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プログラミングスクールではフリーランスになれない? | リスクと卒業後に目指す方法を解説

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「プログラミングスクールを卒業してもフリーランスになれないって本当?」

「プログラミングスクールに通ってもフリーランスにはなれないの?」

せっかくプログラミングスクールに通ったのに、フリーランスとして独り立ちするのが難しいと聞くと、誰もが疑問に思うでしょう。

実際、多くの人が、スキルを習得した後の自由な働き方に憧れを抱きます。ですが、実際は想像よりも厳しいのが現実です。

その原因は、実務経験や信用にあります。プログラミングスクールで学んだ内容だけでは、フリーランスとして働くのは難しいのです。

この記事では、「プログラミングスクールに通ってもフリーランスになれない理由」について解説します。あわせて「卒業後にフリーランスを目指す方法」も紹介しているので、将来的にフリーランスになりたい人は、ぜひ参考にしてください。


監修者

古里 栄識

クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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フリーランスのエンジニアには2種類ある

フリーランスになれない理由の前に、まずはフリーランスの種類について知っておきましょう。前提知識があるだけで、目指し方が大きく変わります。以下の2つを覚えておいてください。

  • 個人事業主のフリーランス
  • 客先常駐のフリーランス

個人事業主のフリーランス

フリーランスエンジニアとして独立する際、多くの人が選ぶのが個人事業主です。フリーランスと聞いて真っ先に思い浮かぶ働き方でもあります。

個人事業主の最大の魅力は、自由な働き方です。自分でクライアントを見つけ、プロジェクトに応じて仕事を選べるため、スキルやライフスタイルに合った働き方ができます。しかも時間や場所に縛られません。

非常に魅力的に感じますが、一方でリスクもあります。クライアントとの契約が不安定になりがちで、仕事の獲得には絶えず努力が必要です。

客先常駐のフリーランス

客先常駐のフリーランスは、特定の企業に所属しながらも独立した立場で働く形態です。企業のプロジェクトに参加し、その場所で作業を行います。

個人事業主と違って定期的な収入と一定の安定性が保証されるため、フリーランス初心者にとって魅力的な選択肢です。しかし、自由度が制限され、企業文化に柔軟に適応する必要があるため、フリーランスのイメージと違うと感じる可能性があります。


プログラミングスクールではフリーランスになれないと言われる理由3選

プログラミングスクールではフリーランスになれないと言われるのは、何故なのでしょうか。以下の3つの理由が関係しています。

  • 企業での実務経験がないため
  • スクール卒業の肩書きは実績にならないため
  • スクールで学ぶ内容は基礎的な部分がほとんどのため

企業での実務経験がないため

プログラミングスクールでは、実務経験を積む機会が限られています。そのため、フリーランスとして独立する際に大きな障害になります。実際のプロジェクトで求められる実践的なスキルやチームで働く経験は、スクールのカリキュラムだけでは身につけにくいためです。

エンジニアは、実務経験の有無が大きな意味を持ちます。スクールでは実務経験を積む機会が少ないため、結果としてフリーランスとして評価されにくい人材になってしまうのです。

スクール卒業の肩書きは実績にならないため

多くのプログラミングスクールの卒業証書は、フリーランスとして働き始めるにあたって、あまり意味を持ちません。クライアントは、単にスクールを卒業しただけでなく、実際に成果を出せるかどうかを重視するためです。

例えば、過去のプロジェクトでどのような成果を上げたか、具体的なスキルセットは何かといった実績です。スクールの学習だけでは、そうした実績を積むのが難しいため、フリーランスの肩書きとして使えません。

スクールで学ぶ内容は基礎的な部分がほとんどなため

プログラミングスクールで学ぶ内容は、基礎的な知識がほとんどです。しかし、フリーランスとして成功するためには、高度な技術や特定の分野での専門知識が必要になります。

例えば、Web開発ではフレームワークやライブラリの深い理解が求められますが、スクールのカリキュラムで十分に扱われないケースがあります。フリーランスとして働くには、少々スキルが足りない状態です。スクール卒業後に自己学習や追加の研修が必要になる場合があるでしょう。


プログラミングスクール卒業後すぐにフリーランスになるリスク

プログラミングスクール卒業後、すぐにフリーランスにならない方が良いとも言われます。以下の2つのリスクが関係しています。

  • 仕事が取れない
  • 仕事が取れても対応・納品できない可能性がある

仕事が取れない

プログラミングスクールを卒業したばかりでは、フリーランスとして十分な仕事をなかなか獲得できません。実務経験の不足が原因です。多くのクライアントは、過去の実績や経験を重視するため、スクール卒業生は競争で不利になってしまいます。

実際、開業して最初の仕事を見つけるまでに数ヶ月かかる、なんてことも多々あります。この期間に安定した収入を確保しなければいけないため、心理的にも厳しい期間です。

獲得できたとしても次に繋げられなければ同じ状態が続くため、非常にリスキーだと言えるでしょう。

仕事が取れても対応・納品できない可能性がある

仮に仕事を獲得できたとしても、プログラミングスクールでの学習だけでは、クライアントの要求するレベルの仕事を完遂するのが難しい場合があります。

特に、締め切りの厳しいプロジェクトや、特定の技術を要求される仕事には注意が必要です。未経験の分野に直面するケースも多く、品質の低い成果物を納品してしまうリスクがあります。

結果的にフリーランスとしての評判にも影響し、将来的に仕事の機会を失う原因にもなります。自分ができる範囲の仕事を選んで獲得していく必要があるのです。


プログラミングスクール卒業後にフリーランスを目指す方法3選

プログラミングスクールを卒業しても、フリーランスになれないわけではありません。以下の方法ならば、目指せます。自分に合った方法を選んでみましょう。

  • 企業に就職して経験を積む
  • 副業をしながらフリーランスを目指す
  • エージェントに登録して客先常駐フリーランスとして働く

企業に就職して経験を積む

フリーランスとして必要なのは、実務経験です。そのため、プログラミングスクールを卒業した後、まず企業に就職して実務経験を積みましょう。現場での実践的な技術と仕事の流れを学べます。

例えば、ある開発プロジェクトでチームリーダーを務めた経験は、将来的にフリーランスとしてプロジェクトを管理する際に役立ちます。ポートフォリオに記載すれば、アピールポイントとして活用可能です。

エンジニアは、最低でも3年は実務経験を積むべきだと言われています。まずは企業に就職し、経験を積むことから始めましょう。

副業をしながらフリーランスを目指す

フリーランスとして安定した収入を得るために、副業から始めるのも良い方法です。副業ならばリスクを最小限に抑えつつ、フリーランスエンジニアとしての経験を積めます。

実際に多くのフリーランスエンジニアは、最初に副業として小さなプロジェクトをこなしています。徐々に副業の収入を増やしていき、本業を超えた時点で独立する流れが一般的です。段階を踏んで、独立を目指していくと良いでしょう。

エージェントに登録して客先常駐フリーランスとして働く

フリーランスとして独立する前に、エージェントに登録して客先常駐の仕事を経験するのも有効な手段です。フリーランスとして直接クライアントと契約するよりも、比較的安定した仕事を得やすいメリットがあります。

ただし、実務経験がない状態では、エージェントから仕事の紹介をなかなか得られません。アピールポイントがないためです。最低でも1年以上の実務経験を積んだ上で利用すると良いでしょう。


プログラミングスクール卒業後すぐにフリーランスになるのは難しい

プログラミングスクールを卒業してすぐにフリーランスになるのは、難しいのが現状です。実務経験が大きく評価されるため、まずは就職したり副業をしたりして、実務経験を積みましょう。

ただし、フリーランスになってからも評価されなければ廃業になる可能性があります。様々な企業から重宝される希少型エンジニアとして、常に知識やスキルを磨いていきましょう。

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よくある質問

プログラマーはどれくらい稼げますか?

プログラマーの平均年収は、約422万円です。日本の平均年収が443万円なので、若干低い水準となっています。

ただし経験年数や実績、スキルによって年収に大きく差が出るため、年齢を重ねると年収が増える傾向です。

プログラミングスクールは何歳まで受講できますか?

基本的に、プログラミングスクールの受講に年齢制限はありません。ただ、スクールによっては設けているところもあるため、事前に確認しておくことをオススメします。

ダメなエンジニアの特徴は?

ダメなエンジニアには、以下の特徴があります。

  • 問題を避ける
  • 問題を他人に押しつける
  • コミュニケーション能力が低い
  • コードの品質に対して無頓着
  • 保守性や可読性に配慮しない
  • セキュリティに関する問題に無頓着

総じて、チームの足を引っ張り、仕事の品質も低い傾向にあります。

プログラマーの離職率は?

プログラマーの仕事はきついと言われており、離職率は80%以上と言われています。IT企業の平均年齢が低いのも、離職率が影響しているのが現状です。


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