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【初心者向け】JavaScript学習ガイド|学習方法と重要なポイントをわかりやすく解説
- #プログラミングスクール
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「JavaScriptってどうやって勉強すればいいの?」
「JavaScriptを学びたいけど、どこから始めればいいのかわからない」
このように悩んでいる初心者は多くいます。JavaScriptはWeb開発において欠かせないスキルです。
一方で、複雑な言語でもあるため、初心者が学ぼうとするとどこから手を付ければいいのかわからず困ってしまう面もあります。
そこで今回は初心者の人に向けて、「JavaScriptを勉強する手順」を解説します。その他、勉強する際に知っておきたい「勉強のポイント」や「オススメの勉強方法」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
監修者
古里 栄識
クラウドエンジニア/RareTECHメイン講師
慶應義塾大学理工学部卒業。フリーランスエンジニアとして活動後、AWS Japanに入社。現在は、RareTECH講師としての登壇や、法人向けIT研修講師として勤務。情報処理安全確保支援士。
初心者が知っておくべきJavaScriptの基礎知識
JavaScriptを勉強する前に、まずは以下の基礎知識を知っておきましょう。勉強の理解度が大きく変わるので、重要なポイントです。
- JavaScriptの基本的な役割
- JavaScriptを学ぶ理由
- JavaScriptの環境環境
- JavaScriptとJavaの違い
JavaScriptの基本的な役割
JavaScriptは、Webページに動きを加えるための言語です。1996年頃に搭載されたことをきっかけに急速に普及しました。HTMLやCSSだけでは静的なページしか作れなかったのですが、JavaScriptによって動的な要素を加えられるようになったのです。
例えば、フォームの入力内容を確認する機能や、ボタンをクリックしたときに表示を変更するといった機能があります。普段、私たちがWebページで見慣れているものは、JavaScriptで作られていると認識して良いでしょう。
現在のWebページにおいて、なくてはならない言語なのです。
JavaScriptを学ぶ理由
JavaScriptを学ぶと、Web開発の幅が広がります。動的なコンテンツや視覚的にわかりやすい演出を追加できるため、Webサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させられるためです。
例えば、動的なデータ表示やリアルタイムでのデータ更新が可能になります。さらに、スライドショーを使って、Webサイトの回遊率を上げるといった施策も取れます。ユーザーにとって使いやすく、魅力的なサイトを作れるのです。
そのため、JavaScriptは多くの企業で求められるスキルとなっています。
JavaScriptの環境環境
JavaScriptの開発環境を構築するのは簡単です。大きくわけて、以下の2つの方法があります。
- ローカル環境を構築する
- ブラウザ環境を構築する
ローカル環境は、パソコン自体の環境を使って用意します。テキストエディタや統合開発環境(IDE)をインストールして、コードを書く形です。
一方、ブラウザ環境では、ブラウザの開発者ツールを使って環境を構築します。とはいえ、難しいものではなく、開発できるWebサイトにアクセスするだけです。非常に簡単に開発環境を整えられます。
どちらもメリット・デメリットがあるので、まずは実際に触ってみて、取り組みやすいものを選ぶと良いでしょう。
JavaScriptとJavaの違い
JavaScriptと似ている言語に、Javaがあります。両者は名前が似ていますが、全く別の言語です。
Javaは主にバックエンドの開発に使われる言語で、アプリケーションや業務システム開発にも用いられています。
一方のJavaScriptは、Webページの見栄えを向上させる目的で使用されます。動作環境も大きく異なるため、名前が似ているだけで全くの別物と考えておきましょう。
初心者にオススメのJavaScript学習法
初心者がJavaScriptを学ぶ際、どのような手順で進めればいいのか迷うものです。環境構築ができたら、以下の手順で進めてみましょう。
- 基本的な文法を学ぶ
- 簡単なプログラムを書いてみる
- オリジナルWebサイトを作成してみる
Step1.基本的な文法を学ぶ
まずは、JavaScriptの基本的な文法を学びましょう。 変数やデータ型、演算子、条件分岐、ループ処理など、基本的な概念を理解するようにしてください。学校の勉強やスポーツと同じように、プログラミングでも基礎が重要です。
書籍や学習サイトを活用して、まずは基礎をしっかりと固めましょう。ある程度の知識を身につけて自信がついたら、次の段階に進みます。
Step2.簡単なプログラムを書いてみる
基本的な文法を理解できたら、次に簡単なプログラムを書いてみてください。実際に手を動かさないとわからない部分が多くあるためです。
例えば、簡単な計算機や、ユーザーの入力を表示するプログラムを作成してみましょう。コードを書いていく中で、エラーの修正方法やデバッグの基本を自然と学べます。小さな成功体験を積み重ねられるので、自信にも繋がります。
非常に効果が大きいので、手を動かして自分だけの簡単なプログラムを書いてみましょう。
Step3.オリジナルWebサイトを作成してみる
より慣れてきたら、オリジナルのWebサイトを作成してみてください。学んだ知識を総合的に活用できます。実際のプロジェクトとして進めれば、JavaScriptの応用力も身につけられます。
オススメは、自己紹介ページや趣味のサイトです。デザインや機能も考えやすく凝ったものになりやすいため、実践的なスキルを養えます。場合によっては、ポートフォリオに掲載もできるでしょう。
本番と同じようにWebサイトを作成し、JavaScriptを使った仕事の感覚を掴んでいきましょう。
初心者がJavaScriptの学習で意識したい3つのポイント
初心者がJavaScriptを学習する際、意識したいポイントがあります。特に以下の3つは重要なので、覚えておきましょう。
- 毎日継続して勉強する
- わからないことは積極的に調べる
- 実際に動かして試してみる
毎日継続して勉強する
JavaScriptを学習する際は、どれだけ忙しくても毎日勉強するようにしましょう。継続こそ力なり、といいます。どんなスキルも、継続して学習しなければ上達しません。毎日少しずつでもいいので、時間を確保しましょう。
勉強する時間は、1日10分でも30分でも大丈夫です。通勤時間や休憩時間を使って本を読んだり動画を見たりして、少しずつ知識を習得していきましょう。
わからないことは積極的に調べる
学習中していてわからない部分が出てきたら、放置せず積極的に調べるようにしましょう。 そのまま放置していると、後で挫折してしまう可能性があります。
書籍やインターネットで調べたり、質問サイトを活用したりして、わからない部分を放置しないようにしてください。 調べる中で理解が深まり、問題解決能力も身につけられます。
実際に動かして試してみる
学んだ内容を実際に試してみるのも大切です。手を動かすことで理解が深まり、より深くスキルを身につけられます。
ブラウザ上で動作確認をしたり、簡単なプログラムを作成したりしてみましょう。 実際に動かしてみると、座学ではわからなかった問題点や改善点も見つけられます。
非常にメリットが大きいので、ある程度の知識を身につけられたら、実践にも積極的に挑戦していきましょう。
初心者にオススメのJavaScript学習方法3選
JavaScriptを学ぶ方法は、様々なものがあります。中でも初心者にオススメなのは、以下の3つの方法です。取り組みやすいもので挑戦してみましょう。
- 独学
- 学習サイト
- プログラミングスクール
独学
独学は、最も取り組みやすい学習方法です。低コストで始められ、自分のペースで学べるため、自由に学習を進められる特徴があります。通勤時間や休憩時間といった隙間時間を活用すれば、効率的な学習も可能です。
近年では、書籍はもちろんYouTubeや技術ブログといった無料で得られる情報サイトも多いため、基礎から応用まで幅広く学べます。
自分で計画を立てて進められる人にオススメの学習方法です。ただし、挫折しやすい点には注意しましょう。
学習サイト
学習サイトは、JavaScriptを体系的に学びたい人にオススメの学習方法です。サービスによっては質の高いコンテンツが揃っているため、効率的に学習できます。代表的なのは、以下のサービスです。
- Udemy
- Progate
- Codecademy
わかりやすい説明と実践的な課題が用意されているため、初心者でも無理なく学べます。効率よくスキルを身につけたい人にオススメです。
プログラミングスクール
プログラミングスクールは、プロの講師から専門的な指導が受けられる学習方法です。短期間で集中して学びたい人に適しています。
スクールによっては個別サポートやメンタリングが充実しているところもあるため、初心者でも確実にスキルを習得できます。就職・転職サポートを利用すれば、エンジニアへのキャリアチェンジもしやすいでしょう。
コストはかかりますが、得られるメリットの大きい学習方法です。
なお、JavaScriptを学べるプログラミングスクールの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
JavaScript初心者は初心者でも習得しやすいプログラミング言語
JavaScriptは、近年のWebサイトには欠かせないプログラミング言語です。習得すれば、エンジニアへのキャリアチェンジも夢ではないでしょう。
今回紹介した勉強方法は、誰でも取り組みやすい方法ばかりです。習得までは時間もかかるため、まずは自分に合った学習方法を探すところから始めてみてくださいね。
JavaScriptを独学で勉強するのに自信がない人は、プログラミングスクールも検討しましょう。中でも、オンラインスクールの「レアテック」がオススメです。代替の効かない希少型エンジニアとして活躍できる「一生モノ」のスキルと知識を学べます。
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よくある質問
JavaScriptを習得するのには何時間必要ですか?
個人差はありますが、未経験から基礎的な技術を習得できるまでには、200時間程度の学習が必要とされてます。
1日に3時間程度の学習時間を作ったとしても、3ヶ月~4ヶ月ほどかかるでしょう。
JavaScriptの学習順序は?
JavaScriptを学習する際、以下の流れで進めましょう。
- JavaScriptの特徴を理解する
- 本などを参考に見たコードを書き写す
- 構文を理解する
- JavaScriptで作られているWebサイトを見る
- 自分でWebサイトを作る
まずはJavaScriptの概念や基礎を理解してから、学習に取り組む流れです。
JavaScriptを扱うにはどんなスキルが必要ですか?
業務でJavaScriptを扱う場合、以下の知識は最低限必要です。
- ライブラリ
- フレームワーク
- サーバーサイド
- UI・UX
特にライブラリやフレームワークは必須なので、必ず覚えておきましょう。
Pythonは独学で何ヶ月かかりますか?
Pythonの習得時間は、独学の場合で360時間~540時間です。プログラミングスクールを利用しても、半年~1年はかかります。
JavaScriptよりも習得に時間がかかる言語と覚えておきましょう。
なお、Pythonについては以下の記事で詳しく解説しています。