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【初心者でも安心】SEになるには?誰でも目指せる3つの手順やSEになる方法を解説
- #プログラミングスクール
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「SE(システムエンジニア)になるのって初心者では難しい?」
「SE(システムエンジニア)になりたいんだけど、方法がわからない」
このように考えている人は、多くいます。これまでITについて専門的に学んでこなかった人にとって、どうやればSEになれるのかは難題ですよね。
現代のデジタル社会において、SEは重要な役割を果たしています。システムの設計から運用までを一手に担い、企業の課題解決に貢献する専門職です。そのため、SEになるためには幅広い知識とスキルが必要になります。
そこで今回は、初心者の人に向けて「SEになる方法」を紹介します。「SEになるための手順」や「SEに必要なスキル」も解説しているので、ぜひキャリアの参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
SE(システムエンジニア)とはシステム開発のスペシャリスト
SEとは、システムエンジニアの略称です。ざっくりいうと、システム開発のスペシャリストになります。SEを目指すにあたって、まずは以下の点を知っておきましょう。
- システムの企画から運用までを一手に担う
- 企業の課題解決に貢献する責任重大な仕事
- 幅広い知識とスキルが求められる専門職
システムの企画から運用までを一手に担う
SE(システムエンジニア)は、システムの企画から運用までを一手に担います。ITが基本である現代において、企業の運営に不可欠な人材といえるでしょう。
担当する業務は広範囲にわたり、以下を担当します。
- システムの設計
- 開発
- テスト
- 導入
- 運用
- 保守
システム開発における全ての工程で活躍できる存在です。例えば、銀行のオンラインシステムを開発する際、SEは利用者が安全かつ便利に使えるようにシステムを設計し、問題が発生した場合は迅速に対応します。
まさしく、企業の運営を支える重要な存在なのです。
企業の課題解決に貢献する責任重大な仕事
SEは企業の課題解決にも大きく貢献します。企業は日々、多様な課題に直面しています。SEは、そうした課題を解決するためのシステムを提供するのが、主な業務です。
例えば、在庫管理を課題としている企業があるとします。この場合、在庫管理の効率化を図るためのシステムを開発し、企業の業務を円滑に進める手助けをするのがSEの役割です。企業の成功に直結する責任重大な役割を担っているといえるでしょう。
幅広い知識とスキルが求められる専門職
SEには、幅広い知識とスキルが求められます。技術的なスキルだけでなく、問題解決能力やコミュニケーション能力も必要です。
例えば、新しいシステムを開発・導入する際には、チームと連携しながらプロジェクトを進めていかなければいけません。トラブルが発生した場合には、迅速かつ的確に対処する能力が必要です。
専門的なスキルだけを身につけるのではなく、幅広いスキルを身につけることがSEとして成功するには不可欠になります。日々の業務で活かすための、総合的な能力が求められます。
SE(システムエンジニア)になるための手順
初心者がSEになるためには、1つずつ課題をクリアしていく方法が、最も近道です。以下の流れで目指してみましょう。
- ITに関する基礎知識を身につける
- 実務経験を積む
- 常にスキルを磨き続ける
Step1.ITに関する基礎知識を身につける
SEになるためには、まずITに関する基礎知識を身につけましょう。ITの基礎知識の習得は、システムの設計や開発に不可欠なためです。
例えば、プログラミング言語やネットワークの基本などが当てはまります。システムの構築やトラブルシューティングがスムーズに行うためにも、必須の知識たちです。
知識を習得する際は、独学や学習サイト、プログラミングスクールなどを利用してください。まずは基礎を固めて、SEとしての土台を築きましょう。
なお、ITスキルの独学については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
Step2.実務経験を積む
ITに関する基礎知識を取得できたら、実務経験を積みます。実際の現場では、知識だけではカバーできない部分が非常に多いためです。習うより慣れろの精神で、積極的に実務に参加しましょう。理論だけでは学べない実践的なスキルを身につけられます。
実務経験を積む場合は、インターンシップやアルバイトを活用しましょう。現場の流れやチームワークの重要性を体感できます。問題解決能力やコミュニケーション能力の向上にも役立つため、非常に有用です。
理論と実践のギャップを埋め、SEとしての実力を高めていきましょう。
Step3.常にスキルを磨き続ける
実務経験を積んでも、常にスキルを磨き続けることを忘れてはいけません。IT技術は日々進化しているため、少しでもサボると置いていかれてしまいます。新しい知識やスキルを習得し続けるようにしましょう。
オススメは以下の方法です。
- 技術ブログを毎日読む
- ITの情報サイトに毎日目を通す
- セミナーや勉強会に参加する
常にスキルを磨き続けていると、少しずつでも実力が上がっていきます。SEとしてのキャリアを築くためにも、スキルアップは常に意識しましょう。
SE(システムエンジニア)になるための5つの方法
SEになるには、様々な方法があります。中でも以下の方法がオススメです。
- 新卒でSEを目指す
- 独学でSEを目指す
- プログラミングスクールに通う
- プログラマーからキャリアアップする
- IT業界にキャリアチェンジする
新卒でSEを目指す
現在学生の人は、新卒としてSEを目指す方法がオススメです。IT人材の需要が高まっていることもあり、新卒での採用が増えています。若手SEとして育成もしてくれるため、成長もしやすいでしょう。
特に、大手IT企業で実施している新卒採用プログラムは、研修制度が充実しています。お給料をもらいながらSEの基礎から実践まで学べます。
SEとしての安定したキャリアをスタートさせるためにも、学生の人は新卒採用をしている企業に応募しましょう。
独学でSEを目指す
転職でSEを目指している人には、独学という方法があります。自分のペースで学べるため、仕事をしながら目指せる点がメリットです。
書籍や学習サイトを利用すれば、プログラミングやシステム設計のスキルを身につけられます。コストもそれほどかからないため、意欲次第でどんどんスキルを磨けるでしょう。
ただし、挫折しやすい点には注意しましょう。自己管理能力が問われるので、モチベーション維持をできるかどうかが鍵です。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通う方法もオススメです。効率的にSEを目指せます。専門の講師がサポートしてくれるため、初心者でも安心です。
スクールの中には、短期間で集中的に実践的なスキルを学べるところもあります。疑問点や不明点があっても、すぐに解決できるためモチベーションも維持しやすい環境です。
コストはかかりますが、確実にスキルを習得したい人は検討してみましょう。
プログラマーからキャリアアップする
プログラマーとしての経験を活かして、SEへキャリアアップする方法もあります。特にプログラミングのスキルは、SEとしての業務に必須です。身につけているアドバンテージは非常に大きいといえるでしょう。
キャリアップを目指す場合は、現場での実務経験を積みながら、システム設計やプロジェクト管理のスキルを学んでください。オススメは、プロジェクトマネージャーの補佐として働くことです。SEに必要な知識と経験を得られます。
既にプログラミングの経験がある人は、SEに必要なスキルを習得する方法を中心に考えましょう。
IT業界にキャリアチェンジする
現在、IT業界以外で働いている人は、IT業界にキャリアチェンジしてSEを目指しましょう。SEは、異業種からの転職でも、ITの基礎を学べば挑戦できるキャリアです。マネジメント経験などがあれば、即戦力としても活躍できます。
例えば、IT関連の資格を取得する方法があります。ITパスポートや基本情報技術者などの資格を取り、SEとしての知識を証明しましょう。
異業種からであっても、能力さえあればSEにはなれます。客観的に証明できるスキルや実績、資格を取得してから挑戦してみましょう。
SE(システムエンジニア)に必要な3つのスキル
SEになるには、身につけておきたいスキルがあります。中でも以下の3つは重要です。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 向上心
論理的思考力
SEには、論理的思考力が欠かせません。システムの設計や問題解決には、論理的なアプローチが必要になるためです。
例えば、複雑なシステムのバグを見つける際、論理的に問題の原因を突き止めて解決します。システム開発でも、どのように構築すればスムーズに動作するかを突き詰めていきます。
論理的思考力は、トラブルシューティングやプロジェクト全体の進行をスムーズにするために、必須です。SEの基本スキルとして、必ず身につけておきましょう。
コミュニケーション能力
SEには、優れたコミュニケーション能力も求められます。プロジェクトはチームで進めるため、円滑なコミュニケーションが重要になるためです。
例えば、クライアントの要望を正確に理解し、チームメンバーに伝えるといった業務が該当します。プロジェクトの目標を共有し、誤解やミスを減らして効率的に作業を進めるためにも重要です。
SEとしてのキャリアを成功させるためにも、コミュニケーション能力は磨いていきましょう。
向上心
向上心もSEには欠かせません。常に進化しているIT業界に追いつくため、最新の技術や知識を習得し続ける必要があります。
例えば、新しいプログラミング言語やツールがあれば、自主的に学んでください。業務の幅が広がります。
向上心を持ち続けることで、自分のスキルを高め、SEとしてのキャリアを長期的に築けます。継続的な成長を支える原動力として、必ず身につけておきましょう。
SE(システムエンジニア)になるにはITの知識と実務経験を積もう
SEは、システムの企画から運用まで幅広く対応するシステム開発のスペシャリストです。幅広い知識とスキルが求められます。
そのためSEになるには、ITスキルはもちろん、コミュニケーション能力などのビジネススキルも身につけておきましょう。実務経験とセットでアピールすることで、採用の可能性が高くなります。
もしSEを独学で目指すのが不安な場合は、プログラミングスクールでの学習も検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。年齢や経験を問わず、卒業後に活躍している先輩エンジニアが数多くいます。さらに、転職サポートの無期限延長保証も実施中です。無料体験授業や個別カウンセリングも実施しているので、まずは気軽にお問い合わせください。
よくある質問
SEになるには何年かかる?
SEになるには、テスト工程やプログラミング、要件定義や設計業務のスキルが必要です。それぞれ磨く時間を考えると、5年以上の経験が必要になるでしょう。
SEはどんな人が向いている?
SEに向いているのは、論理的思考力や問題解決能力が優れている人です。他にも、プログラミング言語に対する興味があったり、継続的な学習ができたりする人も向いています。
なぜSEは文系でもできるのですか?
SEはシステムに関する資料を読解して説明しなければならないためです。開発においてはチーム内で簡潔に情報を伝える業務もあり、文系の能力を大きく問われます。
理系と文系は、考え方の違いでしかありません。論理的思考ができれば、文系でも問題なくSEになれます。
エンジニアは何年で一人前になりますか?
一人前になるには10年程度が必要です。それだけ経験を積めば、どこへ行っても仕事ができます。フリーランスを考えている人は、10年程度の実務経験を見ておいた方が良いでしょう。