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プログラミングスクールを途中で挫折しない方法
- #プログラミングスクール
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「プログラミングスクールで学び始めたはいいけれど、なかなか思うように進まない…」
「プログラミングスクールに通いたいけど、挫折しやすいって本当?」
このような疑問を持っている人は、多くいます。
挫折の原因は様々です。時間が足りないのもあれば、学習姿勢が受け身である場合もあります。ですがどれも意識次第で改善できるものばかりです。
この記事では、「プログラミングスクールで挫折する原因」について解説しています。原因を知って、自分が向いているかどうか判断してください。
その他、「挫折しないための方法」や「挫折しないコツ」についても紹介しています。プログラミングスクールで学習したいと考えている人は、必見です。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
プログラミングスクールで挫折する原因3選
プログラミングスクールで挫折するのには、以下の原因が関係しています。
- 通う余裕がないから
- 受け身で学習しているから
- カリキュラムが整っていないから
通う余裕がないから
多くの人がプログラミングスクールで挫折する理由の1つに、時間の余裕がないことが挙げられます。特に社会人は、仕事にプライベートと忙しい生活の中から、学習の時間を作らなければいけません。時間の確保が難しいのです。
フルタイムで働きながら週末だけ学習したとしても、進捗がどうしてもゆっくりになります。時間を確保できない結果、モチベーションが低下し、挫折してしまうのです。
受け身で学習しているから
プログラミングスクールで挫折する原因として、受け身の学習姿勢があります。学校と同じように、受け身の姿勢でいては思うような学習ができません。能動的に学習に取り組む必要があります。
疑問や不明点を積極的に質問したり、自主的にプロジェクトを進めたりして、理解を深めていくと良いでしょう。自発的に学ぶ姿勢を持つことが、挫折を避けるためには不可欠です。
カリキュラムが整っていないから
カリキュラムが整っていない点も、挫折する原因の1つです。授業内容にお金をかけていないスクールほど、挫折しやすい環境となっています。
例えば、実践的なスキルを教わらないカリキュラムでは、実際の仕事に直結しない知識しか得られません。結果、モチベーションが続かず挫折してしまうのです。
プログラミングスクールに通う際は、カリキュラムの質までしっかり吟味しましょう。
プログラミングスクールで挫折しやすい人
プログラミングスクールで挫折しやすい人には、共通点があります。以下の部分がないか、振り返ってみましょう。
- 意思が弱い人
- 自分で学習する習慣がない人
- プログラマーの現実を知ろうとしない人
意思が弱い人
プログラミングスクールで挫折しやすいのは、意思が弱い人です。学習には継続的な努力が必要になります。困難に直面した時に諦めやすい人は、すぐに挫折します。
難しい課題に直面した際に、すぐに投げ出してしまう人は注意しましょう。目的への強い意志を持って、困難に立ち向かうよう心がけてください。
自分で学習する習慣がない人
自分で学習する習慣がない人も、挫折しやすい人です。授業に参加するだけではなく、自分で学んだ内容を復習し、実践するよう心がけなければいけません。インプットした知識は、アウトプットして初めて身につくからです。
授業で学んだプログラミングを自宅で復習しないと、知識が定着しにくくなります。徐々に授業にも追いつけなくなっていくでしょう。
自分で学習する習慣がない人は、挫折しないよう注意が必要です。
プログラマーの現実を知ろうとしない人
プログラマーとしての現実を理解しようとしない人も、挫折しやすい傾向にあります。特に、IT業界の華々しい部分を見ている人ほど、挫折します。
プログラマーに限らず、どのような職種であっても楽しい部分と辛い部分があるものです。しかし、楽しい部分だけを見てプログラミングスクールで学習を始めると、実際の仕事とのギャップに直面し、ショックを受けます。結果、挫折してしまうわけです。
プログラミングスクールで挫折しないための方法
プログラミングスクールで挫折しないようにするには、以下の方法がオススメです。
- 仲間を作る
- 目標を明確にする
- 挫折できない環境に身を置く
- プログラミングスクールの情報を事前に調べる
仲間を作る
プログラミングスクールで挫折しないためには、仲間を作りましょう。仲間がいることで、モチベーションの維持や情報交換ができるためです。モチベーションも向上します。
例えば、コミュニティや交流会です。積極的に参加し、学習を支え合える仲間を作りましょう。学習の進捗を共有することで、一人では気づかない視点を得られます。
コミュニティや交流会に参加するのが苦手な人も、勇気を出して1歩踏み出してみましょう。案外、簡単に仲間になれるものです。
目標を明確にする
プログラミングスクールでの挫折を避けるために、明確な目標設定をしましょう。具体的な目標があると、学習の方向性が定まるためです。モチベーションも維持しやすくなります。
重要なのは、プログラミング学習ではなく、「プログラミングで何をしたいか」です。もし挫折しそうな時は、なぜプログラミングを学習したいのかを1度考えると良いでしょう。
挫折できない環境に身を置く
挫折を避けるためには、挫折できない環境を作ることも効果的です。例えば、以下のような方法を取ってみましょう。
- スマートフォンの電源を切る
- スマートフォンを別の部屋に置く
- 学習スケジュールを公開し、毎日進捗を報告する
- カフェや図書館などネットの使えない空間で学習する
自分にプレッシャーをかけたり、学習するしかない環境を作ったりする方法が、効果的です。
プログラミングスクールの情報を事前に調べる
プログラミングスクールを選ぶ際は、慎重に検討しましょう。スクールの評判やカリキュラム、サポート体制を調べ、自分に合ったスクールを選んでください。
オススメは、口コミや卒業生の体験談です。SNSやブログで発信している人も多いため、良いものと悪いものの両方に目を通しましょう。実際の学習環境を把握し、期待通りの学習ができるスクールを選ぶと、挫折する可能性を下げられます。
プログラミングスクールで挫折しないポイントやコツ3選
プログラミングスクールで挫折しないためには、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
- 失敗を恐れない
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 目標に向けての進捗管理をする
失敗を恐れない
プログラミング学習で重要なのは、失敗を恐れないことです。失敗は成功の母ともいいます。挑戦する過程での失敗は、成長に不可欠なステップです。
例えば、コードがうまく動かない時、解決する過程で新たな知識が身につきます。失敗を恐れずに挑戦することで、より多くを学び、自信をつけられるでしょう。
プログラミングスクールには、失敗をフォローできる体制が整っています。失敗を恐れずに挑戦していくと、挫折している暇はありません。
小さな成功体験を積み重ねる
小さな成功体験の積み重ねも、重要です。小さな目標を達成し続け、モチベーションを維持していきましょう。
例えば、簡単なプログラムを完成させることから始め、徐々に難易度を上げていくといった形です。算数の授業で、足し算からかけ算、割り算へとステップアップしていったのと同じように、着実にスキルアップを図れます。
小さな成功を積み重ねて自信をつけていけば、挫折する可能性も低くなるでしょう。
目標に向けての進捗管理をする
目標に向けての進捗管理も、挫折しないコツです。具体的な目標を設定し、定期的に進捗を確認することで、学習の方向性を見失わずに済みます。自分の学習を見える化する形です。
毎週の学習目標を設定し、WBSとガントチャートを使って管理すれば、進捗管理がしやすくなります。SNSなどに投稿し、人の目を使ってサボらない環境を作るのも良いでしょう。
進捗管理を見える場所に貼り付け、常に意識するよう心がければ、挫折する気も生まれません。
プログラミングスクールで挫折せずに学ぼう
プログラミングスクールに通っていても、一定数の人が挫折します。それには、日々の忙しさや学習態度など、様々な原因があります。挫折しないためにも、一緒に学ぶ仲間とコミュニケーションを取りながら、目標に向かって少しずつ進んでいきましょう。
挫折は、小さな成功体験を積み重ねていくことでしか防げません。目標を定めて、コツコツと進んでいってくださいね。