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    【初心者必見】サーバー構築の練習方法3選 | 練習に役立つポイントもわかりやすく解説

    • #プログラミングスクール

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    「サーバー構築を練習したいけど、どうすればいいのかわからない」

    「サーバー構築に興味があるけれど、どこから手を付ければ良いのかわからない」

    このように感じている人は多くいます。サーバー構築は複雑そうに見えるため、初心者にとってはハードルが高く感じられるのも無理はありません。どのツールを使い、どの手順で進めれば良いのかわからないのは、当然です。

    そこで今回は、「サーバー構築の練習方法」を紹介します。サーバー構築の練習で知っておきたい「サーバーの基礎知識」や「練習で役立つポイント」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。


    監修者

    古里 栄識

    クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師

    慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。

    仕事も、働き方も、自分で決められるエンジニアに。 希少型エンジニア育成専門ITスクールRareTECH 公式LINEで資料を受け取る

    サーバー構築の練習を始める前に知っておくべき基礎知識

    サーバー構築の練習には、大前提としてサーバーに関する知識が必要です。まずは基礎知識として、以下の3つを覚えておきましょう。

    • サーバーとは
    • サーバー構築の重要性
    • 必要なツールと環境

    サーバーとは

    サーバーとは、ネットワーク上で他のコンピューターやデバイスに、サービスを提供する役割を持つコンピューターのことです。以下のような、様々な機能を果たしています。

    • Webサイトの表示
    • データの保存
    • メールの送受信

    例えばWebサイトを閲覧する際、その情報を提供しているのがサーバーです。今日の生活において、なくてはならない存在なのがわかります。

    非常に基本的な部分ではありますが、サーバー構築において非常に重要な知識です。

    サーバー構築の重要性

    サーバー構築は、IT業界で働く上で重要なスキルです。サーバーを自分で構築できれば、ネットワークやセキュリティの基本を学べます。将来的にインフラエンジニアやサーバーエンジニアを目指すなら、身につけておいた方が良いでしょう。

    例えば、Web開発者が自分のサーバーを設定していると、プロジェクトの管理をしやすくなります。トラブルシューティングのスキルの向上にも期待できるため、非常に有用です。

    必要なツールと環境

    サーバーを構築するには、いくつかのツールと環境が必要になります。例えば、基本的なハードウェアとしてのコンピューターが必要になり、ソフトウェアとしては仮想化ツールやOSが必要です。「VirtualBox」や「VMware」を使えば、仮想環境での練習もできます。

    サーバー構築の方法として代表的なLinuxをインストールすれば、より実践的な練習も可能です。様々なツールを揃えて、スムーズにサーバー構築の練習を始められるようにしましょう。


    【環境別】サーバー構築を練習する方法

    サーバーの構築は、環境によって異なります。まずは環境ごとにどのような練習があるのか、以下にわけて見ていきましょう。

    • ローカル環境でのサーバー構築
    • 仮想環境でのサーバー構築
    • クラウド環境でのサーバー構築

    ローカル環境でのサーバー構築

    ローカル環境でのサーバー構築は、初めて構築する人に向いています。自分のパソコンを使って練習できるため、費用もかかりません。代表的なのは、以下のツールです。

    • XAMPP
    • MAMP

    これらを使えば、簡単にWebサーバーを立ち上げられます。基本的な操作や設定を学べるため、トラブルが発生してもすぐに対処できるようになるでしょう。

    まずはローカル環境でサーバーを構築するとこから始めてみてください。

    仮想環境でのサーバー構築

    仮想環境でのサーバー構築は、実際のサーバー環境に近い経験が積めます。ローカル環境よりも高度な設定が必要ですが、以下のツールを使えば簡単に始められます。

    • VirtualBox
    • VMware

    ツールによっては、ネットワークの設定やセキュリティの強化も実践できます。仮想環境での練習は、より実践的なスキルを身につけるために有用です。難しく感じるかもしれませんが、やるメリットは非常に大きい練習方法だといえるでしょう。

    クラウド環境でのサーバー構築

    クラウド環境でのサーバー構築は、実際の運用に最も近い体験ができます。AWSやGCPなどのクラウドサービスを使えば、世界中どこからでもアクセスできるサーバーを構築できる点も魅力です。

    例えば、AWSの無料枠を利用してEC2インスタンスを立ち上げれば、クラウド特有の設定や管理方法を学べます。クラウド環境での運用も増えているため、練習するメリットは非常に大きいといえるでしょう。


    【初心者向け】サーバー構築を練習する3つの方法

    一口にサーバー構築といっても、何をすればいいのかわからないという人も多くいるでしょう。練習する際は、以下の3つの方法を試してみてください。

    • オンラインチュートリアルを活用する
    • 実際のプロジェクトを真似してみる
    • オープンソースプロジェクトに参加する

    オンラインチュートリアルを活用する

    オンラインチュートリアルの活用は、サーバー構築の最初のステップとして非常に有効的です。初心者でも理解しやすい内容が多く、ステップバイステップで進められるため、1つずつ理解しながら進められます。

    例えば、YouTubeやUdemyには無料・有料問わず、質の高いチュートリアル動画が豊富にあります。これらを利用して、自分のペースで学びながら、実際に手を動かしてサーバーを構築してみましょう。

    実際のプロジェクトを真似してみる

    実際のプロジェクトを真似してみるのも、より実践的なスキルを身につける方法として効果的です。実際の業務に近い環境での練習ができるため、即戦力としてのスキルを身につけられます。

    例えば、GitHubで公開されているプロジェクトを真似し、設定や構築方法を学びながら、自分の環境で再現するといった形です。現場で役立つスキルを効果的に習得できるため、どんどん挑戦してみましょう。

    オープンソースプロジェクトに参加する

    サーバー構築に関してある程度わかるようになったら、次はオープンソースプロジェクトに参加してください。実際の開発環境での経験を積める絶好の機会です。実践的なスキルが身につくだけでなく、交流を通じて新たな知識を得られるでしょう。

    例えば、GitHubやGitLabで興味のあるプロジェクトに参加すれば、サーバー構築だけでなく、チームでの開発経験も得られます。将来のキャリアに大きく役立つため、プロジェクトへの参加は非常に重要です。


    サーバー構築の練習に役立つ3つのポイント

    サーバー構築の練習をする際、意識しておきたいポイントがあります。特に以下の3つは、スムーズに理解するためにも重要です。

    • 計画を立てる
    • トラブルシューティングのスキルを磨く
    • わからない部分をコミュニティで質問する

    計画を立てる

    まず練習の計画を立てるようにしましょう。計画を立てておけば、作業の進行がスムーズになり、ミスを減らせるためです。実際の業務でも計画は必ず立てるので、実践を見据えた練習にもなります。

    例えば、構築するサーバーの種類や使用するツール、手順を事前に決めておけば、途中で迷うことなく作業を進められます。サーバー構築の練習をスムーズに進めるためにも、あらかじめ計画を立てておくのがオススメです。

    トラブルシューティングのスキルを磨く

    サーバー構築の練習では、トラブルシューティングのスキルを磨くように意識してみましょう。予期せぬ問題が発生した際に、迅速に対処する経験を積めます。

    例えば、サーバーが正常に動作しない場合、ログを確認し、エラーメッセージを調べて原因を特定するスキルが必要です。練習をする中でそうしたスキルを磨いておくと、実際の業務で遭遇しても、慌てずに解決できます。信頼されるエンジニアになれるという意味でも、大きな効果があります。

    わからない部分をコミュニティで質問する

    わからない部分があれば、すぐにコミュニティで質問するようにしましょう。他の経験者からのアドバイスや解決策を得られれば、それだけ成長に繋がります。わからない部分をわからないままにしておくと、後で致命的なミスを犯す可能性があります。

    どの場所で質問すればわからない人には、以下がオススメです。

    • Stack Overflow
    • Reddit

    こうした場所を活用すれば、多くの専門家からアドバイスがもらえます。コミュニティに参加する中で、最新の技術情報やトレンドもキャッチアップできるでしょう。


    サーバー構築の練習は実践経験を積めるように意識しよう

    サーバー構築の練習は、1人でもできます。ただし初心者の場合、わからない部分を解決できずに止まってしまうケースも多々あります。SNSや動画、コミュニティなどを使って、1つず解決しながら練習していきましょう。

    もし1人でのサーバー構築の練習に自信がないという人は、プログラミングスクールでの勉強も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。


    よくある質問

    サーバー構築にかかる費用は?

    目的や用途、人件費などにもよって異なりますが、相場としては10万~60万円です。大規模でハイスペックなサーバーだと、100万円以上するケースもあります。

    サーバーを構築するにはどうすればいいですか?

    使用するサーバーの種類によって異なります。例えばWebサーバーの場合、以下の手順で進めます。

    1. httpサーバーをインストールする
    2. 目的のファイルをアップロードする
    3. ドキュメントの権限を変更する
    4. ドメインを取得しDNSを設定する
    5. PHPをインストールする
    6. データベースをインストールする
    7. ファイアウォールを設定する
    8. データベースを作成する


    WordPressが必要なら、最後にインストールします。クラウドサーバーの場合は、最適なネットワーク構成図を作成するだけでOKです。

    サーバー構築で何をするのでしょうか?

    サーバー構築は、提供するサービスの目的に合ったソフトウェアやアプリケーション、ミドルウェアをインストールして行います。サーバー構築をすると、提供するシステム内で利用方法に合ったサービスを作れるようになります。

    サーバーエンジニアになるためには何を勉強すればいいですか?

    OSに関する知識を勉強しましょう。Windows Serverはもちろん、以下のOSへの深い知識が必要です。

    • Mac OS
    • 莉無くす
    • UNIX

    どれか1つだけでなく、どのOS対しても幅広く知っておかなければいけません。加えて、サーバー用のアプリケーションやネットワーク全体についての知識も必要です。


    【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

    プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

    「フリーランスエンジニア」

    近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

    「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

    私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

    比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

    多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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