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Python初心者が0から学べるロードマップ完全版|RareTECH〜希少型エンジニア育成スクール〜
- #Python
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Pythonは、機械学習(AI)・ディープラーニングなどに適したプログラミング言語です。多くの企業がPythonを扱える人材を求めていますし、今後需要が高まることが予想されるためとても人気のある言語です。
初心者の方が習得するのにうってつけのプログラミング言語ではありますが、何から学べばよいのか、ロードマップはないかと気になる方も多いと思います。
この記事では、これからPythonを学習する方に向けて、何から学べばよいかロードマップをお伝えしています。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
【5ステップで解説】Python独学完全ロードマップ
ゼロからPythonの勉強を始めて、基礎を習得するまでのロードマップは以下の5ステップです。
- Pythonを学ぶ目的を決めよう
- Pythonを独学で勉強する方法
- Pythonの基礎を勉強しよう
- Pythonの練習問題に取り組もう
- 目的に沿った学習を進めよう
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.Pythonを学ぶ目的を決めよう|プログラミングを始める前に知っておきたいこと!
はじめに
この記事を読む方の中には、プログラミング業界に就職・転職をしようと考えている方も多いと思います。だからこそきちんと知っておいてほしい言葉があります。
それは、「希少型人材」と「量産型人材」という言葉です。
将来性や可能性を感じてプログラミング業界に参入している方は増えているのですが、その多くの方が「思い描いていた理想と全然違う…」と理想と現実のギャップを感じています。
その原因は、「量産型エンジニア」としての道を歩んでしまっているからだと言われています…。
量産型エンジニアの特徴
- 夜中にシステムを見守らなくてはいけない
- ひたすら単純作業に追われがち
- システム異常が起きると残業・休日出勤が当たり前
- 古い技術しか学べず応用が効かない
- 納期に追われて激務になりやすい
希少型エンジニアの特徴
- システムを根本から設計できる
- リモートやフルフレックスで自由に働ける
- クライアントと直接交渉しながら工程を管理できる
- 異常を根本から解決できるので緊急案件が少ない
ぜひ、皆さんが思い描くライフスタイルに合った道を選択してくださいね!
目標・ゴールの設定方法
新しいことを始めるとき、目標やゴールを設定した方が良いと言われます。
ただし、具体的に何をどう学べば良いかわからないですよね。
だからこそ、色々と情報収集しているのだと思います。
そんな方はまずはぜひこちらの記事を読んでみてください。
こちらはPythonに限った話ではなくプログラミング全てに関して大切な考え方が全て詰まっています。
希少型人材を目指す方は特にご一読ください。
参考1|Pythonでできること一覧
- AI / 機械学習
- データサイエンス / データ分析
- Webアプリ開発
- スマホアプリ開発
- Webスクレイピング
- Excel操作の自動化
- ゲーム開発
- ブロックチェーン開発
参考2|Pythonを学んで転職できる職種
- データアナリスト / データサイエンティスト
- Webエンジニア
2.正しいPython学習法を知ろう|プログラミング言語だけなら独学で十分
書籍を使って学習したり、プログラミングスクールに通ったりするなどPythonを学習する勉強法もいくつか選択肢があるでしょう。その中でも特におすすめの勉強法を紹介します。
テキストで学習する
テキストを使った学習Python習得でもっともポピュラーな勉強法といえます。ポイントは前述したようにできるだけ新しいものを選択すること、そしてまずは1~2冊に絞って選択することです。
最初だからといって色々と買い過ぎてしまい、それぞれで記載している内容が異なっているとかえって悩んでしまい進まなくなる場合もあります。
どうしても自分で選択できなければ、初心者向けでおすすめの書籍をQ&Aサイトで聞いて選択するのもよいでしょう。
プログラミング学習サービスを利用する
テキストと併せて利用するのにおすすめなのがプログラミング学習サービスです。動画を交えた解説があったり、運営者のかたに質問ができたりといったサービスを提供しているものもあるので、スキルに合わせ適切なものを選択しましょう。
プログラミング学習サービスのメリットは、パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットでも学習ができる点です。
電車で移動するときや、ちょっとした隙間時間で短い動画を見たり、テキストを読んだりができるため、効率的に学習を進めていけます。
後述のPythonのおすすめの学習サービス3選を参考にしてください。
プログラミング講座やプログラミングスクールを利用する
独学だけではどうしても習得が難しい、時間がないのでできるだけ短期間で習得したいといった際には、プログラミング講座やスクールの利用がおすすめです。
自分のスキルや目的、目標に応じてさまざまな講座、スクールがあるので、最適なものを選択すれば、本格的にPythonが学べます。また、最近ではオンラインレッスンを行っている講座、スクールも多く、通うのは難しいといった方でも安心です。
どのような講座、スクールがあるか詳しく知りたい方は、下記記事もぜひご覧ください。
Pythonが学べるおすすめのプログラミングスクール>>
3.Pythonの基礎を勉強しよう|Pythonのおすすめの学習サービス3選
Pythonを学ぶには、多くの講座、スクールがありますが、学習サービスもまたさまざまなタイプがあり、スキルや目的に応じて選択が可能です。ここでは、金額も比較的安価なので、手が出しやすいかもしれません。
人気のサービスを3つご紹介いたします。
Progate
Python学習サイトのなかでも、特に初心者の方におすすめなのが、Progateです。
イラストが多く視覚的にもわかりやすい構造になっていますが、一番のおすすめポイントは、ブラウザ上でコードを記述しながら学習できる点にあります。
わざわざPythonをパソコンにインストールして環境構築をする手間がかかりません。そのため、初心者の方でも気軽にPythonの勉強を始められます。
Python-izm
ほかのプログラミング言語を勉強したことがある方やPythonの基本は習得し、次の段階へ進みたい方におすすめの学習サービスが、Python-izmです。
入門編・基礎編・応用編の3カテゴリに分けられていて、初心者の方向けのコンテンツもありますが、より専門的な学習がしたいかたにおすすめします。
ドットインストール
すきま時間を使って勉強をしたい方におすすめなのが、ドットインストールです。
一部有料のカリキュラムもありますが、1つ3分程度の動画で学習できるため、忙しい方や繰り返し勉強がしたい方に向いた学習サービスといえるでしょう。
また、ドットインストールは、Python以外にもHTMLや、JavaScript、PHPのほか、データベース講座もあるので、さまざまな勉強をしたい方にもおすすめです。
4.Pythonの練習問題に取り組もう|Pythonの練習問題を解けるおすすめサービス
Pythonの練習問題を提供してくれているおすすめのサービスをご紹介します。
どのサービスもしっかりPythonを学べるので活用してみましょう!
Tech-Joho.info – 無料で基礎的な問題が解ける
Tech-Joho.infoは、個人の方が運営しているブログで、初めてPythonを触る人向けに有益な情報を提供しています。ブログ内ではPythonの入門カリキュラムも提供されており、まずは入門サイトで基礎を一通り学習した後、本当に理解できているか確認するために練習問題に挑戦するといったステップを踏むことができます。
このアプローチは効果的で、理論と実践を組み合わせることでより確かなスキルの獲得が期待できます。個人の運営ということから、実践的で分かりやすい情報が提供されている可能性が高く、初心者にとって心強い学習リソースとなるでしょう。
良いところ:完全無料の問題集
Tech-Johoは個人で運営されているブログで、その利点として完全無料でPythonを学ぶことができます。それにもかかわらず、Progateの有料会員と同等の内容を学べるため、無料で深い知識を得たい人にとっては非常に有り難いでしょう。
問題数は20問ほどと少ないですが、Pythonでコードを書く上で必須な構文を中心に扱っているため、実際の業務にも役立つ問題ばかりです。無料で高品質な学習コンテンツにアクセスできるというのは、学習者にとって大変ありがたいリソースです。
paizaラーニング – 自分のスキルを確かめる
paizaラーニングはたった月600円でITエンジニアに質問ができて、さらにコードの実行環境まで提供してくれるプログラミング学習サイトです。
paizaラーニングは「paiza」というWeb/IT専攻の転職サイトが運営しているWebサービスです。
履歴書や自己PR文ではなく自身で書いたソースコードを手元にカジュアルな面談で採用が決まるという、新しいタイプの転職サイトです。
そういった特徴のあるサイトが運営しているプログラミング学習サイトなので、当然ITエンジニアとして転職するのに通用するレベルの学習が可能です。
今回ご紹介するのはそのpaizaラーニングの中のプログラミングスキルチェックです。
良いところ1:問題の難易度が分かれている
毎週木曜日には、paizaラーニングのプログラミングスキルチェックに新しい問題が追加されています。問題はDからSランクまで難易度別に分かれており、2020年4月11日現在で計300以上の問題が用意されています。
この300問に取り組むことで、プログラミングのスキルはかなり向上するでしょう。特にSランクの問題は非常に難解で、1問解くのに約120分かかるなど、その難易度は高いです。これにより、paizaのエンジニアたちの高い技術力が垣間見えます。
一方で、DランクやCランクの問題は10〜20分ほどで解けるものが多く、入門を終えたばかりのプログラマーにとっては非常に嬉しい難易度設定です。
良いところ2:問題を解くスピードも重視される
個人的な見解では、paizaラーニングのスキルチェックにおいて最も素晴らしい点は、1問あたりの得点が100点で、正答には50点、問題解決の速さにも50点が配点されていることです。
正確な解答だけでなく、迅速な解決も重視されるため、構文や関数、メソッドを他の資料やサイトで確認する余裕はありません。言い換えれば、Pythonをしっかりと理解していないと高得点を獲得することが難しい設計になっています。
このため、スキルチェックは自分が本当にPythonを理解しているかどうかを測る優れた指標となります。スピードが重視される仕様は非常に有益な点と言えるでしょう。
良いところ3:推定年収を教えてくれる
ユーザーにはE〜Sランクのpaizaランクが与えられますが、Dランク以上からは推定年収が表示されるようになります。これはあくまで参考程度の情報であり、難しい問題を解くことで推定年収が向上していきます。
自身の成果が具体的な数字として表れることは、モチベーションを保つ上で非常に効果的です。
これにより、プログラミングスキルの向上だけでなく、ユーザーの取り組みと成果が直接的な形で可視化され、より意欲的にスキルの向上に取り組むことが期待されます。
Progate – スライドと練習問題で効率良く学べる
「初心者から、創れる人に」をメインテーマに掲げ、全世界で120万人以上のユーザーに利用されているプログラミング学習サイトがあります。このサイトでは、イラストを中心に据えたスライドを使用して学習することができ、これにより書籍や記事のような文字中心のコンテンツと比較して、学習のハードルが低く、復習がしやすいという特長があります。
Progateでは、スライドでの学習の後に演習問題が提供されています。これにより、理論を理解した後に実際のプログラミング演習を通じてスキルを向上させることが可能です。120万人以上のユーザーが利用する広範なプログラミング学習プラットフォームとして、初心者から上級者まで幅広いニーズに応えています。
良いところ1:無料でPythonの基礎を学べる
Progateの入門編は、プログラミングの基礎を一通り学習した後、基礎を復習したい方におすすめです。トピックは文字列、変数、データ型などに分かれ、スライドで基本を学んだ後はProgate独自の実行環境で演習問題に取り組むことができます。
演習問題にはヒントが提示され、特につまずきやすいポイントが教えられているため、プログラミング学習においてよくある詰まりどころを避けることができます。さらに、問題の模範解答も提供されており、わからない場合は答えを確認することでスムーズに学習を進めることができます。
この親切な設計により、初心者にとって非常に利用しやすく、わかりやすい学習サイトと言えます。
良いところ2:月1,078円でより深くPythonを学べる
初心者におすすめのProgateは、月額1,078円でPythonをより深く学ぶことができる素晴らしい学習プラットフォームです。
特にオブジェクト指向などの概念が難しいと感じる方にとっては、スライド形式で分かりやすく学べる点が魅力的です。
ProgateではPythonだけでなく、HTML、CSS、JavaScriptなども学習できるため、バックグラウンドとしてこれらの言語を身につけることで、Webアプリケーションの開発も可能となります。
これにより、プログラミングの幅を広げつつ、Pythonを中心に様々な技術を習得することができるので、非常に効果的な学習環境となっています。
5.まとめ|目的に沿った学習を進めよう
いかがでしたか?
冒頭でもお伝えした通り、Pythonの言語だけであれば十分に独学で習得することはできます。
ただし、問題はそこからです。
プログラミング言語だけであれば多くの方が習得しているので、俗にいう量産型エンジニアへの道を歩むことになってしまいます。
量産型エンジニアの特徴
- 夜中にシステムを見守らなくてはいけない
- ひたすら単純作業に追われがち
- システム異常が起きると残業・休日出勤が当たり前
- 古い技術しか学べず応用が効かない
- 納期に追われて激務になりやすい
希少型エンジニアの特徴
- システムを根本から設計できる
- リモートやフルフレックスで自由に働ける
- クライアントと直接交渉しながら工程を管理できる
- 異常を根本から解決できるので緊急案件が少ない
プログラミング言語の上達と理想の働き方とのバランスを考え、希少型エンジニアを目指すならばぜひ一度RareTECHの体験授業にいらしてください。
あなたのチャレンジをお待ちしています。