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なぜプログラミングスクールはネットで「やめとけ」と言われるのか?

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プログラミングスクールを考えた場合、「やめとけ」と言われることが良くあります。これから本気で学ぼうと考えている人にとっては、なぜそう言われるのか、疑問を感じるでしょう。

多くの人が「やめとけ」というのには理由があります。今回は、なぜ「プログラミングスクールをやめとけと言われるのか」について解説します。

他にも「プログラミングスクールがオススメの人/オススメじゃない人」や、「良質なプログラミングスクールの選び方」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

監修者

古里 栄識

クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

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プログラミングスクールがやめとけと言われる理由

プログラミングスクールがやめとけと言われるのには、以下の7つの理由が関係しています。

  • 費用対効果が薄いか
  • 講師のレベルが低いか
  • 無料で独学できる時代になったから
  • 就職や転職できない可能性があるから
  • ノーコード開発が広まってきているから
  • 自薦で通じる能力を身につけられないから
  • 教材やカリキュラムが担保されていないから

費用対効果が薄いから

プログラミングスクールの費用対効果は高くありません。受講料と比べて、得られるメリットが少ないことが原因です。教育内容も基本的なものに留まることが多く、独学で学べる範囲となっています。卒業しても確実に就職できるわけではないため、費用対効果は非常に薄いと言わざるを得ません。

講師のレベルが低いから

多くのプログラミングスクールは、講師の質が一定ではありません。経験豊富な講師もいれば、実務経験が乏しい講師もいます。中には現場経験の不足したアルバイトが担当するケースも。

講師のレベルが低いイコール質には繋がりませんが、意欲的に学びたい人にとっては回避したいポイントです。

無料で独学できる時代になったから

現代は、インターネットを使えば無料でプログラミングを学べる時代です。多くの高品質なオンライン教材が無償で提供されています。自宅で自分のペースで学習しても、実践レベルには到達可能です。

そのような背景の中で、あえてプログラミングスクールに通う意味はないと考える人もいます。

就職や転職できない可能性があるから

プログラミングスクールを卒業しても、就職や転職が保証されるわけではありません。特に競争が激しい業界では、スクールの卒業証書だけでは不十分です。実際に、スクール卒業後も就職先が見つからない例は少なくありません。転職サポートがあっても、提携企業しか紹介してもらえないケースもあります。

ノーコード開発が広まってきているから

ノーコード開発の台頭により、プログラミングスキルが必須でなくなってきています。ノーコードツールを使えば、コーディング知識がなくてもアプリやWebサイトが作成可能です。ChatGPTのようなAIツールでも開発できる環境が整いつつあります。

プログラミングスクールで学んでも、近い将来には無駄になると考えている人が一定数いるわけです。

実践で通じる能力を身につけられないから

プログラミングスクールでは、実際の開発現場で必要とされる実践的な能力を、確実に身につけられるわけではありません。基礎を中心的に学ぶため、実践で求められる応用力や問題解決力の育成が不十分です。実践での活躍を見越して学ぶなら、物足りないと言わざるを得ません。

教材やカリキュラムの質が担保されていないから

多くのプログラミングスクールは、教材やカリキュラムの質が一定ではありません。更新されていない古い教材や、市場のニーズに合わない内容が教えられることもあります。最新の技術動向を反映していないと、実際の技術市場で求められるスキルを習得できません。これも大きなデメリットです。

プログラミングスクールで勉強するのに向いている人

プログラミングスクールには、メリットもあります。特に以下に該当している人にはオススメです。

  • 主体的に行動できる人
  • パソコン作業が好きな人
  • 仲間やメンターが必要な人

主体的に行動できる人

プログラミングスクールでは、主体的な行動が必要です。自ら積極的に学習し、疑問を解決する姿勢が求められます。良質なプログラミングスクールは、受講生の目的を達成するために分厚いサポートで支えてくれます。しかし、サポートを最大限活用するには、受講生が主体的に動かなければいけません。自分から考えて動く習慣のある人には、メリットが大きいでしょう。

パソコン作業が好きな人

プログラミングは長時間のパソコン作業を伴います。講義では、オンライン授業も多く実施されます。どちらも長時間にわたってパソコン画面を見続けなければいけません。卒業すれば、業務時間のほとんどがパソコン作業です。

パソコン作業が好きで苦にならない人ほど、プログラミングスクールには向いています。

仲間やメンターが欲しい人

プログラミングスクールは、仲間やメンターと交流を深められます。複数人で学ぶ環境なため、途中で挫折することも少ないでしょう。

学習中の悩みを共有したり、経験豊富なメンターから指導を受けたりできる環境は非常に魅力的です。何かあった際にも大きな助けになってくれるでしょう。

プログラミングスクールで勉強するのに向いていない人

プログラミングスクールで勉強するのに、向いていない人もいます。以下に該当する人は注意しましょう。

  • 根気よく取り組めない人
  • パソコンスキルが低い人
  • 主体的に行動できない人
  • 目的意識を持っていない人
  • 自力解決する意欲がない人
  • 論理的思考ができない人
  • 金銭的な余裕がない人

根気よく取り組めない人

プログラミング学習は根気が必要です。短期間で成果を求める人には向いていません。目標に向けて根気よく努力できる人ほど、向いています。プログラミングの楽しさを少しでも見つけられれば、根気よく取り組めるようにもなるでしょう。

パソコンのスキルが低い人

プログラミングには基本的なパソコン操作が必須です。パソコン操作に不慣れな人は、学習の初期段階でつまずきやすい傾向にあります。知識面も同様で、少なくともハードウェアやソフトウェアといった基礎知識は身につけておきましょう。スクールに通う前から、少しずつ勉強しておくことをオススメします。

主体的に行動できない人

プログラミング学習には自主性が必要です。指示待ちの姿勢では、学習効果を得られません。自ら課題を見つけ、解決策を探る姿勢が必要です。主体的に行動できるように、意識を変えていきましょう。

目的意識を持っていない人

明確な目的意識がないと、プログラミング学習は続きません。目標が曖昧な状態では、学習のモチベーションを維持するのが難しいためです。目的やゴールを定め、目的意識を持って学習に取り組む必要があります。

自力解決するする意欲がない人

プログラミングは問題解決能力が重要です。自分で課題に取り組む意欲がない人には、向いていません。すぐに答えを求める姿勢では、プログラミング技術を身につけることは難しいでしょう。独立した場合にも苦労するため、自分で解決する能力を身につける必要があります。

論理的思考ができない人

プログラミングは、論理的思考が非常に重要です。プログラミングの処理手順を組み立てたり、エラーや不具合を修正したりする際に欠かせません。

論理的思考は後からでも鍛えられるため、普段の生活でも意識して考えるようにしていきましょう。

金銭的な余裕がない人

プログラミングスクールは高額な料金です。経済的な余裕がないと、学習に専念するのが難しいです。受講料の支払いに苦労すると、学習に集中できなくなる可能性もあります。受講前に料金や支払い方法を確認し、無理なく通えるかどうかも必ず確認しておきましょう。

やめとけと言われないプログラミングスクールを選ぼう

プログラミングスクールは、やめとけと言われることが多くあります。無料で学べる時代になったことはもちろん、ノーコード開発が台頭しているなど様々な要因が関係しています。

一方で、プログラミングスクールで学ぶのに向いている人がいるのも事実です。今回紹介した内容を参考に、自分に合ったベストなプログラミングスクールを選んでくださいね。

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