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【必見】未経験からSE転職で失敗しないためのロードマップ | 成功のポイントも解説
- #プログラミングスクール
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「SEって未経験者が転職できるものなの?」
「プログラミングって、天才しかできなさそう」
このように考えている人は多くいます。SE(システムエンジニア)と聞くと、技術職もあって難しそうと考えるのも無理はありません。
ですが、SEはロジカルな思考力と問題解決能力さえあれば、誰でもなれます。文系でも活躍している人が何人もいるので、大丈夫です。
この記事では、「未経験者がSEに転職するためのロードマップ」を解説しています。転職するにあたって知っておきたい「転職のポイント」や「オススメの学習方法」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
SEに転職するための基礎知識
SEに転職する前に、まずはSEについて知っておきましょう。以下にわけて解説します。
- SEの仕事内容
- 必要なスキル
- SEのキャリアパス
- 未経験者でも転職できる理由
SEの仕事内容
SEは、システムエンジニアの名前の通り、システムやソフトウェアの設計・開発・運用を行う仕事です。企業のITシステムを支える重要な役割を担っています。主な仕事としては、以下があります。
- 要件分析・要件定義
- システムの基本設計
- システムの詳細設計
- テスト運用
クライアントの要望をヒアリングし、それに基づいてシステムを設計・構築します。例えば、企業が業務効率を向上させるシステムを欲しいと考えていた場合、詳細をヒアリングしてシステムを構築する形です。
一見するとプログラマーと似ていますが、プログラマーは設計を基にプログラミングをする仕事なので、SEはより上の工程の仕事をします。
必要なスキル
SEに、ITに関する幅広いスキルが求められます。業務上、以下のスキルを必ず求められるので、身に付けておきましょう。
- ヒアリング能力
- 提案力
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力
- 問題解決力
- プログラミングスキル
特に、プログラミング言語やシステム設計の知識は必須になります。システムの構築や問題解決には技術的な理解が必須なためです。クライアントとも打ち合わせをするため、コミュニケーション能力はもちろん、問題解決力も問われます。
日々の生活の中で鍛えられるスキルも多いため、意識して磨いていきましょう。
SEのキャリアパス
SEは、キャリアパスが非常に幅広い職種です。技術スキルを高めれば、以下のように今後需要が見込まれるキャリアへの転身もできます。
- データサイエンティスト
- IoTエンジニア
- AIエンジニア
- クラウドエンジニア
- セキュリティエンジニア
- インフラエンジニア
- ARエンジニア
- セールスエンジニア
- 社内SE
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
専門性を突き詰めるのも良いですし、より上流工程に携わるキャリアを選ぶのも良いでしょう。自身の努力次第で、様々なキャリアを切り開ける職種なのです。
未経験者でも転職できる理由
未経験者がSEになろうと考えた場合、どうしても難しそうと感じてしまいます。ですが、実際は異なります。IT業界が常に人材不足であるため、未経験者でもSEに転職できるチャンスが常にある状態です。
特に、学習意欲が高く、積極的にスキルを身に付けようとする姿勢があれば転職も夢ではありません。常に新しい情報をキャッチアップしていく必要があるため、SEにとって欠かせないマインドです。
近年は教材も充実しており、プログラミングスクールや学習サイトを活用すれば転職できます。多くの未経験者がSEとして成功している実例もあるため、安心して挑戦してみましょう。
【完全版】SEに転職するためのロードマップ
SEに転職するには、どのような流れで進めればいいのかわからない人もいるでしょう。その場合は、以下の流れで進めてください。
- 目標設定と計画を立てる
- 基礎的なIT知識を身に付ける
- プログラミング言語を習得する
- 実務経験を積む
- 求人活動と面接対策をする
Step1.目標設定と計画を立てる
SEに転職するには、まず明確な目標を設定してください。目標がないと何を学ぶべきか、どのように行動すべきかが不明確になるためです。
例えば、具体的な目標として「半年以内にSEとして転職する」と設定したとします。逆算して必要なスキルや資格をリスト化すれば、計画的に学習を進められるでしょう。
目標と計画がない状態でSEに転職しようとするのは、期限のない状態で夏休みの宿題をするのと同じです。まず期限内に終わりません。「明日からやろう」がずっと続いていきます。
そうならないためにも、SEへの転職を考えたら、まずは目標を設定し、計画を立てるようにしましょう。
Step2.基礎的なIT知識を身に付ける
SEになるためには、基礎的なIT知識が必要です。システムやネットワークの仕組みを理解していないと、業務で困難に直面する可能性があります。IT業界に身を置くSEとして、最低限の基本的な知識は身に付けておきましょう。
将来どうなりたいかのキャリアパスを描いている人は、専門的な知識も一緒に身に付けておくとキャリアアップしやすくなるのでオススメです。
Step3.プログラミング言語を習得する
SEに転職するためには、プログラミング言語の習得が欠かせません。システム開発の現場ではコードを書く能力が求められるためです。JavaやPythonなど、初心者でも学びやすい言語から習得していきましょう。
ただし、習得には時間がかかります。毎日継続してコツコツと学び続ける必要があるため、自己管理能力が問われる点には気を付けてください。
Step4.実務経験を積む
SEに転職する際、実務経験のあるなしは大きく影響します。実務経験があると転職時の強力なアピールになるため、積極的に実践経験を積むようにしましょう。
実際のプロジェクトでは、本や動画で学習した以外のハプニングに遭遇します。その中で得られた経験は、理論だけでは得られない知識になります。実践に勝る経験はないのです。
アプリケーションの開発やフリーランスの案件を通じて、現場の流れやチームワークを学び、実践的なスキルを高めていきましょう。
Step5.求人活動と面接対策をする
ある程度の実践経験を積めたら、いよいよ転職活動を始めます。特に面接対策は重要なので、エージェントや家族・友人に協力してもらいながら受け答えの質を上げていきましょう。
SEの求人はピンキリです。見分けるのが難しい場合は、転職エージェントを活用して自分に合った求人を探してもらいましょう。
SEに転職する際に意識しておきたい3つのポイント
SEに転職するには、意識しておきたいポイントがあります。特に以下の3つは重要です。
- キャリアビジョンを明確にしておく
- 転職サイトやエージェントを活用する
- わかりやすいポートフォリオを作成する
キャリアビジョンを明確にしておく
SEに転職する際は、キャリアビジョンを明確にしきましょう。目標がはっきりしていれば、学ぶべきスキルや求職活動の方針が見えやすくなるためです。さらに、選考時に志望動機や自己PRを聞かれても、一貫性のある受け答えができるようになります。
転職において、キャリアビジョンは重要です。企業としても採用候補がどのようなキャリアを考えているのかは気にしているポイントなので、明確に伝えられるようにしておきましょう。
転職サイトやエージェントを活用する
転職活動では、転職サイトやエージェントを活用する方法がオススメです。SE向けの求人は非常に多いため、自分だけで探すのは難しいという側面があります。特に未経験からSEに転職する場合、求人の情報だけで読み取るのは難しいものです。
一方、転職サイトの場合はスカウト機能があります。企業がこちらの情報を見てスカウトしてくれる機能です。これなら、探す手間が省けます。
転職エージェントも同じで、自分に合った求人を探してくれる存在です。中には非公開求人を紹介してくれたり、面接対策などのサポートが受けられたり、といったこともあります。非常にメリットが大きいので、積極的に活用していきましょう。
わかりやすいポートフォリオを作成する
SEの転職では、ポートフォリオの提出を求められます。そのため、わかりやすいポートフォリオほど、SE転職で大きな武器となります。実際に自分がどのようなスキルを持っているかを具体的に示せるためです。
ポートフォリオを使って、過去に作成したシステムやプログラムのコードを成果物として見せれば、採用担当者に自分の能力をアピールできます。転職の際に大きな武器になるので、わかりやすさを意識してポートフォリオを作るようにしましょう。
SEに転職する際にオススメ学習方法3選
SEへの転職には、ITやプログラミングに関する学習が必須です。しかし、いきなり学ぼうと思っても難しいもの。文系畑で育ってきた人にとっては、なおさらでしょう。
そのような場合は、以下の学習方法がオススメです。自分が取り組みやすいもので学習していきましょう。
- 独学
- 学習サイト
- プログラミングスクール
独学
独学は、コストを抑えつつ自分のペースで学べる方法です。書籍や動画を使って、時間や場所を選ばずに学習できます。自分に合った教材を自由に選べる点もメリットです。
近年はWebサイトやYouTubeなどに有用な教材が多いため、全くコストをかけずに学ぶのも可能となっています。やる気さえあれば、最もリターンの大きい学習方法です。
ただし、ひとりで学習し続けなければいけないため、挫折しやすい方法でもあります。自己管理能力に自信のある人は、独学に挑戦してみると良いでしょう。
学習サイト
学習サイトは、効率的に知識を身に付けたい人にオススメの学習方法です。体系的に構成された教材を使って、実践的なスキルを身に付けられます。良く利用されているのは、以下のサービスです。
- Udemy
- Progate
初心者向けの講座も多いため、IT初心者でも安心して学べます。独学よりもコストはかかりますが、効率的に学べる学習方法です。
プログラミングスクール
短期間で実践的なスキルを習得したいなら、プログラミングスクールもオススメです。現役エンジニアの講師から直接指導やキャリアサポートが受けられるため、実践的な知識やテクニックまで学べます。
近年はオンラインでの受講ができるスクールも増えてきており、遠方でも通いやすくなっています。転職サポートもあれば、SEに転職する際も安心です。
他の学習方法と比べてコストはかかりますが、それに見合うだけのメリットがある学習方法となっています。
SEへの転職はIT初心者でも勉強すればできる
SEは、プログラミングだけが仕事ではありません。クライアントの要望を理解し、それを形にする仕事です。論理的な思考力はもちろん、コミュニケーション能力やマネジメントスキルまで幅広い能力が必要になります。
業務が幅広いからこそ、未経験からでも活躍できる場所が必ずあります。今回紹介した方法を使って、ぜひSEへの一歩を踏み出してみてくださいね。
もし独学でSEに転職できるか不安な場合は、プログラミングスクールでの学習も検討してください。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。
年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
よくある質問
30歳のSEの年収はいくらですか?
住んでいる場所や所属している企業の規模によっても異なります。30歳の場合、490万円~610万円が平均年収です。会社規模が大きくなるほど、年収も大きくなります。
25歳のSEの年収はいくらですか?
25歳も住んでいる場所や所属してている企業の規模によって異なります。おおよそ410万円~490万円が平均年収です。会社規模が大きくなるほど年収が増える傾向にあるため、年収を重視するなら会社規模に注目した方が良いでしょう。
SEの平均月収はいくらですか?
平均月収は、社内SEかフリーランスかで異なります。
- 社内SE:約37万円
- フリーランス:60万円~80万円
フリーランスの方が高い傾向にあります。企業に所属していないため、自由に仕事を選べるためです。ただし、安定性や福利厚生の面で不安があります。
働き方の合う合わないもあるため、年収面だけで見て勢いで独立はしないようにしましょう。
35歳SEの年収はいくらですか?
住んでいる場所や所属している企業の規模によっても異なります。35歳の場合、530万円~700万円が平均年収です。会社規模が大きくなるほど、年収も大きくなります。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、