スキル

    【初心者向け】Scratchを使ったゲームの作り方6ステップ。意識したいポイントも解説

    • #プログラミングスクール

    更新

    「初心者向けの簡単にゲームを作る方法ってある?」

    「ゲームを作りたいけど、プログラミングの知識がないから不安」

    このように考えている人は多くいます。ゲーム開発にはプログラミングの知識が必須です。そのため、プログラミング学習を始めたばかりの人にとっては、ハードルが高くなってしまいます。

    そのような場合には、Scratchがオススメです。Scratchを使えば、初心者でも簡単にゲームを作れます。複雑なコードを書く必要もありません。

    今回はゲーム開発をするなら最初に挑戦したい「Scratchのプログラミングを使ったゲームの作り方」を解説します。具体的な手順はもちろん、「意識したいポイント」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

    仕事も、働き方も、自分で決められるエンジニアに。 希少型エンジニア育成専門ITスクールRareTECH 公式LINEで資料を受け取る

    Scratchでゲームを作るのは難しくない

    Scratchは、アメリカのマサチューセッツ工科大学メディアラボによって作られたプログラミング学習用ツールです。小学生でも簡単にプログラミングができるように設計されています。

    無料で使えてブラウザで操作できるので、手軽に始められるでしょう。そんなScratchには、以下の特徴があります。

    • 基本的な操作を理解できれば作れる
    • ビジュアルプログラミング言語なので理解しやすい
    • 様々なゲームを作れる

    基本的な操作を理解できれば作れる

    Scratchは、基本的な操作さえ理解できれば簡単にゲームを作れます。操作も簡単で、ブロックをマウスでドラッグ&ドロップするだけです。まるでブロック遊びのようにゲームを作れます。

    難しいコードを書く必要がなく、直感的な操作でキャラクターや背景、動きなどを設定できます。そのため、初心者でも基本的な操作を理解できれば、すぐにゲーム作りを始められるでしょう。

    ビジュアルプログラミング言語なので理解しやすい

    Scratchは、ビジュアルプログラミング言語という、言葉ではなく視覚的な要素を使ってプログラミングする言語です。そのため、複雑なコードを理解する必要がなく、直感的に操作できます。

    日本語にも対応しているので、英語を身につける必要もありません。プログラミングの知識がなくても簡単にゲームを作成できるため、ゲーム開発の最初の一歩としてオススメです。

    様々なゲームを作れる

    Scratchは、様々なゲームを作れます。アクションゲームやパズルゲーム、RPGなど、ジャンルを問いません。

    自分の好きなキャラクターやストーリーを盛り込んで、自分だけのオリジナルゲームを作れるのです。作った後は家族や友達に遊んでもらえるので、フィードバックをもらえればゲーム開発を通して成長もしていけるでしょう。

    【初心者向け】Scratchゲームの作り方:6ステップで簡単ゲーム制作

    Scratchでゲームを作るのは、非常に簡単です。以下の流れに沿って進めてみましょう。

    1. アカウント作成
    2. ゲームの構想を考える
    3. キャラクターと背景を作成する
    4. キャラクターの動きをプログラムする
    5. プログラミングでゲームを動かす
    6. 動作チェックをする

    Step1.アカウント作成

    Scratchでゲームを作るには、まずアカウントを作る必要があります。公式サイトにアクセスして、登録しましょう。

    アカウントを作成しておくと、作った作品を保存したりコミュニティに参加したりできます。保存した作品は後から編集もできるので、フィードバックを得てブラッシュアップも可能です。

    まずはアカウントを作っておき、いつでもゲーム開発できる環境を整えましょう。

    Step2.ゲームの構想を考える

    ゲーム開発をする前に、まずゲームの構想を考えます。どのようなゲームを作りたいのかがないと、途中で迷ったり、完成しなかったりする可能性があるためです。

    途中で飽きる可能性もあるので、なるべく以下を見たしているものにしましょう。

    • 自分が作りたいゲーム
    • 興味を持てるゲーム
    • 簡単に作れそうなシンプルなゲーム

    最初から難易度の高いゲームを考えても挫折するだけなので、まずはシンプルで簡単なゲームを作り、少しつレベルアップしていくと良いでしょう。

    Step3.キャラクターと背景を作成する

    ゲームの構想が固まったら、次にキャラクターと背景を作成します。視覚的な要素のあるなしで、ゲームの魅力が大きく変わるためです。

    キャラクターや絵は自作するのも良いですし、スクラッチのライブラリからキャラクターや背景を選ぶ方法もあります。ゲームの世界観を具体的に表現するためにも、こだわってみましょう。

    Step4.キャラクターの動きをプログラムする

    キャラクターと背景が準備できたら、いよいよキャラクターの動きをプログラムします。Scratchのブロックを使い、キャラクターの移動やアクションを設定します。

    この際、メインで使うのが中央の白いエリアです。画面左のブロックをドラッグ&ドロップして、条件を設定していきましょう。

    Step5.プログラミングでゲームを動かす

    キャラクターの動きと背景があればゲームとして成立しますが、物足りないのも事実です。そこで、以下の要素をプログラミングしてみましょう。

    • 得点(スコア)
    • 時間制限
    • ゲームオーバー

    上記を設定することでゲームが1つの作品としてまとまり、完成度が高まります。数値などを考えながら、自分が描いているゲームを作っていきましょう。

    Step6.動作チェックをする

    ゲームが完成したら、次に動作チェックをします。バグや不具合を見つけて、スムーズに動作するようにしましょう。

    動作チェックでオススメなのは、実際にゲームをプレイすることです。予期せぬ挙動やエラーがないかを、1つずつ確認していってください。

    動作チェックをしないと、プレイヤーが楽しめる完成度の高いゲームになりません。最後まで気を抜かずに、細かい部分まで動作をチェックしていきましょう。

    Scratchゲームを作る際に意識したい3つのポイント

    Scratchでゲームを作るのは、簡単なようで難しいものです。挫折しそうになったら、以下のポイントを意識してみてください。

    • 他の人が作ったゲームで遊んでみる
    • 最初に作ったゲームからアレンジさせていく
    • チュートリアルを活用する

    他の人が作ったゲームで遊んでみる

    Scratchには、世界中のユーザーが作った様々なゲームが公開されています。どのようなゲームがあるのか、実際に遊んでみましょう。どんなアイデアが使えるのかの参考になります。

    ゲーム開発で悩んだ際の良い気分転換にもなるので、勉強がてら気晴らしに遊んでみましょう。

    最初に作ったゲームからアレンジさせていく

    全てのゲームを1から作る必要はありません。最初に作ったゲームからアレンジを加えるのも大切です。スキルを向上させる効果に期待できます。

    例えば、シンプルなゲームを作成し、その後に新しいキャラクターやルールを追加するといった方法でもOKです。段階的に複雑なゲームを作れるようになるため、プログラミングの理解を深められます。

    チュートリアルを活用する

    Scratchには、ゲーム作りを学べるチュートリアルがあります。初めて開発する人や、わからない部分に遭遇した人は、チュートリアルを参照してみましょう。

    チュートリアルでは、基本的な操作から応用的なテクニックまで、様々な内容が書かれています。まずはチュートリアルを参考にしながら、少しずつゲームを開発していきましょう。

    Scratchのゲーム開発で大切な2つのポイント

    Scratchでゲーム開発をする際、意識したいポイントがあります。特に以下の2つは重要です。

    • 簡単なアイデアから始める
    • フィードバックを受け入れる

    簡単なアイデアから始める

    ゲームを作成する際は、簡単なアイデアから始めましょう。初心者がいきなり複雑なプロジェクトに取り組むと、高確率で挫折するためです。まずは簡単なアイデアのゲームを作って、慣れていきましょう。

    オススメは、シンプルな迷路ゲームやクリックで動くキャラクターなど、基本的な要素を含んだゲームです。基礎的なスキルを習得し、自信をつけられます。

    フィードバックを受け入れる

    ゲームが完成したら、周りの人にプレイしてもらって、フィードバックをもらいましょう。どんなところが面白かったかや、どんなところが改善点か、率直な意見を聞いてみてください。

    もらったフィードバックをもとにゲームを改善していけば、より良いゲームを作れます。自分の成長にも繋がるので、恥ずかしがらずにどんどん周りの人に遊んでもらいましょう。

    Scratchでゲームを開発してプログラミングの基礎を身につけよう

    Scratchは、ビジュアルプログラミング言語です。マウスのドラッグ&ドロップでプログラミングをしていくので、難しいコードを書く必要がありません。直感的な操作だけでキャラクターや背景、動きなどを設定できます。

    非常に簡単に作れるので、子供から大人まで、誰でも簡単にゲーム作りを楽しめます。ゲーム作りを通して、プログラミングの基礎を学び、論理的思考力や問題解決能力を磨いていきましょう!

    もしプログラミングでゲームの作り方を本格的に学びたいという人は、プログラミングスクールでの学習を検討してください。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。

    年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。

    よくある質問

    Scratchは誰でもできる?

    誰でもできます。Scratchで見つけたプロジェクトやアイデア、画像などは全て自由に使えます。自分がシェアしたものも誰でも使えるため、非常に自由度の高いサービスです。

    アカウント登録さえすれば、後は無料で使えます。

    Scratchで自分の作品を作る方法はありますか?

    あります。ScratchのWebサイトの一番上のメニューにある「作る」をクリックすると、自分の作品を作れます。

    Scratchで何を作ればいいですか?

    Scratchでは、以下のようなものを作れます。

    • ゲーム
    • アニメーションや物語
    • 音楽

    ゲームはもちろん、自分が考えた物語をアニメーションにしたり、音楽を作ってゲームにしたりといったことも可能です。

    Scratchは小学生でもできますか?

    Scratchは子供向けに開発されたプログラミング教材なので、プログラミングを体験したことのない小学生でもできます。

    文部科学省も推奨しているため、小学校でも実際に利用されています。小学生がプログラミングを学習するなら、最適な教材といえるでしょう。

    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

    note記事3000いいね超えの殿堂記事 LINE登録で記事を見る