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初心者必見!プログラミング学習計画のコツとポイントを手順ごとに解説
- #プログラミングスクール
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「プログラミングの学習って、どこから手をつければいいの?」
「計画立ててプログラミングを学習したいけど、手順がわからない」
プログラミング学習を始めるとき、このような悩みを持つ人は多くいます。プログラミングの学習は難易度が高いため、計画を立てていないと、途中で挫折してしまうケースが少なくありません。
せっかくプログラミングを学習するのなら、挫折せずに身につけたいものです。
そこで今回は、初心者の人向けに「プログラミング学習の計画の立て方」をステップで解説します。学習計画を立てる際に意識したいポイントも紹介しているので、ぜひ学習に役立ててください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
プログラミング学習の計画の立て方を7ステップで解説
プログラミングの学習は、半年~1年以上にわたって取り組みます。そのため、学習計画をどう立てるかが重要になってきます。
悩んだ場合は、以下の手順で進めてみましょう。
- プログラミング学習の性質を理解する
- 具体的な目的や目標を立てる
- 学習するプログラミング言語の特徴を理解する
- 学習方法を決める
- スケジュール管理する方法を決める
- わからないことを質問できる場所を見つける
- 学習を始める
Step1.プログラミング学習の性質を理解する
学習計画を立てる前に、まずはプログラミング学習の性質を理解しておきましょう。プログラミングは単なる知識の詰め込みではなく、どう問題を解決するかを問われるためです。
例えば、実際の開発現場ではエラーやバグが常に発生します。そうした問題に対処するための思考法やツールの使い方を学べるかどうかが、学習を成功させる第一歩になります。
プログラミングを通じて論理的思考や問題解決能力を磨く、という点に意識を向けましょう。
Step2.具体的な目的や目標を立てる
プログラミングの学習では、具体的な目的や目標を立てるようにしましょう。目標が明確であるほどモチベーションを維持しやすいためです。進捗を測る基準にもなります。例えば、以下のような目的・目標がオススメです。
- 1ヶ月以内に基本的なWebサイトを作成する
- 半年後にプログラミングコンテストに参加する
このように、期限を決めて具体的な目標を設定します。学習の方向性が明確になり、効果的に進められるようになるでしょう。
Step3.学習するプログラミング言語の特徴を理解する
学習するプログラミング言語の特徴を理解するのも、計画を立てるのに重要なポイントです。各言語には得意分野や特徴があるため、目的に合った言語を選べるかどうかが、効率的な学習に直結します。
例えば、Web開発ならHTML/CSSやJavaScript、データ分析ならPythonが一般的です。それぞれの言語にはできることとできないことがあるので、理解しておかないと見当違いの学習になりかねません。
適切な言語を選び、その特徴を理解して、学習効率を高めましょう。
Step4.学習方法を決める
自分にとって、効果的な学習方法を決めるのも重要です。最適な学習方法を選べれば理解度が深まりやすく、実践力も効率的に身につけられます。
例えば、書籍や学習サイト、プログラミングスクールなどがあります。それぞれメリット・デメリットが大きく異なるので、自分に合っているかどうかが非常に重要です。
様々な方法を試し、自分に合った学習方法を見つけるようにしましょう。
Step5.スケジュール管理する方法を決める
学習方法を決めたら、次にスケジュール管理の方法を決めます。スケジュール管理ができれば、進捗管理がしやすくなり、継続的に努力できるためです。例えば、以下のような方法があります。
- 手帳アプリ
- タスク管理アプリ
手書きとデジタル、どちらも相性があるので使いやすいほうを選びましょう。具体的なスケジュールを立てると、効率的に学習を進められるようになります。
無理のない計画を立てて、毎日少しずつレベルアップしていきましょう。
Step6.わからないことを質問できる場所を見つける
プログラミングの学習では、わからないことを質問できる場所があるかどうかが重要です。悩みや問題に直面した際に頼れるので、安心感が大きく違います。
オススメはオンラインフォーラムやプログラミングのコミュニティです。XなどのSNSでも良いでしょう。
質問できる場所を最初から決めておくと、学習の壁を乗り越えやすくなります。学習効率を高めるためにも、質問できる場所を見つけておきましょう。
Step7.学習を始める
学習の計画を立てられたら、いよいよ学習を始めます。準備段階で時間をかけていると気持ちが萎えてしまっている可能性もあるため、「えいやー」で始めてみましょう。
スキルを身につけ、学んだ内容を実践していけば、確実にエンジニアとしてステップアップできます。
効率的なプログラミング学習のために意識したいポイント8選
プログラミング学習を効率的にしたい場合、意識したいポイントがあります。特に以下の8つは重要です。
- 目的や目標を意識する
- 期限を決めておく
- 実践的な課題に取り組む
- 調べるクセをつけておく
- わからない場合は人に質問する
- 反復して練習をする
- 何か1つ作って完成させる
- 作ったものを公開してフィードバックを受ける
目的や目標を意識する
プログラミング学習をする際は、目的や目標を意識しましょう。明確であるほど学習のモチベーションが高まり、効果的に学べます。
例えば「3ヶ月でWebサイトを作成する」という具体的な目標を立てると良いでしょう。パソコンの画面や壁など、良く目を向ける場所に目的や目標を貼っておくと、さらに効果的です。
達成感を得られやすく学習も継続しやすくなるので、目的や目標は学習を始める前に決めておきましょう。
期限を決めておく
プログラミング学習には期限を決めておいてください。期限があると、計画的に学習を進められるためです。特に、夏休みの宿題をギリギリにやっていた人は注意しましょう。「明日からやろう」がずっと続いて、結局やらずに終わります。
期限は簡単なものでOKです。例えば「1ヶ月で基本的なプログラミングの基礎を習得する」というようにしておくと、進捗を確認しやすくなります。学習計画も立てやすくなるので、期限は必ず決めておきましょう。
実践的な課題に取り組む
プログラミングの学習は、基礎を学んだ後は実践的な課題に取り組むようにしましょう。実際の開発環境での経験が、スキルの定着に繋がるためです。
例えば、簡単なWebサイトやアプリを作成するといった方法があります。実践を通じて、エラーやバグの解決方法がわかれば、実際の現場でも活かしていけます。
学んだ知識を応用できるようにもなるため、より理解を深められるでしょう。
調べるクセをつけておく
プログラミング学習では、調べるクセをつけておきましょう。自分で調べる能力は、問題解決能力の向上に直結するためです。わからないものが出てきたら、すぐにGoogleで検索してください。
例えば、わからない用語やエラーが出た場合、1人で悩むのではなく検索して解決策を探します。実際の現場でも良く使われる手法なので、学習している頃から習慣にしておきましょう。
調べるクセをつけておくと、検索する能力も自然とついていくので、一石二鳥です。
わからない場合は人に質問する
わからない場合は、すぐに人に質問しましょう。自分で解決できない問題を抱え込んでいると、学習が停滞するためです。間違えて理解したまま学習を進めた結果、行き詰まってしまう可能性もあります。
その際、オンラインフォーラムやコミュニティがオススメです。経験豊富な人たちからアドバイスが得られます。効率的に学習を進められるでしょう。
反復して練習をする
プログラミング学習では、反復練習が欠かせません。繰り返し練習する中で、自然とスキルが定着していくためです。
例えば、同じコードを書き直したり、異なるプロジェクトで同じ技術を使用したりといった方法があります。知識を深め、実践力を養う効果もあるので、同じ内容でも何度も反復してこなしましょう。
何か1つ作って完成させる
プログラミング学習では、何か1つ作って完成させるかどうかも重要です。実際に手を動かす以上の経験はありません。完成すれば達成感も得られ、学習のモチベーションを維持できる効果にも期待できます。
例えば、簡単なWebサイトやアプリを作成し、最後まで仕上げたとします。作成する中で遭遇したエラーやバグの解決は経験になりますし、完成品はポートフォリオとして活用可能です。
エンジニアとしても自信がつき、次のステップへ進む意欲が湧くでしょう。
作ったものを公開してフィードバックを受ける
作ったものは積極的に公開しましょう。第三者に触れてもらい、フィードバックを受けるのも重要です。第三者の視点からの意見やアドバイスは、成長に大きく繋がります。
例えば、GitHubにプロジェクトを公開するといった方法があります。他の開発者からのフィードバックを求めて改善点が見つかれば、修正する中でスキルが向上していくでしょう。
成果物は公開することで、初めて意味を持ちます。フィードバックの内容を恐れずに、積極的に公開しましょう。
プログラミング学習の計画を立てるのが難しいならプログラミングスクールがオススメ
プログラミング学習は、計画性と継続性が大切です。今回紹介した7つのステップと8つのポイントを参考に、自分に合った学習計画を立ててみましょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、諦めずに1歩ずつ進んでいけば、必ず目標を達成できます。ぜひ、プログラミングの学習に挑戦してみてください。
プログラミングを計画立てて学習するのが難しいと感じる人は、プログラミングスクールも検討しましょう。カリキュラム通りに学習すれば、誰でもエンジニアを目指せます。
中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
よくある質問
プログラミングを1日何時間勉強すれば良いですか?
プログラミング習得に必要な学習時間は、学習方法によって以下のように異なります。
- 独学:18.3ヶ月(1日平均3時間30分、学習した場合)
- プログラミングスクール:15.1ヶ月(平均学習時間が5時間30分の場合)
1日にどれだけ時間を使えるかで、習得までの期間が変わります。休日も含めて、確保できる時間を把握しておきましょう。
プログラミングを勉強するには何ヶ月必要ですか?
1日5時間勉強したと仮定して、40日程度は必要です。2時間の勉強時間であれば、単純計算で2.5倍の時間が必要になるでしょう。
ただし、プログラミングの習得は個人差が非常に大きいので、人によってはもっと時間がかかるケースもあります。
独学でプログラマーになれるまで何年かかる?
プログラマーになるには、1年~3年程度は必要です。最低限のスキルだけでいいのなら、1年以内でも良いでしょう。
ただし、プログラマーは実力主義の社会です。即戦力を求められるケースも多いため、3年程度を見ておきましょう。
プログラミングの独学には何年かかる?
1つの言語を習得するまでに、1年~1年半かかります。複数の言語を習得する場合は、さらに時間が必要になるでしょう。