぶかなどを具体的に記述します。例えば、週に10時間、毎日の通勤時間を利用して学習するといった形です。
この際、無理すぎない範囲でプランを設定しておくと、挫折せずに進められます。自分へのご褒美を設定するのもオススメです。
プログラミングのコミュニティに入る
プログラミングのコミュニティに入ってみるのもオススメです。学習の中で疑問が生じた際、コミュニティで質問すれば解決できる可能性があります。また、自分と同じように独学で頑張っている人がいれば、励みにもなります。
非常に効果的なので、良いコミュニティだと感じたら入っておきましょう。
プログラミング学習の独学で挫折が不安ならプログラミングスクールがオススメ
プログラミング学習で挫折した人の割合は、9割に上ります。中でも独学は6割を占め、ほとんどの人が途中で挫折しています。その理由は様々ですが、共通しているのは「誰かに質問できない」という点です。挫折しないためには、目標を設定して計画立てて学習していく必要があります。
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よくある質問
プログラミング学習の挫折率は?
年齢に関係なく、一般的にプログラミング学習の挫折率は約90%です。
プログラマの挫折率は?
プログラミングと同じく約90%です。そのうち、6割が独学、2割が学校、1割が企業研修となっています。
プログラミングは独学で学べますか?
プログラミングは独学でも習得できます。学習用の書籍やWebサイト、アプリケーションを使えば、誰でも学べます。
プログラミングは独学で何ヶ月?
プログラミング習得に必要な学習時間は、1日の平均学習時間を3時間30分と仮定して、独学で18.3ヶ月ほど必要です。