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    【2024年最新版】Ruby vs Python:どっちがオススメ?プログラミング初心者向け徹底比較ガイド

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    「RubyとPythonってどっちがいいの?」

    「プログラミングを学びたいけど、RubyとPythonの違いがわからない」

    このように考えている人は多くいます。 RubyとPythonには明確な違いがあるため、用途や目標に合わせて使い分けなければいけません。

    この記事では、IT初心者に向けて「RubyとPythonの違い」を解説しています。それぞれの言語の特徴や得意分野、学習難易度も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

    仕事も、働き方も、自分で決められるエンジニアに。 希少型エンジニア育成専門ITスクールRareTECH 公式LINEで資料を受け取る

    RubyとPythonどっちを学ぶべき? IT初心者のための比較2点

    プログラミングを学ぼうと考えた際、RubyとPythonは選択肢として必ず上がってくる言語です。まずは両者の違いを以下のポイントから整理してみましょう。

    • RubyとPythonはどのような言語なのか
    • RubyとPythonでできること比較

    RubyとPythonはどのような言語なのか

    RubyとPythonは、どちらも初心者に人気のプログラミング言語です。それぞれ異なる特徴を持ち、得意分野も異なります。以下を見てみましょう。

    • Ruby
      • 日本発祥のオブジェクト指向プログラミング言語
      • シンプルでわかりやすいコードが特徴
      • Webアプリケーション開発に特に強み
      • Railsというフレームワークと組み合わせることで、効率的に開発できる
      • 日本語の情報量が多い

    • Python
      • 世界中で広く使われている汎用性の高い言語
      • 読みやすく、初心者でも比較的習得しやすい
      • データ分析、機械学習、人工知能などの分野でよく使われる
      • 世界規模のコミュニティが活発で、情報量が多い

    このように、それぞれ明確な違いがあります。どちらも取得難易度は同じくらいですが、得意とする分野や強みとしている部分が大きく違うのです。

    自分がプログラミング言語を使って何を実現したいのかを決めておくと、スムーズに選べるでしょう。

    RubyとPythonでできること比較

    RubyとPythonでは、できることが違います。以下の表を見てください。

    項目

    Ruby

    Python

    得意分野

    Webアプリケーション開発

    データ分析、機械学習、人工知能

    その他

    ゲーム開発、プロトタイピング

    デスクトップアプリ開発、Webスクレイピング

    処理速度

    比較的速い

    比較的遅い

    学習難易度

    やや難しい

    やや簡単

    コミュニティ

    日本語コミュニティが充実

    世界規模のコミュニティが活発

    将来性

    どちらにも需要があるが、近年はPythonの需要が拡大している

    上記のように、RubyとPythonはそれぞれ異なる特徴と得意分野を持っています。自分が目指したいものや目的に合わせて、最適な方を選びましょう。

    RubyとPythonで迷ったら意識したい4つの選び方

    RubyとPython、どちらでもいいなと思った人は、次の4つのポイントを意識してください。選ぶ際の指針になります。

    • プログラマーとして目指したい方向で選ぶ
    • 読みやすさで選ぶ
    • コミュニティの広さで選ぶ
    • 将来性で選ぶ

    プログラマーとして目指したい方向で選ぶ

    RubyとPythonを選ぶ際は、プログラマーとして目指す方向に沿っているかで判断しましょう。Web開発を重視するならRuby、データ分析やAIに興味があるならPythonが適しています。

    例えば、RubyはWebアプリケーションの開発に強く、X(旧Twitter)の初期開発にも使われました。Pythonはデータサイエンスや機械学習で広く利用され、Googleの内部ツールでも使用されています。

    このように、両者はそれぞれ用途が異なります。自分のキャリアゴールに合わせて選択すると良いでしょう。

    読みやすさで選ぶ

    プログラミング言語の読みやすさも、選ぶ際の重要なポイントです。

    Pythonはシンプルで直感的な構文によって、初心者にも理解しやすい言語となっています。一方のRubyも読みやすいのですが、Pythonほどの直感性はありません。コードの見た目や書きやすさにこだわるなら、Pythonが良いでしょう。

    コミュニティの広さで選ぶ

    言語を選ぶ際は、コミュニティの広さも大切です。疑問点や不明点が出た際に、気軽に質問できるため挫折する確率を大きく減らせます。

    特に、Pythonのコミュニティは非常に大きく、初心者向けのリソースが豊富にあります。例えば、Stack OverflowやGitHubには多くのPythonプロジェクトが存在し、問題解決の助けになるでしょう。

    一方のRubyも活発なコミュニティがあります。特に、Web開発に関する情報が豊富です。日本語の解説記事が多い点も魅力といえるでしょう。

    どちらもコミュニティが活発ですが、幅広い分野での利用が進んでいるPythonの方が情報量としては多い傾向にあります。英語と日本語でも情報収集が変わるため、コミュニティの利用しやすさも含めて、検討してください。

    将来性で選ぶ

    言語を選ぶ際は、将来性にも注目しましょう。特にPythonはデータサイエンスやAI、機械学習の分野での需要が高まり続けています。今後さらに需要が高まっていくでしょう。

    例えば、企業がビッグデータ解析やAI開発を進める中、Pythonのスキルは非常に有用です。AIに注目が集まっていることもあって、Pythonを扱える人材は重宝されると予想できます。

    一方、RubyはWeb開発での需要が安定していますが、Pythonほどの成長は期待できません。将来のキャリアを見据えるなら、Pythonの方が有利といえます。

    RubyとPythonを4つのポイントでさらに深掘り

    RubyとPythonの違いは、まだまだあります。次は学習や仕事に関する以下の部分に焦点を当てて、さらに深掘りしていきましょう。

    • 学習難易度
    • 処理速度
    • 仕事の需要
    • フリーランス向け

    学習難易度

    Pythonは学習難易度が低い言語です。シンプルで読みやすい構文なため、初心者にも理解しやすいでしょう。例えば、「Hello, World!」を表示するコードは一行だけでOKです。難しい構文も必要ないので、知識ゼロからでも習得しやすくなっています。

    一方、Rubyも比較的簡単ですが、Pythonほど直感的ではありません。理解するのには、ある程度の時間がかかります。そのため、初心者にはPythonの方がスムーズに学習を進められる言語といえるでしょう。

    処理速度

    処理速度の面では、PythonよりもRubyの方が若干高速です。特にWebアプリケーション開発において、重要なポイントになります。

    特に、多くの現場で活用されている「Ruby on Rails」は、開発において必須です。一方のPythonも速度の面では十分ですが、Rubyには劣ってしまいます。

    Webアプリケーション開発をしたいと考えている人にとっては、Rubyの方が良いでしょう。

    仕事の需要

    仕事の需要では、近年はPythonが急増しています。特にデータサイエンスや機械学習の分野で需要が高い傾向にあります。GoogleやFacebookでもPythonを採用していることから、今後すぐに需要がなくなる可能性は低いでしょう。

    一方、RubyもWeb開発の分野で高い需要がありますが、スタートアップ企業など特定の業界に限られる傾向があります。

    より広範な分野で働きたいなら、Pythonがオススメです。

    フリーランス向け

    フリーランスとして働くなら、Pythonが適しています。リモートのプロジェクトが豊富なため、仕事を探すうえでは困りません。データ分析や自動化スクリプトの仕事も多く、実績も積みやすいでしょう。

    一方、RubyもWeb開発で多くの案件があります。こちらもフリーランス向きではありますが、近年の需要を考えるとPythonよりも仕事の選択肢が狭まります。

    スキルを身につけてフリーランスとしての独立を考えているのなら、需要のあるPythonの方が良いでしょう。

    RubyとPythonがオススメの人

    RubyとPythonは、それぞれ得意とする部分が異なります。以下にわけて、どのような人がオススメなのか見ていきましょう。

    • Rubyがオススメの人
    • Pythonがオススメの人

    Rubyがオススメの人

    Rubyは、Web開発に興味がある人にオススメです。シンプルで直感的なコードを書け、開発効率が高い言語となっています。「Ruby on Rails」を使えば、迅速にWebアプリケーションを作成できます。すぐに結果を出したい初心者には、最適な選択肢です。

    • Webアプリケーション開発に興味がある人
    • 独学でプログラミングを学びたい人
    • 論理的な思考力を身につけたい人

    これらに当てはまる人は、Rubyを習得してみましょう。

    Pythonがオススメの人

    Pythonは、幅広い分野で活躍したい人にオススメです。読みやすい構文と多様なライブラリによって、データ分析や機械学習に強みがあります。GoogleやNASAでも使われており、科学技術分野でも重宝されている言語です。

    多様なプロジェクトに挑戦したい人には、ピッタリといえるでしょう。

    • データ分析やAIに興味がある人
    • 世界中で活躍したい人
    • 独創的なアイデアでプログラミングしたい人

    Pythonは自由度が高いため、様々な表現ができます。海外市場でも需要があることから、グローバルで活躍したい人に向いている言語です。

    RubyとPythonは目指す分野や将来性を考えて決めよう

    RubyとPythonは、それぞれできることが異なります。自分が目指したい分野や開発したいもの、将来性など様々な面を考慮して、どちらを習得するか決めるようにしましょう。

    どちらも初心者にはオススメの言語なので、違いを把握したうえで、挑戦してみてくださいね。

    もし独学での習得が難しい場合は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。

    よくある質問

    RubyとPythonのどちらの言語が良いですか?

    AIの分野ではPythonが優れています。機械学習やディープラーニングなどのAI開発に必要なライブラリが充実しているためです。

    RubyでもAI開発はできますが、Pythonと比べるとライブラリの数が少ない傾向にあります。AIに関していえば、Pythonの方が良いでしょう。

    RubyとPythonでできることは?

    以下のように異なります。

    Rubyでできること

    • Webサイト制作
    • ショッピングサイト制作
    • SNS開発
    • Webアプリケーション開発
    • スマホアプリ開発
    • チャットボットの開発
    • 人工知能開発

    Pythonでできること

    • Webアプリケーション開発
    • デスクトップアプリケーション開発
    • 組み込みアプリケーション開発
    • ゲーム開発
    • 機械学習
    • 人工知能開発

    共通してできるものもあれば、全くできないものもあります。自分が何をしたいのかで選ぶようにしましょう。

    Rubyの実行速度はなぜ遅いのですか?

    インタプリタ言語のためです。書いたコードを実行する際に、都度コンピュータがコードを解釈していくため、コンパイラ型ほど実行速度が速くありません。

    Rubyの何がすごいの?

    記述がシンプルな点です。書く量も少ないため、とても読みやすい構文になります。修正する際の手間も減らせるので、開発時間も短くできます。結果、開発効率が大きく上昇するのです。

    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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